Twitterで「ピアノのレッスン代を財布から渡すのはマナーがなっていない」とかいうピアノの先生のTweetを見て、「ハア?そうかぁ?」と思った。

僕も、教材費や書写検定の受験料などで、生徒からお金を預かることがある。誰に仕込まれたのか、ほとんどの生徒が封筒に入れてくる。件の先生からすれば、うちの生徒は「マナーができている」ということだろう。

丁寧なのはいいが、僕としては封筒なんか入っていないほうがいい。たまに「先生、封筒がないんですけど」なんて言ってくる生徒もいるが、「いや、そんなのむしろいらん」なんて答えている。

お金を預かったら、払った人の目の前で金額を確認する。それこそがお金をやり取りするときのマナーだと思うのだが、封筒に入れられていたら、わざわざそこから出さなければならない。それに、どういうわけか封筒に入れてくる生徒ほど、お金を渡したらさっさと帰ろうとする。

僕としては、目の前で封筒を開けるのは、なんだか相手を疑っているようで悪い気がするし、それ以前に手間がかかる。一人二人ならいいが、こういうときは10人20人といっぺんに持ってくるので、本当に面倒くさい。ついでに、封筒には名前が書いてあって、再利用もできないから余計なゴミが増える。いいことは一つもない。

たぶん、祝儀や香典・お年玉あたりからの連想なのだろうが、あれは金額が支払う人に任されていて、金額が間違っているということがありえないから確認する必要がないのだ。支払う額がもらう人と払う人の合意に基づいている場合、確認しにくい封筒に入れるのは、かえって失礼なのではないか。

とはいえ、誰かがマナーとして仕込んだことだろうから、大々的に「教材費・検定料金は裸で持って来い」とも言えず、毎回悶々としている。