今日は8月9日、長崎に原爆が投下された日だが、もう一つ大事な日である。本来なら今日が東京オリンピックの閉会式のはずだったのだ。

思い起こすと2012年の10月、勤務先(都立高校)のレターボックスにオリンピック招致のバッジが入っていた。同じ日に祖母が老人会でオリンピック招致のクリアファイルをもらってきた。そのころ「オリンピック招致なんてムリだろ」と思っていたから、在庫一掃セールだと思った。これは僕だけではない。そのころの都民の大多数はそんな感じで、そもそもやって欲しいとも思っていなかった。
オリンピック招致バッジオリンピック招致クリアファイル
ところが、だんだん学校にポスターやらのぼりやらが飾られるようになって、「こいつら、マジでやるつもりだ!」と思っていたら・・・。
オリンピック招致ポスターオリンピック招致のぼり
例の「お・も・て・な・し」で、2013年9月に2020年の東京開催が決定された。

ずいぶん前に友達から、オリンピックで上がる株の銘柄を教えてくれと言われた。僕は、「2020年にオリンピックが開催されることはもう世界中誰でも知ってることだろ。オリンピックで上がる銘柄は、もう上がっている。中止になったら下がる銘柄があるから、中止になる前にそれを空売りすればいい」と答えた。もちろん、中止を予想していたのではなく、中止になるわけはないという冗談である。

ところが、この冗談が現実になった。正確には一年延期だが、それだって怪しいものだ。しかも、去年までは猛暑で事故が危ぶまれていたが、今年は期間中のほとんどが梅雨で、暑かったのは最後の一週間だけ。心配した気候の方はたいしたことなくて、だれも予想しなかった疫病で延期である。

たぶん、これからもまったく予想だにしないことが続くだろう。大事なことは、予想しないことが起きても、柔軟に対応することである。そして、一番愚かなことは、予想が間違っていても、対応を修正しないことである。