昨日、寝る前にTwitterを見ていたら、7月1日に導入されたQRコード決済サービス7Payに不正アクセスがあり、大混乱になっていた。なんでも、勝手にとんでもない額が入金され、とんでもない額の商品が買われていたという。

【注意喚起】「7pay」でさっそくクレカ不正利用 相次ぐ高額チャージ→使用、ようやくセブンも認める:togetter

どのような経緯かまだ明らかではないが、サービスが始まってすぐに起こったので、以前から計画していたのではないか。今のところセブン・イレブンでしか使えない決済方法なので、どう考えても足がつきやすいのに、よくやったものだ(褒めてない)。すぐに捕まるだろうとは思うが、なかなか太い奴である。

しかし、それ以上にびっくりしたのが、社長の会見である。

二段階認証を理解していなさそうなだけでなく、聞いていると自社商品自体の理解が不十分のように思える。自社商品といっても今は7Payだけ、これで社長なのだから驚くよりほかない。

日本初のpayならまだ分からんでもないが、後発も後発、OrigamiPayだのLinePayだの楽天Payだの、すでに出きって、「まだやんの?Payはもういいよ」とか言われている状態のスタートである。不正利用についてはPayPayが先輩だ。社長なら、自分の会社のpayは言うに及ばず、先行のpayもすべて試して、payの一から十まで知っておくべきだろう。

要するに、自社製品に対して全くの素人が社長をやっているのだ。もちろん素人が社長をやっていけない法はない。素人のままなのが問題だ。たぶんこの人も他に強みがあるから社長になったのだろう。だが、素人でもその商売のトップとなったからには、自分の商売の勉強しなければならない。いくら他に強みがあっても、それをしない人がトップに立つのはどう考えてもおかしい。

繰り返すが、素人がトップになること自体が悪いのではない。そういう人に求められているのは、専門家にはできなかったこと、気が付かなかったことをやってもらうことだろう。しかしそれは、専門家のやっていることを無視するこというこではない。十分理解した上で、専門家を活かすことを期待されているのである。

言葉をかえて言うと、そういう人はジェネラリストであることを期待されているのだ。ところが本人はジェネラリストの素質もなく、スペシャリストのままで自分の専門性を押し付ければいいとすら思っている。だから、別のスペシャリストのことを理解しようとしない。

ひとえに人選が悪い。スペシャリストがその分野でトップになるにしても、他から別分野の人を持ってくるにしても、トップにはジェネラリストとしての素質が必要で、そうでない人をトップに立てるからこうなるのである。○○を知らない××大臣(○○・××にはお好きな言葉を入れてください)だの、不祥事まみれの公募校長だの、みな同類である。