明日から9月になるのだが、学校は一週間前に始まっているので、「あれ?明日から9月?」という感じがする。長年この仕事をしていると、学校が始まると自動的に9月になった気がしてしまうのだ。それにしては暑すぎるのだけれど。

コロナは感染者数的にはちょっと落ち着いているようだ。しかし、何か特別な対策をしたわけではないから、たぶん季節要因だろう。暑さが直接関係あるのか、暑さで人の移動が少なくなったことが関係あるのか、その両方かもしれないが、これから涼しくなるにしたがってどうなるか、注視していきたい。

さて、今月の一番大きなニュースは何と言っても安倍首相の辞任である。

首相が辞任を正式に発表するちょっと前、「なんだか今回はちょっと違うな」と思わせることが多かった。マスコミが安倍首相の病状についてやたらと報道するようになったのである。何日に検査に行ったとか、何時間かかったとか、はては歩き方が遅くなったとか、ちょっと頭が悪いんじゃないかと思う報道が増えた。

7年8ヶ月もやっていて持病があるのだから、今までだってそんなことはあったはず。もし、なかったとしても、なにしろ最高権力者の健康は国家機密らしいから、お忍びで病院にいくこともそれほど難しいことではないだろう。それが救急でもないのに病院の前に報道陣がたむろしていた。どう考えてもおかしい。

たぶん、株式市場がどう反応するか、観測気球を上げていたのだろう。この時はほとんど反応しなかった。さすがに辞任を表明したときは大きく下げたが、次の日には戻っている。それ以後も安定しているから、観測気球のとおり、首相の辞任表明は株価に影響を与えなかったのである。

アベノミクスの主役が辞任し、次の総理大臣は決まっていない。普通なら株価はもっと不安定になるはずである。ようするに市場は、次の総理大臣は誰でもいいと考えているということだろう。