投資の話(その3)の続き。

前回、株式投資をするなら米国株を中心にして長期的に投資すべきだという話を書いた。長期投資の場合、銘柄選びが重要である。では、どんな銘柄を選べばよいのだろうか。

初心者は難しいことを考える必要はない。長期投資をするのだから、長期的に株価が上がっている銘柄を買えばいいのである。それには20年以上の長期チャートを見て、右肩上がりの株を買えばいい。

一番わかり易いのがETFである。ETFは投資信託の一種で、個別の株と同じように株式市場で買える。その株価(?)は何らかの指数(株式指数や金価格など)に連動している。一番メジャーなETFである、SP500指数(米国株の指数)に連動しているETF($SPY)の、2000年から現在までのチャートを見てみよう。
SPY
一番左のボコっと下がっているのがITバブル崩壊で、次がリーマンショックである。そういう下落局面が何度かあっても、20年間を均してみると右肩上がりになっているのが分かる。こういうチャートを描いていれば、万一何らかの理由で暴落しても、長期で持っていればちゃんと利益が出る。

個別株でも、同様に右肩上がりのチャートになっていれば安心だ。例えば、みんな大好きアップル($AAPL)。
apple
イヤイヤ仕事で使っているマイクロソフト($MSFT)。
MSFT
アリエールでしょのP&G($PG)。
P&G
最後のP&Gはアップルやマイクロソフトと比べると上がった量は少ないが、それでも確実に右肩上がりになっているのが分かる。米国株でこういう銘柄を見つけるのは非常にたやすい。

それでも米国株は怖いというあなたのために、日本を代表する時価総額1位のトヨタ自動車のチャートを見てほしい。
toyota
右肩上がりと言えなくもないが、先ほど挙げた米国株と比べて上がり下がりが激しい。残念ながら我慢して長期で持っていれば大丈夫とは言いにくい。

もちろん、日本株にも右肩上がりの株はある。例えば、現在トヨタに次いで時価総額二位のキーエンス。
Keyence
チャート的には、これならよさそうだ。

ところが、東京株式市場には単元株というものがあって、キーエンス株の場合100株単位でしか買えない。キーエンス株は現在57,530円なので最低5,753,000円必要になる。二単元買ったら11,506,000円、買えるかそんなもん。

それが米国株なら1株から買える。アップルなら$150(¥16,548)、マイクロソフトなら$288(¥31,772)、P&Gなら$140(¥15,445)あれば買える。1株でも100株でも123株でも買える。つまり、自分の資金に合わせて買うことができるのである。

米国株はドル建てなので、日本円に直すと為替による変動があるのが欠点だが、それを上回る利点がたくさんある。そんなわけで、株式投資を始めるなら米国株から始めることをオススメする。