成績を付ける作業をしていて去年の網膜剥離のことを思い出した。幸いその後はとくに問題なく過ごしている。大したことではないのだが、記録しておけば何かの役に立つかもしれないので、一周年を記念して書いておこう。

発端は十二月の始めである。玉ねぎをスライスしようとして、スライサーで右手の親指をスライスしてしまった。ケチった末、玉ねぎとのチキンレースに敗れたのだ。思えばそのひと月前にも、左手を自らバーナーで炙って火傷をする(墓参りの必需品を買って、ぷくー:2021年11月23日参照)という、間抜けなケガをした。どうやら呪われていたらしい。

僕の親指は一ヶ所だけ直線的になり、そこからちょっとびっくりするほど血が流れた。絆創膏ぐらいでは血は止まらない。心臓より上に指を上げれば止まるんじゃないかと思って手を上げたが、すぐにくたびれてしまう。そこで布団に仰向けに寝て手を天井に向かって上げるという画期的な方法を思いついた。

仰向けだから天井の照明が見える。するとなぜか右目に透明なクラゲのようなものがフワーッと浮かんで見えた。きらきら光ってなかなかきれいだ。
網膜剥離直前
網膜に穴があいたのはこのときらしい。しかし、今問題なのは指の出血である。目は痛くも痒くもない。たぶんショックで変なものが見えるのだろうと思って、そのまま放置した。

やがて、指の出血はおさまった。出血以前にナゾのクラゲもすぐに見えなくなった。後で眼科医に聞いたところによると、この時点で病院に行っていれば、入院しなくてもすんだかもしれないという。ちなみに指詰めと網膜剥離は何の関係もないらしい。

二・三日して右目の視界の下の方に黒い影が出現するようになった。フワーッと動く例のクラゲと違い、視界に固定されている感じでとても邪魔くさい。写真を撮るときにレンズに指が入っちゃった感じだと思ってもらえればいい。
網膜剥離発症
最初はすぐに消えることを期待していたが、数日経ってもこの影は消えない。ネットで調べてみると、網膜剥離のときにこんな症状がでるという。

さすがにやばいと思って眼科に電話すると、すぐに来いという。その日は授業があったので、授業が終わり次第眼科に行った。これが、例のクラゲが見えてから一週間ほど経ってからである。

その2へつづく。