もうすでに死語になっているような気がするのでちょっと説明しておくと、かつて、はしかは子供が必ずかかる病気で、「はしかのようなもの」というと、若い頃に一度はハマってしまう物事をいう。このブログでも、一度タイトルとして使ったことがある。

文学研究者がかかるはしかのようなもの:2013年06月23日

このはしかがついに撲滅されたという。これで「はしかのようなもの」は、完全に死語になった。

はしか:日本で「撲滅」 WHOが認定:毎日新聞
厚生労働省は27日、世界保健機関(WHO)が同日、日本をはしか(麻疹)の「排除状態」にあると認定したと発表した。「排除」は、日本に土着するウイルスによる感染が3年間確認されない場合に認定される。日本の認定は初めて。
はしかは高熱や全身の発疹などが出るウイルス感染症で、肺炎や脳炎を合併して死亡することもある。日本では2007年、10代から20代の若者を中心にはしかが全国的に流行し、対策が進む海外から「はしか輸出国」と批判された。このため、予防指針を示して排除に向けた取り組みを進め、15年度までの排除認定を目指していた。

2007年の大流行のことは、このブログで記事にしている。ある日、学校に行ったら、副校長から「はしかにかかったことがあるか、予防接種を受けたことがあるか」と聞かれて、流行していることを知ったのである。
はしか:2007年05月19日
今日は行く先々の学校で、副校長から「はしかにかかったことがあるか、予防接種をしたことがありますか」と聞かれた。なんでも、非常勤をふくめた職員全員に聞くことを義務付けられており、どちらもない人は、安く予防接種を受けられるのだそうだ。


「日本に土着するウイルスによる感染が3年間確認されない場合に認定される。」ということは、2012年には撲滅されていたことになる。2007年の大流行から、5年で撲滅できたのはすごいと思うが、「対策が進む海外から「はしか輸出国」と批判された」ということは、外圧が無ければ撲滅できないのかという、ちょっと情けない気もしなくもない。