前回の日曜電工で、階段のスイッチを交換しているときに、コレが目に入りました。
ビフォア
これ、私が子供のころから一度も変わっていません。おそらくこの家が建った時からでしょうから、少なく見積もっても60年は経っています。よく見るとソケットの付け根の被覆がちぎれていて、コードの芯線が見えています。これはヤバい。スイッチを入れた状態でちょっとひねると火花を散らしてショートするはずです。スイッチを入れていなくても、(理由は分かっているけど)どういうわけか充電(電工用語)しているので、触れば感電するでしょう。
ラスボス
これを交換したいのですが、なんとも味のある照明器具です。今風のものには変えたくありません。そこでひらめきました。

「ランプレセプタクルを付けよう!」

ランプレセプタクルとは、昔のトイレに付いていたこれ↓です。なんとも懐かしい姿をしていますが現行商品です。
ランプレセプタクル
ベテランの電工さんでも現場では施工したことがない人が多い代物ですが、第二種電気工事士の技能試験には必ず出るので持っています。よもや、これを実際に使うことになるとは思いませんでした。

60年前の施工は今とは全然違うので、果たしてうまく付け替えられるか不安です。これがコードの付け根のカバー。なんだかやたらと味があって外すのが惜しいですね。
付け根
コードを切って味のあるカバーを取り外してみます。ねじるだけなので簡単です。
台座
するとこういうのが出てきました。電線が取り付けられているビスと本体をとめているビスを外して本体を取ります。
外したところ
こんなん出ました。

例の青い電線が出てきて、先端がのの字巻きしてあります。ランプレセプタクルも、のの字巻で接続するので、このままでいけそうです。ここである発見をするのですが、マニアックに過ぎるので、次の記事に回します。

ランプレセプタクルには極性がありますが、線の方が色分けされていないので、一旦ブレーカーを上げて検電器を当てて極性を調べてから繋ぎます。
検電器をあてる
ランプレセプタクル自体をビスで止めて完成!
アフター
なんだか、おばあちゃんの家のトイレみたいですが、実際おばあちゃんの家なのでこれで没問題。コードがないぶん、以前よりすっきりとした印象を受けます。ちょっとトイレっぽいけど。

思ったよりヤバかった、コード。芯線丸見え。シャレにならん。
ヤバい
このような布で巻いたコードを「袋打ちコード」といいます。この布がボロボロで、手でしごくと簡単にくずれていきます。

ソケット。味がありますね。右側のノブがスイッチですが、若い人はご存知ないでしょう。松下電器謹製。
ソケット
このソケットにこの二股ソケットが刺さっていました。これも懐かしい。こちらは日立製作所謹製。
ソケット2
妙な溝が見えますが、かつてはここからヒモが垂れていて、これでスイッチを入り切りできました。いつこれがなくなったのかは覚えていません。

階段の照明なので、夜はこれを点けないことには階段が上がれません。これで電気的には一安心です。作業は30分ぐらいで終わりましたが、やっている最中、祖父母とのたくさんの思い出が蘇りました。よもや、電工仕事をしていて祖父母の思い出が蘇るとは思ってもみませんでした。