いよいよ今年の4月9日でMicrosoftによるWindowsXPのサポートが終了する。

新しいPCを買うのは仕方がないにしても、ハードウェア的にはまだ使えるXP機を捨てるのはもったいないという人は多いと思う。とはいえ、8.1や7を動かすには力不足だし、今どきXPをスタンドアロン(ネットに繋がないこと)で使うのも用途がかなり限られてしまう。

そこで候補となるのが無料でインストールできるPCLinuxだが、Linuxを使ったことがない人でも一番インストールしやすいのはubuntuだろう。

ubuntu Japanese Team

僕は9月にPCを大改造した後、Ubuntuをインストールして使っている。また2008年に買ったEeePC901にも入れて使っている。そこで、4ヶ月使ってみた結果、ubuntuがWindowsXPの代替としてどこまで使えるかを書いてみたい。

1・ブラウザ
一番気になるのがブラウザだが、これは何も問題ない。インストール直後の状態でFireFoxが入っているが、GoogleChromeもオープンソース版のChromiumが簡単にインストールできる。本家のChromeもGoogleからダウンロードしてくればインストールできるが、アイコンが寒々しい以外たいした違いがないのでChromiumで問題ないだろう。

唯一問題があるとすれば、IEでしか閲覧できないサイトではどうにもならないということだが、今どきそんなサイトはほとんどない。

2・アプリケーション
サブマシンとして使うのなら、OSをインストールした状態で必要なソフトはたいがい揃っている。とはいえ、人によってやりたいことはまちまちだから、新たなソフトウェアをインストールする必要がでてくるだろう。
ubuntuではubuntuソフトウェアセンターというアプリからソフトウェアをインストールするのが手軽だ。
ubuntuソフトウェアセンター

これは、androidのGooglePlayやiPhoneのAppStoreのようなものである。必要なアプリを検索して、インストールボタンを押すと簡単にインストールできる。

3.UI(ユーザーインターフェース)
UIとは簡単に言えば使い勝手のことだが、デフォルトの状態でWindows8よりははるかに使いやすいと思う。
Windowsと違い、LinuxはUI(デスクトップ環境という)を簡単に変えることができる。インストール直後のUnityというデスクトップ環境が気に入らなければ、別のものに変えればいい。

下の写真がそのunityである。左にあるのがランチャーで、ここからアプリを起動する。WindowsXPでいうスタートメニューとタスクバーに当たる。
unity

ランチャーにないものは、一番上のボタン(かWindowsキー)を押して検索する。ここではアプリだけではなく保存したファイルなども検索できる。
unity2

こちらはLXDEというデスクトップ環境。使い勝手はWindowsXPに近く、Unityほど多機能ではないが軽い。左下のヘンなマークがWindowsでいうスタートボタンだ。ちょっと古くて非力なパソコンにはこれを使うとよい。僕もeeePC901ではこちらを使っている。これもubuntuソフトウェアセンターからインストールできる。
LXDE


4.安定性
サーバーやスパコンで使われているためLinuxは安定しているというイメージが強いが、デスクトップとなると話は別である。安定性ではWindowsにはかなわない。とはいえ、頻繁にフリーズしてストレスが溜まるというほど不安定なわけでもない。
フリーズしたときのために、次の操作をどこかに書いておくといいだろう。Windowsで言うCtrl+Alt+Deleteである。

Alt+PrtScr(SysRq)+R+S+E+I+U+B

やり方はAltキーとPrintscreen(Sysrq)を同時に押してRSEIUBと順番に押していく。それぞれに意味があるが、最後のBで再起動すればOK。Windowsのctrl+Alt+Delと比べると指が釣りそうになるが、この方法なら安全に終了できる。ただし、これでも動かない場合(カーネルパニックという)があるので、そのときはリセットボタンを押すしかない。

5.起動時間
むちゃくちゃ早いのでびっくりする。
9月に改造した僕のPCでは、OS選択画面からログイン画面まで、WindowsXPが18秒、ubuntuが8秒だった。
もちろん、起動時間はPCの性能に比例するが、WindowsXpよりは早い。

6.OSのインストール
OSのインストールというと面倒くさいイメージがあるが、ubuntuのインストールはWindowsをインストールするよりもはるかに簡単である。ディスクに空きさえあれば、Xpと併存させることも簡単にできる。

WindowsXP機にubuntuをインストールする作業は次のような流れになる。

1.Ubuntuの配布サイトからイメージファイルをダウンロードし、DVDに焼くかブータブルUSBメモリを作る。
2.Windowsを終了し、DVD、またはUSBメモリから起動する。
3.インストール

2でDVDやUSBメモリから起動するのは、OSのインストーラーではなくOS自体なので、インストールしなくても使うことができる。これで起動できれば、UbuntuはそのPCで問題なく動くということになる。UbuntuはWindowsのディスクを読み書きすることができるので、Windowsが壊れた時にこのDVDを使ってファイルを救助するという技もある。

詳しいインストールの仕方はこちらを参照されたい。
Linux最強のディストリUbuntu 13.10のインストール方を解説するスレ!:IT速報
Ubuntu 13.10 のインストール:金子邦彦研究室