最近、どうもブログでないものをブログと呼んでいるのをSNSで見かけるようになった。どうやら昔でいう個人サイトをブログと呼んでいるらしい。言葉の意味が時代によって変わるのは仕方のないことだが、この場合、あまりいいことではないように思うので、ちょっと苦言を呈させてもらうことにする。

ブログとは本来Web Log(ウェブログ)の略である。つまり、Web上に公開されたLog(日誌)という意味である。個人サイト全盛の時代、なぜだかみんな日記を書いた。これはどうも世界的な傾向だったらしく、「ならば自動的に日付が入るシステムを作っちまえ」ということで、ブログができた。

ブログは日誌だから、もっとも重要な情報はいつ書いたかということになる。あなたが今読んでいる「やた管ブログ」は紛れもなくブログなのだが、タイトルより前に日付が入っているのはそのためである。

そんな中、WordPressというブログシステムが出てきた。これはあまりに多機能かつ高機能だったため、ブログだけでなく一般的なウェブサイトを構築するためにも使われた。今ではWordPressはブログソフトウェアというよりもCMS(コンテンツ管理システム)と呼ぶべきだろう。このへんからどうもブログの意味が曖昧になってきたような気がする。

さらにSNSが隆盛し、個人サイトが下火になって、個人が作っているサイトを全部ひっくるめてブログと呼ぶ人が増えてきた。いわゆる「いかがですかブログ」の登場もそれに拍車をかけたのかもしれない。

しかし、日時が重要でないものや、ブログシステムで作られたものでないものをブログというのはどうにも違和感がある。それだけではない。単に個人が作ったサイトを「ブログ」と呼んで他のサイトと区別するなら、それは一種の差別だとすら思う。

やたがらすナビは現状僕一人で運営しているが、ブログではないし個人サイトのつもりもない。たまたま運営しているのが一人だというだけだ。はっきり言ってしまうと、担当者がいなくなるとページが消えてしまうようなどこかの機関サイトよりも、はるかに責任をもってサイトを運営している自負がある。

やた管ブログはまぎれもなくブログである。個人が書いているからブログなのではない。ブログシステムを使った日誌になっているからである。