先月の総括は、ただ暑いとしか書いていなかった。あのとき覚悟はしていたが、今月もまた暑かった。これを書いている21時50分で室温は27.5℃。明日から10月だというのに、上半身裸で書いている。

数日前、実家の父が入院した。母の話によると、前の日から微熱が出て食欲がなくなり、突然嘔吐したので救急車を呼んだという。病院で検査してもらった結果、なんとコロナである。

父は今年の1月にもコロナにかかっている。そのころ家族の一人が咳をしていたから、感染源の想像はつく。しかし、今回はよくわからない。

父は1月にコロナにかかって以来、一人で外に出ることはなくなった。外出するとすれば、デイサービスぐらいなものだが、感染にはかなり注意しているはずだ。あとは家族だが、1月とは違い誰も何の症状も出ていない。それでも感染してしまった。恐ろしい感染力である

一方、勤務先では、あるクラスがインフルエンザで学級閉鎖になった。この時期にインフルエンザというのも奇妙な話だが、今増えているらしい。

学級閉鎖が開けて最初の僕の授業のとき、明らかに咳をしている生徒が多くいた。幸いその日は珍しく涼しい日だったから、窓を全開にして換気しマスクを着用した。学級閉鎖の理由はインフルエンザだから、コロナとは関係ないかもしれないが、気分のいいものではない。

咳をしている生徒は以前であれば確実に休んでいただろう。実家の家族も1月のときは濃厚接触者として一週間(だったっけ?)出勤できなかったが、今回は出勤しなければならないらしい。

これ、どう考えてもおかしいだろう。コロナが5類になったというのは、単に扱いが変わったというだけでウィルスそのものの性質は変わっていない。感染力が強く、感染したらヤバいことには何も変わりないのだ。

もちろん、感染を広げないために、どこにいてもマスクをしろとか、できるだけ外出を控えろなどという気はない。だが、頻繁に咳が出るとか濃厚接触者なのに会社や学校に行かなければならないというのは、いくらなんでも気を抜きすぎである。

これまでの経験は生かすべきだ。そもそも、以前のように具合が悪いのをおして会社や学校に行くのが間違っていたのである。コロナ以前に戻ってしまったのでは、今までの苦労を無にすることになる。