先日、かつて祖母が住んでいた家の前を通ったら、壁の塗装が剥れていた。剥れた塗装は下に落ちていたので、つい最近落ちたものらしい。
壁1
落ちていない部分も壁から浮き上がっていて、手で剥してみると簡単に剥がせる。
壁2
よく見ると、浮き上がった塗装の下が湿っている。これはよろしくない。とはいえ、業者に頼むと結構な金がかかる。というわけで、自分で塗ってみることにした。

まず、百均で買ったスクレーバーで古い塗装を剥せるだけ剥した。剥がしたあとは水洗いするといいらしいが、古い塗装の下にあったためかそれほど汚れていないし、隣の家が近くてあまり豪快に洗えない。デッキブラシがあったので、ゴリゴリこすってとりあえずホコリを落とせるだけ落しておいた。

完全に乾かしたあと下地剤を塗る。塗ったのはアサヒペンの「強浸透性水性シーラー 耐久 透明色」なるもの。見た感じ(匂いも)、アクリル絵の具のバーニッシュ系のメディウムに似ている。ローラーで塗ったのだが、メディウムよりもシャバシャバで垂れやすいので注意。

塗ったあとはこんな感じ。と言っても、透明なので写真では分からないが、少しつやが出ている。塗る前は触ると手が少々粉っぽくなったが、塗った後は手に何も付かない。
壁3
天気が良かったので、午前中に塗って午後には乾いた。いよいよ本番のペンキ塗りである。ペンキと道具はこんな感じ。
道具
上からバケツとローラー、ウエス(ボロ切れ)、傘の柄、ペンキ、スクレーバーである。傘の柄はペンキをかき混ぜるため、壊れた傘からノコギリで切ってきた。

ペンキはやはりアサヒペンの「水性シリコンアクリル外かべ用」なるもの。色はホワイトにした。いちばん少ない3kg入りにしたが、かなり余っている。

これも見た感じも匂いも、リキテックスでいうジェッソ(アクリル絵の具の下地剤)に似ている。かなりドロっとしていて、これを薄めずそのまま塗る。

バケツとローラーはこれとほぼ同じ物。バケツが二重構造になっていて、中身だけ別売りで取り替えられる。最後洗うのが面倒くさかったので、ローラーとペンキの量を調整するネットだけは洗ったが、内側の容器はそのまま放置した。

思いのほかきれいに塗れた。塗っている最中、ノーミソの中で例の歌がヘビーローテーション。浪速のモーツァルト、キダタロー先生作曲。

この日はこれで終了。次の日も天気が良かったので、二回目を塗って完成。遠くから見ると、塗っていることが分からない程度にはなった。
完成
下地材もペンキもたくさん余っている・・・というか、使ったほうが少ない。ほかにも気になる場所があるので、そのうち塗ってみようと思っている。