8月から9月にかけて、デモ関連のエントリばかりになってしまった。

政治というのは、無理にでも理屈を通すものだと思っていたが、そうじゃないということを痛感させられたのが、今月だった。今の日本の政治は気分だけで行われ、気分だけで支持されている。

中国が攻めてくる気がする(何しに攻めてくるの?)。だから今すぐ集団的自衛権が必要な気がする(攻めてきても、個別的自衛権で対応できる)から、憲法9条なんかどうでもいい(よくない)。

安保反対デモは、敵のような気がする(デモ妨害する方が民主主義の敵)。デモ参加者は自衛隊を廃止したいと思っているような気がする(いろいろな人がいる)。参加者は金をもらっている(そんな金どこにある?)。

アベノミクスは成功しそうな気がする(だいぶヤバくなってきた)。安倍首相の言っていることは正しそうな気がする(具体性と一貫性がない)。山本太郎は政治家失格のような気がする(山本太郎の質問は首相の答弁よりもずっと良かった)。

シリアからの難民を受け入れたら、沢山シリアから人が来るような気がする(そんなに来ない)。難民が来たら国内が混乱するような気がする(対策すれば問題ないし、混乱するほど来ない)。

SEALDsのコールで「屁理屈言うな!」というのがあって、僕はあれが嫌いだった。察するに、彼らは学生だから、そう言われることが多いのだろう。僕も20代の頃は、ちゃんと理屈をこねているつもりでも「屁理屈」として処理されてしまうことが多くて憤ったものだ。

しかし、屁理屈は「屁」が付いても一応「理屈」である。安倍首相は、せめて屁理屈ぐらい言ってくれよと思うのである。