去る12月13日(月)、近所の眼科へ行ったところ網膜剥離と診断され、紹介状を書いてもらい次の日に大学病院に行ったら即入院、15日に手術をして昨日(21日)やっと退院できた。暮れの忙しい時期によもやこんなことになるとは思ってもみなかったが、記録しておけば誰かの役に立つかもしれないので、忘れないうちに詳細に書いておく。

無事退院した今、まず最初に言っておきたいことは、「妙なものが見えたらすぐ眼科へ」である。

さて、最初に目の異変に気付いたのは12月6日(月)である。料理をしていたらスライサーで豪快に親指を切ってしまい、けっこうな出血をした。とりあえずガーゼで指を巻いて、止血のため手を上にあげ仰向けに寝ていると、右目に妙なものが見えた。

僕はもともと飛蚊症(糸くずみたいなものが視界に飛んで見える)が見えることがあるのだが、このときは見たこともない透明なビニールみたいなものがフワフワと飛んだ。飛蚊症というより飛びクラゲ症である。蛍光灯の光りに照らされてなかなか綺麗だった。
網膜剥離直前
「なんじゃこれは」とは思ったものの、今緊急の問題は出血を止めることと指の痛みを我慢することである。クラゲなんかにかまってはいられない。たぶん指を切ったショックで変なものが見えちゃったのだろうと思って、止血に専念していたら、出血も飛クラゲ症もおさまった。

後で眼科医に聞いたところ、これが網膜に穴が開いた瞬間だろうという。この時点では穴が開いただけなので、すぐに眼科へ行っていれば入院・手術せずともその場で治療できたらしい。なお、指のケガと網膜剥離は全く関係がなく、たんなる偶然だったようだ。

それから数日後、視界の下の方に黒い影が出てきた。写真に指が写り込んだ状態によく似ている。
網膜剥離発症
それが何日か続くので、さすがにこれはおかしいと思い12月13日(月)の仕事終わりに眼科に行った。診断結果は網膜剥離で、失明する可能性もある危険な状態なので、一刻も早い手術が必要とのこと。次の日の朝一番で入院覚悟で紹介先の大学病院に行けと言われた。

網膜剥離は網膜、つまりカメラでいうフィルム(デジカメのイメージセンサー)に当たる部分が、目玉本体から剥がれる病気である。最初の飛クラゲ症のとき網膜に開いた穴から、目玉本体と網膜の間に水が入り、次第に剥がれが進んでいくという。僕の場合、穴が二つ開いていた。

レンズを通った画像は上下逆さまに網膜に映るので、影が下に見えるということは、網膜の上の方が剥がれたということだ。網膜は重力により上から下に剥がれるため、下が剥がれる(上に影がでる)よりも危険な状態だという。物理的な振動も症状の進行を進めるので、こうなったらヘッドバンキングなどはせず、安静にしなければならない。

眼科で言われたとおり、14日の朝イチで大学病院に行ったら、その場で緊急入院決定。PCR検査もしているので、検査後にはもう外には出られない。手術は次の日の午前中となった。

その2につづく