いまさらながら、ケータイ小説の話。

一年以上前、ケータイ小説をかくぞ!みたいなことを書いてしまい(魔法のiらんどを試してみた)、いまだに「中川さんケータイ小説はどうしました、ウヒヒ・・・」などといわれるのだが、もちろん書いていない。

しかし、何もしなかったわけではない。まず、プロットを作った。これは一応できたのだが、第一話を書いてみると、これがなかなか難しい。

ケータイ小説は、なにしろ携帯電話の小さい画面で読まれるものだから、ブログで書いているような文章ではダメなのだ。

まず、一文が長いと読みにくくなる。セリフも短くしなければならないし、情景描写も簡潔にしなければならない。言葉も難解な言葉は使えない。この簡潔にするというのは得意なつもりだったが、いざやってみるとものすごく難しいことが分かった。

なにしろケータイ小説で一山当てようと思っていたので、第一話を書いた後、実際に女子高生数人に聞いてマーケティングをしてみた。

分かったことは、とにかく毎日のように更新しなければならないらしいということ。週一回ぐらいのペースで更新しようと思っていたのだが、それではダメだそうだ。これはかなりきつい。半分以上できてからでないとUPできない。

そしてもう一つ分かったこと。これが重要なのだが、彼女たちによると、最近(一年ぐらい前である)面白いケータイ小説がないと言う。どれも同じようなものばかりでつまらないということらしい。どうやら、すでに飽きてしまったようだ。

ケータイ小説のプロットなんて、どれも昔見た何か(ドラマとか少女漫画とか)の焼き直しみたいなもので、「同じようなもの」ばかりなのは当然なのだ。女子高生は昔見ていないから新鮮に感じたんだろうが、いくつも読んでしまえば「同じようなもの」ばかりになるのは当然である。だから飽きてしまったのだろう。

僕の作ったプロットは「昔見た何か」を継ぎはぎしたものだ。妙なところから持ってきているので、それなりにオリジナリティ溢れるものだが、今出しても絶対に売れないだろうと思った・・・といえばカッコイイが、なんだか面倒くさくなった。

そんなわけで、ケータイ小説プロジェクトは、サスペンド。魔法のiらんどのアカウントは生きているので、忘れたころに書くかもしれないけど、たぶん書かないな。