やたらと暑い9月だった。さすがに最後はそこそこ涼しくなったものの、それでもまだ家では半袖半ズボンである。学校では今でもエアコンを入れている。

今月、実は伊勢へ行ってきたのだが、忙しくて書いているヒマがなかった。ほかにもいろいろ書きたいことがあったのだが書けなかった。最近はこんなのばっかりである。

さて、今月は自民党と立憲民主党のトップを決める選挙があった。どちらも支持していないので、どうでもいいのだが、書くことがないのでちょっと触れておく。

まず立憲民主党だが、野田代表はせっかく取った政権をこともあろうか安倍政権に禅譲したオッサンである。なんで今さらという感じしかない。政治手腕は知らないが、これで興味を持てというほうがおかしい。

そこへいくと自民党はさすがである。まず、9人も立候補するわけのわからなさ。都知事選挙からのトレンドなのだろうか。これまでなら、どちらになっても不思議じゃない二人とダメ元だけど目立つ1・2人みたいなパターンだったと思うが、地味もハデも混ざった9人というのは意味が分からない。意味が分からないから注目を集める。

もっと分からないのが、キング・メーカーとやらである。麻生太郎氏と菅義偉氏がキングメーカーだそうだが、キング・メーカーというのはキングをメイクする人だろう。なんのためにメイクするかといえば、自分の言うことをきかせるためのはずだ。

それなのに、麻生氏は自分の子分の河野太郎氏ではなく、高市早苗氏をキングにメイクしようとした。たぶん河野氏じゃ勝てそうもないからだろうが、勝馬に乗ろうとするキング・メーカーとは笑わせる。

一方、菅義偉氏の推した小泉進次郎氏は、なるほど言うことを聞きそうではある。もっともこれも失敗したわけで、キングにメイクできなかったんだから、やはり菅義偉氏をキング・メーカーとはいえないだろう。こういうヘンな踊りの踊り方を、立憲民主党も見習ってほしいものだ。

結局、自民党総裁=時期首相は石破茂氏に決まったわけだが、そのこと自体はたいした驚きもなかった。しかし、市場の反応にびっくりした。株価は下げ、円高になった。そんなにサプライズだったか?

石破氏だろうが高市氏だろうが、経済政策がそんなに変わるわけがない。市場というものはその程度にアホなのである。