今年の4月にUbuntuが13.10から14.04LTSになった。

UbuntuのバージョンにはLTS(Long Term Support)が付くものと付かないものがあって、LTSは5年間サポートされる。ここでバージョンアップすれば、五年後まで何もしなくてもいい。とはいえ、OSのバージョンアップはいろいろ危険が伴うので、とりあえず7月の13.10のサポート切れまで、そのまま使っていたが、先月、ついにバージョンアップに踏み切った。

デスクトップの方は、オンラインでアップデートしたから、多少設定がおかしくなったところはあったものの、それほど問題はなかった。問題はネットブック(EeePC901)の方である。

EeePCは、UbuntuをLXDEという軽量デスクトップ環境に替えて動かしていたのだが(WindowsXP代替としてのUbuntu:2014年02月05日参照)、それよりもLXDEが標準になっているLubuntuをクリーンインストールすることにした。こちらの方が、動作が軽いと聞いたからである。

Lubuntuは、Ubuntuの公式派生ディストリビューションで、以下のサイトからダウンロードできる。英語のサイトしかないが、OS自体はちゃんと日本語で表示されるので心配ない。

Lubuntu

インストールの仕方はUbuntuと全く同じ。TOPの「Download lubuntu (Intel x86) desktop CD」からイメージファイルをダウンロードして、起動ディスク(EeePC901にはCDドライブがないため、UnetbootinでUSBメモリ)を作成し、そこからOSを起動して動作を確認した後、インストールする。

起動してみると、なぜかWi-Fiが繋がらない。それ以外は問題ないので、とりあえずインストールしてSSDから起動したみたが、やはりWi-Fiが繋がらない。全く繋がらないのではなく、一瞬だけ、電波を拾うのだが、キーを入力すると切れてしまう。何度トライしてもだめ。

仕方なく、ケーブルでLANに繋ぐと、ちゃんと接続された。とりあえず、最初の「ソフトウェアの更新」をして、Wi-Fiインジケーターをクリックしたみたら、今度はちゃんと繋ぐことができた。結局、Wi-Fiが繋がらなかった理由は不明のままである。Ubuntuの場合、更新が頻繁で、動作がおかしくても、更新しているうちに治るということがよくあるので、それだけの話かもしれない。

さて、実際に使ってみると、たしかに本家Ubuntuよりははるかにサクサク動く。最初に入っていたWindowsXPよりも明らかに軽い。

Lubuntuには、デスクトップ用とネットブック用の環境が用意されていて、ログイン時に選択できる。デスクトップ用はこんな感じ。
lubuntudesktop


ネットブック用はこんな感じ。
lubuntunetbook

ランチャーが全面に広がって、ネットブックの小さい画面でも使いやすくなっている。ただし、このランチャーはアプリとして起動されたものではないので、これを元のデスクトップに戻すには、一旦ログアウトしなければならないのが面倒くさい。僕の場合、このPCでは、ブラウジングとテキスト入力だけだから、ネットブック用は必要ないかもしれない。

プリインストールのアプリケーションもひと通りのものはあるが、Ubuntuに入っているものよりも軽いものになっている。例えば、オフィススイートはUbuntuではLibreofficeだが、LubuntuはAbiWord(ワープロ)Gnumeric(表計算)である。もちろん、後からLibreofficeをインストールすることもできる。

問題はそのインストールだ。これも、Ubuntu標準のものではなく、Lubuntuソフトウェアセンターなるものが入っているのだが、これが使いにくい。ソフトウェアがカテゴリで分類されているだけで、検索ができない。
lubuntuソフトウェアセンター

その代わり、評判のいいSynapticパッケージ・マネージャーがデフォルトで入っている。これはたしかに使いやすいのだが、初心者にはちょっと敷居が高い。

ちなみに、僕がインストール後入れたソフトウエアは、今のところ次の通り。

・Chromium(ブラウザ)
・Emacs24,ddskk(エディタ,Emacs用の日本語入力)
・mozc(日本語入力・デフォルトでAnthyが入っているので、入れなくても日本語入力はできる)
・Dropbox(言わずと知れた・・・)

日本語入力の設定など、本家Ubuntuに比べると、やや初心者にはハードルが高いように感じられた。だが、そのハードルを超えると、EeePC901でもかなり快適に使えるようになる。