自民 竹下氏 同性パートナーの宮中晩餐会出席は反対:NHKニュース
自民党の竹下総務会長は、23日、岐阜市で開かれた党の会合で、海外からの国賓を迎えて開かれる宮中晩餐会に関連し、「国賓のパートナーが同性の場合、出席に私は反対だ。日本の伝統には合わない」と述べました。
まーた都合よく「日本の伝統」とか言っちゃって・・・と思ったが、よくよく考えてみると、それほどおかしな話ではないことに気がついた。

辞書を引くと、「伝統」は次のように書かれている。
ある集団・社会において,歴史的に形成・蓄積され,世代をこえて受け継がれた精神的・文化的遺産や慣習。(三省堂 大辞林 :Weblio
ことほどさように、伝統とは「歴史的であること」と、「世代をこえて受け継がれたものであること」の二つの条件を満たさなければならない。

たとえば、平安時代の十二単は日本の伝統的な服装と言えるだろうか。現代に受け継がれていない以上、歴史的な服装ではあっても、日本の伝統的な服装とは言えないだろう。一般人のチョンマゲもそうだ。力士のチョンマゲなら現在も受け継がれているのだから伝統になる。

逆に、「伝統の巨人阪神戦」などというが、阪神タイガースが結成したのが1935年。たかだか80年程度しか経っていない。それでも、現在まで続いているから、伝統と言っても誰も疑問を持たない。

竹下氏の発言に戻ると、彼の言う「日本の伝統」が何を指しているのかさっぱり分からないが、国賓のパートナーが同性だったことなどこれまでないし、現在の日本では同性の結婚を認めていないのだから、まあ間違ってはいないのである。

というより、今までにない例である以上、「日本の伝統には合わない」というのは全く理由になっておらず、「反対だから反対」と単なるワガママ言いたいのを、それじゃあんまりだから意味のない言葉を付けているだけである。このような手合に、「日本の伝統にそんなのはない」とか、「歴史上はあった」とか、「衆道がどうの」などと言っても無駄である。

こういう手合に言う言葉はただ一つ。

もうあなたの時代は終わったので、隠居してください。