読んだ人のレスポンスが、コメント欄しかないときはよく分からなかったが、ツイッターやブックマークなどが登場して、人がいかにブログの記事をちゃんと読んでいないかがよく分かるようになった。体感ではその記事に訪れるユニークユーザーの1%ぐらいしかちゃんと読んでいないように思う。

例えば、2011年09月07日の「自分のマヌケを棚にあげて」では、作家や出版社がコピー代行業者を違法だときめつけたことを批判した。

彼らの言い分は、「本人に代わって営利目的でコピーすることは、著作権法で許される「私的複製」を逸脱している」という考えに拠っている。ここで僕は国会図書館のコピーを思い出し、最後にこう付け加えた。

ところで、昔(最近行っていないので今は知らない)、国会図書館のコピーコーナーでは市価の数倍の金をとって係員がコピーしてたが、あれは「本人に代わって営利目的でコピー」じゃないのかね。

前半部を読めば、僕が営利目的の代行コピーを著作権法違反だとは考えていない、つまり、国会図書館の有料コピーに対して批判していないことはすぐ分かる。それに「最近行っていないので今は知らない」と書いてあるのだから、僕には批判する資格すらない。

ところが、次のようなブックマークコメントがついた。
やた管ブログ:自分のマヌケを棚にあげて:はてなブックマーク

A 「国会図書館のコピーコーナーでは市価の数倍の金をとって係員がコピーしてたが、あれは「本人に代わって営利目的でコピー」じゃないのかね。」 いくらだったか分からないけど、営利目的ではないんじゃないかな。
B 国会図書館のコピーサービスのことにいちゃもんつけてますが、見当違いも甚だしい...だいたい「市価」って何なの?

まず、A氏の意見についてだが、営利かどうかはこのエントリの趣旨ではない。コピー代行屋が違法なら、国会図書館のコピーも違法になるんじゃないかと言いたかったのである。

B氏の意見は読んでいない代表的なものである。昔のコピーサービスにいちゃもんをつけても意味がないから、言及している段落でさえちゃんと読んでいないことがわかる。

文章を公開している以上、読者から批判されることがあるのは当然のことだ。だが、人の書いたことを批判するなら、最低限ちゃんと読んでからにしてほしいものである。