Ubuntuを使うようになって二年近く経ったが、Windowsは完全に必要なくなった。しかし、ラベル印刷だけは、どうにもうまくできない。

Windowsで作る場合、excelなどのデータをWordに流し込んで作成するのが一番多いパターンだろう。Ubuntuだと、プリインストールされているLibreOfficeを使って同じようにできるのだが、何故だかやたらと難しい。やり方を書いてあるサイトを見て、やっとできるようになったが、そんなに頻繁にやる作業ではないから、やるたびに忘れてしまい、毎回同じサイトを見ないとできない。どうしてもこの方法でやりたい方は次のサイトをどうぞ。

OpenOffice/LibreOfficeでラベルの差し込み印刷:r271-635

もうちょっとマシな方法はないものかと思って、Ubuntuソフトウエアセンターから探してみたら、gLabelsなるラベル作成専用アプリを発見。これがとても使いやすかった。

インストールはすでに述べたように、Ubuntuソフトウェアセンターから簡単にインストールできる。GNOME用にできているので、他のLinuxディストリビューションでもリポジトリに入っているだろう。

まず、ファイル>新規でテンプレートを選択する。ベンダー(メーカー)、サイズ、型番等からテンプレートを選ぶのだが、日本で主流のエーワンなどは無いので、その場合、「独自のスタイル」タブを選択し、「追加(A)」でテンプレートエディタを呼び出して、数値を入力し作成する。もちろん、新しく作ったテンプレートは保存できる。
新規ラベルまたはカード

テンプレートを決めたら(続行を押す)、ラベルのデザインをする。デザインの方法は、ドローソフトなどと同じで、文字列の枠を作り、文字を入れればよい。文字の大きさやフォント等の設定は枠単位になる。

名刺などのように、全て同じラベルを作るときは、必要なだけ文字枠を作り入力する。文字枠はインライン編集に対応しておらず、プロパティの「文字」というタブに入力する。なお、文字枠だけではなく、バーコードやピクチャーを入れたり、簡単な図形を描くこともできる。
名刺例

郵便物などに貼る、ラベルシールの場合は、まず住所録等のデータを用意する。残念ながらexcel形式等には対応していないので、データをCSV(カンマ区切りのテキストファイル)で保存し直す。

今回は疑似個人情報データ生成サービスで生成したダミーデータを使った。
ダミーデータ

ダミーデータ2.csv

メニューから、オブジェクト>プロパティの結合を選択し、データの書式(カンマ区切りの値)とデータの場所を設定する。

プロパティの結合

レコードの選択はチェックマークを付けたデータが印刷される。通常、最初のレコードは見出しなので、チェックを外しておく。あとはOKを押す。

文字枠を挿入する。右側にプロパティが表示されるので、下の「結合フィールドの挿入」を押す。

ダミーデータの場合、
1・連番
2・氏名
3・郵便番号
4・住所
5・建物
に対応しているので、郵便番号を入れたいときは、3を選択する。

結合フィールドの挿入

このようにして、ラベルに必要な結合フィールドを並べていく。

レイアウト完了
<レイアウト完了>
これで完成。後は印刷するだけ。これを印刷すると、次のようになる。

出力.pdf

データをソートするとか、条件によってレコードを選択するというような、高度な技はできないが、最初のcsvファイルさえちゃんと作ってしまえば、Excel+Wordで作るよりよほど簡単である。