墓石の銘を書いた(その1)
墓石の銘を書いた(その2)のつづき。

さて、材料は揃った。次はレイアウトである。施主代行(母)と石屋へ行って検討した結果、落款は削除、ユリの絵は左上に入れることになった。
墓石レイアウト
それから一月ほどたって、いよいよ墓石が完成した。書は深彫りで筆脈が再現されているか心配だったが、うまくでている。ユリは浅彫りで白い塗料を塗ってある。
墓石正面
ユリのアップ。縮小したので原稿よりもかなり簡略化されたが、元の絵の雰囲気は残っている。
ユリ
自分の書がこうして石に刻まれるというのは、言葉には出来ない不思議な感じがする。施主代行(母)も満足してくれた。施主(父)に写真を見せたら、「あーそうか」と言っていた。

この墓石がいつまで存在するかは分からないが、それもまた善哉、善哉。