やたナビTEXTとは、日本古典文学の電子テキストアーカイブです。評価の高い伝本のデータベース画像や影印本から翻刻・校訂してオリジナルの電子テキストを作成しています。

2012年の大福光寺本『方丈記』に始まり、先日完成した『伊曾保物語』まで、平安時代から江戸時代までの31作品が収録されています。もちろん、今後も作品を増やしていく予定です。

収録されている作品は、散文が中心になっています。説話文学が多いのですが、それにこだわっているわけではなく、幅広いジャンルの電子テキスト化を計画しています。現在までに作成したものの中には、活字本が容易に入手できない貴重な作品もあります。

『やたナビTEXT』は半ば私の趣味、半ばは使命感で作っていますが、次のようなコンセプトで作っています。
  1. 誰でも登録なしの無料で読めること。
  2. 誰でも自由にコピー・配布・改変ができること。
  3. 信頼のおける底本を使用すること。
  4. 学術的な用途にも使えること。
次の記事からは、それぞれについて具体的に説明しましょう。