都会では〜自殺する〜若者が〜増えている〜。都会だけじゃないけど。

就活失敗し自殺する若者急増…4年で2・5倍に
就職活動の失敗を苦に自殺する10〜20歳代の若者が、急増している。
 2007年から自殺原因を分析する警察庁によると、昨年は大学生など150人が就活の悩みで自殺しており、07年の2・5倍に増えた。
 警察庁は、06年の自殺対策基本法施行を受け、翌07年から自殺者の原因を遺書や生前のメモなどから詳しく分析。10〜20歳代の自殺者で就活が原因と見なされたケースは、07年は60人だったが、08年には91人に急増。毎年、男性が8〜9割を占め、昨年は、特に学生が52人と07年の3・2倍に増えた。


自殺の理由は人それぞれだろうが、就活で死にたくなる気持ちは分からなくもない。

単純な試験なら、「勉強が足りないからもっと勉強すればよい」ということになるが、日本の就職はそうじゃないから対処の仕方が分からない。やれることと言えば、恐ろしくくだらない面接対策ぐらいだ。それをやっていた上で何社も落されると、人格を否定されているような気になるのは当然である。

さらに輪をかけてよくないのが、新卒採用というアホ制度である。就職活動なんかバイトか勉強でもしながらゆっくりやればいいはずなのに、この制度のせいで期限ができてしまう。人格を否定されて、期限に追い詰められたら、死ぬしかないと思う人がでてくるのも道理だろう。

だが、死ぬ前に考えてほしいことがいくつかある。

まず、日本の企業はまじめに人を採るつもりがないということだ。学歴にしても、新卒採用にしても、決まりきった面接にしても、コネにしても、そんなんで優秀な人材がとれるはずがない。それは彼らだって分かっている。とりあえず、そこそこの人を頭数そろえればいいと思っているのである。

人格の否定も何も、人事は人格なんか見ていない。いや、彼らには見る力がないのである。そんな連中のために死ぬなんてバカバカしいじゃないか。

何社も落されると「自分は社会から必要とされていないんじゃないか」と思うこともあるだろう。だが、社会から必要とされている人間なんてどのぐらいいるのだろう。そんなこと、20歳そこそこの人間が思うなんて、いくらなんでもちょっと図々しくないか。

世の中には、その人でないとできない仕事などというものはほとんどない。本当は「全くない」と言いたいところだが、人間国宝だの、その道の天才だのという人がいるから、全くではないが、およそない。

ないのに、雇う側は「あなたはわが社にとって大切な人材だ」とか「●●さんがいないと会社が動かない」とかいう。そう思っていてくれた方が都合がいいからである。

一方、働いている方も「自分がいないと会社が動かない」と思っておいた方が気分がいいので、そう思い込もうとする。しかし、その社員が辞めて会社がつぶれたという話を、僕は寡聞にして聞かない。あのスティーブ・ジョブズが追い出された後のappleでさえ、傾きはしたがつぶれはしなかったではないか。稀代のカリスマでさえそうなのだから、一般社員の替えなんかいくらでもいるのである。

最初から社会に必要とされる人間なんてどこにもいない。誰もが必要とされていないのだから「自分(だけ)は必要とされていない」なんて考えるのはナンセンスだ。

「誰かの役に立ちたい」とか、「人から必要とされたい」というのは貴い考えである。しかし、そんなのは二次的なことで、基本は「自分はどう生きるか」だ。そのオマケで人の役に立つとか、必要とされればそれでいいじゃないか。

とにかく、就活ごときで死ぬなんて、バカバカしいからやめた方がいい。