たまたま『桜桃忌』というタイトルの曲があることを知った。桜桃忌とは太宰治の命日で6月19日である。三鷹の禅林寺で法要が行われ、いまだにたくさんのファンが集まることで有名だ。作家の命日を文学忌というそうだが、桜桃忌は文学忌の中でももっとも有名で盛大なものだろう。
だからそんなタイトルの楽曲があってもおかしくはないが、よく考えてみると人の命日を題材にした曲なんてそうはない。とりあえず聞いてみようと思って検索してみたら、なんと全然別の曲が3つもあった。
1978年 ボニー・ジャックス『桜桃忌』(山川啓介作詞・坂田晃一作曲)
1981年 永井龍雲『桜桃忌〜おもいみだれて〜』(永井龍雲作詞作曲)
1998年 川中美幸『桜桃忌』(水木かおる作詞・弦哲也作曲)
1978年 ボニージャックス『桜桃忌』
ボニー・ジャックス『桜桃忌』の歌詞:ブログ「明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学ぶ」
ボニー・ジャックスはダークダックス、デュークエイセスと並び称される男性コーラスグループ。歌詞の内容は、学生時代に彼氏と死別した女性が、彼との思い出を捨てて結婚し遠くへ行くというもの。彼は太宰が好きだったので、忘れるために「あれから太宰は読まないし、学生街へもゆきません」というわけだ。
1981年 永井龍雲『桜桃忌〜おもいみだれて〜』
永井龍雲『桜桃忌〜おもいみだれて〜』の歌詞:Uta-Net
永井龍雲はシンガー・ソングライターで「道標ない旅」で有名。デュークエイセスの曲と同じく、亡くなった太宰ファンの彼氏を想う歌だが、こちらはあくまで若い時の追憶で、彼氏を忘れようとはしていない。
1998年 川中美幸『桜桃忌』
川中美幸『桜桃忌』の歌詞:Uta-Net
ご想像の通りのド演歌。ボニージャックスや永井龍雲とは違い、玉川上水での心中事件そのものを歌っている。歌詞の中にこれ見よがしに「人間失格」や「斜陽」を織り込む俗っぽさが、いかにもB面らしくてたまらない。ちなみに作詞の水木かおる先生は二松学舎のパイセン。
これらの曲に共通しているのは死を描いていることである。しかし、太宰で死というのもどうにもベタな感じがする。ボニージャックス版と永井龍雲版は死を具体的に描いていないが、桜桃忌と結びつけると、太宰の人物像と重なってかえって鮮明な印象になってしまう。一方、川中美幸のド演歌はストレートに死を描く。太宰の心中事件そのものが演歌っぽいので、これぐらい俗っぽい方がいいのかもしれない。
だからそんなタイトルの楽曲があってもおかしくはないが、よく考えてみると人の命日を題材にした曲なんてそうはない。とりあえず聞いてみようと思って検索してみたら、なんと全然別の曲が3つもあった。
1978年 ボニー・ジャックス『桜桃忌』(山川啓介作詞・坂田晃一作曲)
1981年 永井龍雲『桜桃忌〜おもいみだれて〜』(永井龍雲作詞作曲)
1998年 川中美幸『桜桃忌』(水木かおる作詞・弦哲也作曲)
1978年 ボニージャックス『桜桃忌』
ボニー・ジャックス『桜桃忌』の歌詞:ブログ「明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学ぶ」
ボニー・ジャックスはダークダックス、デュークエイセスと並び称される男性コーラスグループ。歌詞の内容は、学生時代に彼氏と死別した女性が、彼との思い出を捨てて結婚し遠くへ行くというもの。彼は太宰が好きだったので、忘れるために「あれから太宰は読まないし、学生街へもゆきません」というわけだ。
1981年 永井龍雲『桜桃忌〜おもいみだれて〜』
永井龍雲『桜桃忌〜おもいみだれて〜』の歌詞:Uta-Net
永井龍雲はシンガー・ソングライターで「道標ない旅」で有名。デュークエイセスの曲と同じく、亡くなった太宰ファンの彼氏を想う歌だが、こちらはあくまで若い時の追憶で、彼氏を忘れようとはしていない。
1998年 川中美幸『桜桃忌』
川中美幸『桜桃忌』の歌詞:Uta-Net
ご想像の通りのド演歌。ボニージャックスや永井龍雲とは違い、玉川上水での心中事件そのものを歌っている。歌詞の中にこれ見よがしに「人間失格」や「斜陽」を織り込む俗っぽさが、いかにもB面らしくてたまらない。ちなみに作詞の水木かおる先生は二松学舎のパイセン。
これらの曲に共通しているのは死を描いていることである。しかし、太宰で死というのもどうにもベタな感じがする。ボニージャックス版と永井龍雲版は死を具体的に描いていないが、桜桃忌と結びつけると、太宰の人物像と重なってかえって鮮明な印象になってしまう。一方、川中美幸のド演歌はストレートに死を描く。太宰の心中事件そのものが演歌っぽいので、これぐらい俗っぽい方がいいのかもしれない。






























