最近、自転車ネタがぜんぜんないのは、乗っていないからである。結婚を期に乗る頻度が減り、二年前にトランクルームにしまってからは、引っ張り出すのが面倒くさくて全く乗らなくなってしまった。

先日、ちょっと乗ってみようと思って、引っ張り出してみたら、リアディレーラー(変速機)が真ん中(4段ぐらい)からロー側に入らない。最後の1段が入らないぐらいなら自分でも調節できるのだが、半分までしか行かないのでは僕では対処できない。

普段乗っていないとはいえ、ギアが入らないのは気持ち悪いので、自転車屋へ持っていった。すると、シフターのグリスが固まっているか、壊れているか、どちらかだろうという。壊れている場合はちょっとかかるが、グリスが固まっている場合はせいぜい3500円ぐらいで直るという。他にも問題があれば見てくれるというので、この際だからよろしく頼んだところ、後から電話がかかってきて・・・。

「いろいろ劣化していて、全部直すと10万円ぐらいになっちゃうんですけど・・・」

3500円が10万円に跳ね上がった。19年前に買った自転車で、いろいろ劣化しているのは分かっていたが、乗らなくなるまではちゃんとメンテナンスしていたので、そこまで行くとは思わなかった。

もう一度自転車屋へ行き、パーツのグレードを下げるなどして、最終的には8万円になった。パーツそのものは大した値段ではないが、修理箇所が多く工賃がかかってしまったのだ。ちなみに、リアディレイラーの不具合は、最初に言われた通りシフター内のグリスの固着だった。

ともあれ、ビカビカになったし、以前とは比べ物にならないほど乗り心地が良くなった。せっかく8万円もかけたので、とりあえず自慢してみる。

これが僕の自転車、アレックス・モールトンAPB。アレックス・モールトンには通称お城製といわれるやたら高いモデルと、パーシュレイというイギリスのメーカーが作ったものと、日本のブリヂストンがつくったものがあるが、これはお安いパーシュレイ製。それでも買った時は30万円した。
APB
今回交換した部品で、外から見た目で分かるのは二つだけ。一つはタイヤ。タイオガのパワーブロック。最初に勧められたのが1本で5000円以上するやつだったので、もう少し安いのないかと言ったらコレがでてきた。こちらは1本1800円。落差が激しすぎる。
tiogapowerblock
もう一つはサドル。サドルというものは値段が高ければいいというわけではなく、自分のケツに合わなくてはならない。何度か変えたのだが、どれも僕のケツに合わなかったため、最初についていたAVOCET O2をずっと使っていた。中からアンコがはみ出しているほどボロボロになっていたので今回交換したのだが、ボロボロになったAVOCET O2の写真を撮っておかなかったのが悔やまれる。なお、まだ長距離を乗っていないので、僕のケツに合っているかどうかは不明。
サドル
モールトンといえばトラス構造。トラスフェチのあなたのために、一番ごちゃごちゃした角度から撮ってみた。
トラス
この自転車の設計者であるアレックス・モールトン博士は、自動車のミニのサスペンションの設計者でもある。モールトン博士はミニの大きさにサスペンションを収めるため、なんとゴムの塊でサスペンション(ラバーコーンサスペンションという)を作った。この自転車のリアサスペンションもラバーコーンになっている。ミニのサスペンションは潰れると聞いていたので交換を覚悟したが、こっちは問題なし。逆にフロントサスペンションのバネが交換になった。
ラバーコーン
さて、実は自転車よりも問題なのが靴である。なんと19年前に買って一度も買い替えていない。以前は、お遍路だの通勤だの、かなり過酷に使っていたので、ボロボロにもほどがある。よく今まで履いていたものだ。
古い靴
靴なんか何でもいいじゃないかと思われるかもしれないが、これは靴とペダルを一体化させるビンディングペダルである。それ用の金具(クリート)が付けられる靴でないとダメなのだ。
クリート
毒を喰らわば皿までというわけで、靴も新調した。本当はマジックテープで留めるやつにしたかったのだが、ちょうどいいサイズがなかった。まあ、これはこれで普通の靴っぽくっていい。
新しい靴
古い靴から比べると、ずいぶん軽くなった。自転車用の靴というのは、ソールが固くできていて歩きにくいものだが、街乗り用なので思ったより柔らかく歩きやすい。

というわけで、靴代も含めると、全部で10万円近くになってしまった。これは乗らなきゃ損だな。