春秋か暮秋か:2018年05月25日の続き。

詳しくは上の記事を読んでいただきたいが、このとき、烏丸光広本の『徒然草』第7段「かげろふの夕べを待ち、夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし。」の「春秋」を「暮秋」と読むべきではないかと書いた。

結論からいうと、これは「春秋」で問題なかった。

『徒然草』は現在24段まで翻刻したが、すでに全く同じ字形が二度(7段も含めると三回)出てきた。そして、それは「春」以外に読みようがないものだった。
春秋・春めきて・春日
左・・・最初の記事で書いた第7段「夏の蝉の春秋を知らぬもあるぞかし」
中・・・第19段「鳥の声なども事の外に春めきて
右・・・第24段「ことにをかしきは、伊勢・賀茂・春日・平野・住吉・三輪・・・」

というわけで、お騒がせしました。