11月1日から、宮内庁が所蔵する資料をネットで公開した。

「五箇条御誓文」などネット公開へ…宮内庁:YOMIURI ONLINE
皇室などに代々伝わる古典籍39万点を所蔵する宮内庁図書寮文庫は、デジタル化した古文書や写真など約1万点の画像を11月1日からインターネットで公開する。(中略)公開されるのは、蔵書のうち、国文学研究資料館(東京都立川市)の協力でデジタル画像化した資料。鎌倉期の天皇直筆の歌集「伏見天皇御集」や「新古今和歌集」(写本)なども含まれる。

検索画面はこちら。
図書寮文庫所蔵資料目録・画像公開システム

さて、早速検索してみた。宮内庁書陵部本の善本で思い出すのは『とはずがたり』である。なにしろ、この世にたった一つしかない天下の孤本である。昭和47年に笠間書院によって影印本が刊行されたため、簡単に見ることができるが、いかんせんあまり印刷が良くない。

デジタル画像なら、高精細の美しい画像が見られるだろうと、いい時代になったなぁと期待して見たのだが・・・ナニコレ?バカにしてんの?

とはすかたり

本当はスクリーンショットを載せたいのだが、「禁無断転載」だそうなのでやめておく。上のリンク先を見るのが面倒な人のためにどうなっているか説明すると、影印の上に灰色のゴシック体で「禁無断転載 国文学研究資料館」という文字が斜めに入っているのである。それも一丁の墨付の部分だけで7つ。邪魔臭いことこの上ない。

他も見てみたが、国文学研究資料館のサーバーに接続されるものはすべてこうなっているようだ。これでは読むのに支障をきたす部分もあるだろう。国文学研究資料館とは研究を邪魔する資料館なのか。

ついでに無断転載を禁じる意味についても考えて欲しい。これらの資料は僕達の収めた税金で管理運営されている。いわば公共の遺産なのである。無断転載に何の問題があるのだろうか。

【2013/11/23 追記】
画像に書かれていた文字が変わった。「国文学研究資料館」が削除され、色が薄くなったようだ。
「図書寮文庫所蔵資料画像にはがっかりした」の続報:2013年11月22日参照