夏、福建省を自転車で走っていた時、昼食に入った食堂で、「暑いから、ちょっと昼寝していけ」と言われた。大変ありがたい提案だったが、昼寝すると目的地にたどり着けない可能性が高いので、お断りした。
食堂

何度もそういう提案を受けるので、なんでそんなことを言うのか聞いてみると、福建省の農村では午前11時から午後3時までは休憩なのだそうだ。暑すぎて仕事にならないからである。その時間、自転車を漕いでいる奴は、ちょっと頭のおかしい人に思えるらしい。

それにしても、4時間の昼休みである。一見無駄のようだが、たしかにこの時間帯に働いても無駄に体力が奪われるだけで効率が悪い。農民的には理にかなっているのだろう。

福建は南方だから、やたらと蒸し暑い。東京に帰ったらさぞ涼しかろうと思っていたら、大差ないどころか、むしろ福建より暑いぐらいだった。東京の場合、夜になってもさっぱり涼しくならない日があるのでたちが悪い。

それ以来、福建省農民の知恵を借りて、夏休みは11時から午後3時はなるべく働かないことにした。というわけで、3時過ぎたので、これからちょっと出かけてきます。