何ヶ月前だったか忘れてしまったが、妻が突然、「もう東京電力の電気は使いたくない。東急にする」と言い出した。反原発の何からしい。

うちの電気使用量はちょっとびっくりするぐらい少ないので、電力会社を変えたところで、そんなに違いが出るとは思わなかったが、少しでも安くなるなら反対する理由もない。それに脱原発なら僕も賛成だ。

これまでは僕が東京電力と契約していたが、これからは東急のポイントカードを持っている妻の契約となった。支払いも妻になるが、いずれ精算するのでどちらでも同じだ。僕のクレジットカードのポイントがつかなくなるぶん損ともいえるが、これも大したことはない。だが、ここに思わぬ落とし穴があった。

電力会社を変えるためには、メーターをスマートメーターなるものに変えなければならない。取り換え費用は電力会社持ちなので、契約者は一銭もかからない。気がついたら、なにやらカッコいいメーターに変わっていた。

で、これがスマートメーター。円盤がくるくる回る機械式に比べると、なるほどスマートである。
スマートメーター
デジタル表示が小さすぎて、検針の人が大変だろうなと思ったら、もうそんなスマートじゃないことはしない。メーターそのものが電力会社と通信して、使用量と電気を使った時間をすべて電力会社に報告する。さすがスマートメーターである。

で、その時間刻みの使用量をWebでユーザーが確認できる。ん?

妻は義母の介護のため、週に二回、実家に帰る。その時は、僕一人になるのだが、その時の電力使用量が時間単位で分かるのだ。つまり、僕が何時に寝たか、電力使用量でだいたい分かってしまう。普段夜ふかしなので、夜間外出しようものなら、たちどころにバレてしまうだろう。

ここにグラフのスクリーンショットを貼り付けたいところだが、なにしろ妻の契約なので、僕はグラフを見ることもできない。恐ろしい時代になったものだ。