カテゴリ: 言葉

3月にニュージーランドのオークランドに行ったときに、BurgerFuelなるハンバーガー屋へ行った。ここの主力商品はアメリカンマッスル(AMERICAN MUSCLE)という。これはなかなかうまかった。

AMERICAN MUSCLE

で、次の日にパブへ行ったのだが、そこにもマッスル何とかというメニューがあって、「オークランド人はよほどマッスルが好きなのだな」と思って注文してみたら、出てきたのはムール貝だった。
mussels
あとで調べてみたら、筋肉はmuscleでムール貝はmussel、スペルが違う。前の日食べたAMERICAN MUSCLEとは無関係だったのだ。ただし、スペルと意味は違うが発音は全く同である。これで、ムール貝は英語でマッスルと言うと覚えた。

次の日は暑かったのでビールが飲みたくなり、別のパブへ行った。おつまみにフライドポテトを注文したら、「フレンチorビアバター」と聞いてきた。フレンチがフレンチフライなのはいいとして、ビア・バターが分からない。たぶん、ビール(Beer)とバター(Butter)だろうなと思ったが、バターはともかくビールが分からん。すでに知っているフレンチを注文しても面白くないので、さも知ってる顔で「ビア・バターにしてくれ」と注文した。

数分後、薄い衣が付いたフライドポテトが来た。ニンニクが効いていて、カリカリしてうまい。うまいのはいいが、どこにもビール要素もバター要素もない。

これも後で調べて分かった。Beerはたしかにビールで、衣にビールを混ぜて揚げるらしい。問題はバターである。僕はパンに塗るButterだと思っていたのだが、実はBatterで、天ぷらなんかの衣を意味するそうだ。発音記号を見る限り、発音は若干違うようだが、同じようにしか聞こえない。ちなみに野球のバッターは発音も綴りも同じBatterである。これで、天ぷらなどの衣はBatterと言うと覚えた。

残念ながら、ビアバターのフライドポテトの写真はない。とりあえずBatterつながりで、別の店で食べたFish&Chips写真でごまかしておく。Fishの衣がビアバターだったかどうか、定かではない。
fishandchips
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特殊な思想を持つ人が、それに反して自らを「普通の日本人」と紹介するのは、「自分と同じような差別意識を持ってほしい」という願望の現れだと思っていたが、どうもそうではないらしいということを、ニュージーランドのモスク襲撃事件で気がついた。

モスク襲撃事件の犯人は、犯行声明で自己のことを「I am just a regular White man.」と表現していたそうだ。
この言葉から、ローレル・エイトキンのRude Boy Dreamという曲を思い出した。ここでは、Rude Boy(不良みたいな意味)が、自分のことを「I'm just an ordinary man(私は普通の人間だ)」と言っている。
Everybody knows I'm a rude boy
Walking the streets of dreams.
Everybody knows I'm a rude boy
Walking the streets of dreams.
I'm just an ordinary man
With ordinary plans.
I'm just an ordinary man
With ordinary plans.
ordinaryもregularも、ざっくり訳すと「普通の」となってしまうが、どうも違いがあるらしい。

英語に自信がないので、僕の理解があっているかどうか自信がないが、ordinaryはそのへんのどこにでもあるという意味があるらしい。別の言葉で言えば「平凡な」だろうか。それに対しregularは「正常な」というような正しさのニュアンスが含まれるらしい。

たしかに「Rude Boy Dream」では、自分は人からルード・ボーイだと蔑まれているけど、本当はそのへんにいる平凡な男なんだと言っているのに対し、「I am just a regular White man.」は自分こそが白人として正常な人間だという思い上がりが感じられる。

してみると、特殊な思想の人が言う「普通の日本人」は、ordinary Japaneseではなく、regular Japaneseなのだろう。「自分は(イレギュラーな日本人とは違う)正常な日本人である」と言いたいのである。

もちろんそんなのは思い上がりであることは言うまでもない。逆に言えば、自分の思想が特殊だと分かっているからこそ、あえて普通の(regular)と言うのである。
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森友文書改ざん問題の抗議デモに行ってきたのコメント欄で、薄氷堂さんから、ニューヨークタイムスに「いい土地ですから、前に進めてください」が"It’s good land. Please go ahead"と訳されていると教えてもらい、他にどんな表現があるのか興味を持ったので、調べてみた。

The NewYorkTimes(ニューヨークタイムズ)
It’s good land. Please go ahead.

REUTERS(ロイター)
This is good land so please proceed.

FinancialTimes(フィナンシャルタイムス)
This is a good plot of land so please go ahead.

japantoday(ジャパン・トゥデイ)
move forward because it is a good plot of land.


ついでに中国語も。
新華網
这是块好地,请推进(建校事宜)

中国では森友学園事件のことを「地价门(地価門)」と呼んでおり、地价门で検索するとやたらと記事が出てくるが、あのセリフを見つけるのは至難の業で、今のところこれしか見付からなかった。なお、門はウォーターゲート事件(水門事件)に由来するそうだ。

あともう一つ、中国語がらみで学んだ表現。
北晩新視覚
同月,森友学园被曝以1.34亿日元的“白菜价”购得一块估价近10亿日元的国有土地,用于建造小学。

「白菜价(白菜価)」白菜は日本でも中国でも白菜・・・というか、もともと中国野菜なのだが・・・ちょっと前までやたら高かったが、中国では安いものの代名詞らしい。つまり、激安ということ。

超安値価格なハクサイ価格?超安値価格【白菜价】:今すぐ中国語

いろいろ勉強になるなぁ。
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中国では、元素すべてに漢字一文字・一音節が当てられている。

元素の中国語名称:Wikipedia

部首によって、それが常温で気体なのか、液体なのか、金属なのか、ひと目で分かるスグレモノだが、いかんせん、見たことのない漢字が多すぎる。中国の高校生(中学生?)は、これを全部覚えなきゃいけないのだろうか。もうしそうだとしたら、つい頬を赤らめて「私、日本人でよかった」とか思ってしまう。

ということは、新しく発見された元素にも、漢字と音を当てなければならないわけである。新しく発見された元素といえば、なんといっても「日本」が由来になったニホニウム。この字はすでに今年の2月に決まっており、昨日、音(ni3)が決まった。

113番元素ニホニウム(Nh)の中国語漢字が決定!:ユーウェン中国語講座
中科院等公布4个新元素中文名:科学網新聞

ニホニウム

なんだか親しみのわく字だなと思ったら、篆刻でお馴染みの字だった。

「鉨」は、ユーウェンさんのブログにもあるように、「璽」の異体字である。だが、ただの異体字ではない。

「璽」と「鉨」は一見似ても似つかないが、「爾」と「尓」は同じ「ジ」という音を表していて、異体字の関係にある。漢字は部品の位置が変わることがあるので(峯と峰など)、この2つの字の違いは「玉」か「金」かというだけである。

始皇帝が中国を統一する以前、「鉨」は現在の「印」と同じ意味で使われていた。当時の印は金属製だったので、金偏になっている。

秦以降、皇帝が使う印は玉で作っため、「璽」と書くようになった。いわゆる玉璽である。これ以降、「璽」は皇帝専用になり、そうでないハンコはすべて「印」を使うようになった。

そんなわけで、今でも姓名印を刻る場合、金文などの古い文字を使う場合は「○○○鉨」、小篆や印篆書を使う場合は「○○○印」とするのが作法になっている。

例えば、次の印影は僕の落款印だが、左は古鉨風なので「聡鉨」、右は漢印風なので「中聡之印(回文印といい、右上・左上・左下・右下の順に読む)となっている。
印

ただし、本来「璽」の発音はxi3なので、玉璽を意味するときはxi3、ニホニウムを意味する時はni3と、2つの音ができたことになる。
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就職活動が解禁になったそうだ。

就職活動といえば「面接官」だが、この言葉はどう考えてもヘンだ。そもそも「官」は役人という意味である。公務員の採用ならともかく、私企業なら「面接員」とでもいうべきだろう。どう考えても、言葉としておかしいが、それ以外の言葉を聞いたことがない。

しかし、最近、『今昔物語集』の震旦部を読んでいて、これは冥官のイメージなのではないかと思うようになった。

冥官は、中国の民間信仰で、人の死後行くと考えられていた冥界で働く役人である。閻魔王が総理大臣や知事とすると、その下で働く官僚から小役人まで、すべて冥官ということになる。

『今昔物語集』に登場する冥官は、コネで便宜を図ったり、賄賂をもらったり、書類を紛失したり、最近良く聞く話ばかり。役人というものは、どこの国でも、どの時代でも、現世でも、冥界でも、みな同じようなものだと感心させられる。

面接官も、面接や希望者の資料をみて、将来の行く先を決めるのだから、やっていることは冥官によく似ている。行先は地獄というのも同じだで、地獄にさえ入れてもらえない人が死にたくなるのもしかたのない話かもしれない。しかし、冥官同様、面接官にも責任感なんて一つもないので、そんな連中のために絶対に死んではいけない

役人でもないのに役人風の名前が付いているものといえば、前にも書いた、「万引きGメン」を思い出す。そのときは、『Gメン75』の影響だと思いこんでいたが、ひょっとしたら、これも冥官のイメージなのかもしれない。

なにしろ、罪人をしょっぴいて、連れてくるのが仕事なのである。政府に雇われていなくても、イメージとしてはよく似ている。

どうも、役人的な名称に、人に威圧感を与えるイメージがあるようだ。そこまで考えて、「教官」という言葉を思い出した。

「教官」といえば、我々オッサンにとっては、『スチュワーデス物語』の堀ちえみのセリフである。このドラマは83年開始で、当時の日本航空は半官半民だったから、教官で差し支えない。自動車教習所の先生も、しばしば教官と呼ばれるが、これも私企業とはいえ、運転免許という公的な資格の審査を代行するのだから、「官」でもいいだろう。

しかし、僕は都立高校に勤務しているが、都立高校の先生のことを教官とは言わない。「職員室」とはいうが、公立学校で「教官室」といっている学校を僕は知らない。どこの都道府県でも、「教員採用試験」であって、「教官採用試験」とは言わない。

たぶん、奉るべき、公務員っぽい仕事を、日本では「官」と言っているのだろう。「教員」をやっていて、どうも奉られていないような気がしていたが、それは喜ぶべきか、悲しむべきか。
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成尋阿闍梨母集』のテキストを作っていて、漢字の表記に少々悩んだ。

やたナビTEXTでは、常用漢字はすべて新字体に統一することにしている。そちらの方が読みやすいのと、検索の便を図るためである。ただし、『今昔物語集』は例外で、異体字が非常に多く、それらが使い分けされている可能性があるので、どう考えても大丈夫なものだけ新字体にしている。

さて、成尋は中国の五台山で修行するために渡宋する。五台山は旧字体だと「五臺山」である。もうひとつの聖地、天台山にも行っているのだが、こちらは旧字体でも「天台山」である。地名として「台」だったということらしい。中国語では発音も少し違っていて、天台山の台はtaiの1声、五台山の台(臺)は2声である。成尋の旅行記『参天台五台山記』は、正確に表記すると、『参天台五臺山記』となる。

固有名詞は新字体にこだわらないという方針もあるので、最初は旧字体の「五臺山」にしようと思ったが、これもちょっと問題があることに気づいた。現在、日本でも中国(大陸)でも、「五台山」と表記しているのだ。「五臺山」にしてしまうと、一般的な表記である「五台山」で検索がヒットしなくなる。

今のところ、本文では「五臺山」にして、注釈で「五台山」としている。これならどちらでもヒットするが、字を変えただけの注釈というのもマヌケな話である。

さて、これを書いていたら、台湾に住んでいる知り合いから、ちょっと面白い写真を見せてもらった。台湾の高雄駅の入場券である。
月台票

「月台」とはプラットホームのことで、「この券でプラットホームまで入れますよ(乗車はできません)」という意味である。本来、「月台」は月見のための台なので、「入場券」よりもお見送り感がある。

それはさておき、券の上部にある、「臺湾鐵路局」が「臺」を使っているのに、なぜか「月台」は日本の新字体と同じ形を使っている。この場合、「天台山」とは違い、「月臺」で問題ないはずだ。

簡体字を使う大陸と違い、台湾は繁体字にこだわっているというイメージだったが、よく使うにもかかわらず画数の異常に多い「臺」は、俗字として「台」を使うことが多いらしい。この場合、活字なんだから、「臺」でよさそうな気がするけどね。
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昨日、キューバのカストロ元議長が亡くなった。いろいろと思うところはあるが、それは置いておいて、安倍首相の「哀悼の意」が、日本語としてひどかった。
カストロ氏死去 安倍首相が哀悼の意 各国首脳も追悼:NHK NEWS WEB
安倍総理大臣は「キューバ革命後の卓越した指導者であるフィデル・カストロ前議長の逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。本年9月に、私がキューバを訪問しお会いした際には、世界情勢について情熱を込めて語られる姿が印象的でした。日本政府を代表して、キューバ共和国政府および同国国民、ならびに御遺族の皆様に対し、ご冥福をお祈りします」としています。
いやいやいや、キューバ政府と国民に対し「ご冥福」をお祈りしちゃいけないだろう。

ご冥福をお祈りするのは、亡くなったカストロ前議長に対してである。「冥福」は、読んで字のごとし、「冥土の福」で、死後の世界での幸福という意味である。コミュニストに死後の世界があるかどうか分からないが、少なくとも、生きているキューバ政府とキューバ国民に対して使う言葉ではない。それとも、キューバが冥土なのだろうか。

さて、言葉としてひどいといえば、最近、学校でこんなのを見かけた。
ナゾの書道半紙
巻かれた巨大な紙である。僕の大嫌いな書道パフォーマンスに使うものらしい。「なんじゃこれは」と思って近づいてみると、このラベルにこんなことが書いてある。
ナゾの書道半紙ラベル
「書道半紙」である。サイズは1000ミリ×30メートル。でかい。半紙じゃねぇ!

「半紙」とは、紙の種類ではなく、サイズのことなのである。日本人なら誰でも知っているあのサイズを「半紙」という。だから、「大きい半紙」などは存在しない。ちなみに、「日本人なら」と言ったが、半紙というサイズは日本独特のもので、中国産の唐紙は日本に輸出するため、わざわざ半紙サイズに切っている。

もちろん、言葉の意味を知らない人が、これを半紙というのは仕方がない。だが、商品にして売ろうというのに、これを書道半紙とネーミングするのは書道用具を売る業者としていかがなものか。まあ、書道パフォーマンスに群がる連中なんてその程度のものだということである。

僕は、言葉を知らないことを嘲笑する気はない。誰にでも知らない言葉はある。問題は言葉に対する態度である。

追悼の言葉でも、商品名でも、普段、会話で口にする言葉とは重みが違う。そういう言葉を世に出すときは、細心の注意を払うのが当然だ。すべての言葉を調べるぐらいの気遣いが必要である。

しかも、「冥福」も「半紙」も、それが「冥土の幸福」とか「半分の紙」とか、本来の意味が比較的類推しやすい言葉である。それなのに、だれからも「ちょっとおかしいな」という意見が出ず世に出てしまったのが、どうにも不思議でならない。
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去年の暮れに「贔屓(ひいき)」という言葉が、もとは石碑の下にいるガメラみたいな怪獣の名前だと知って、おおいに驚いた。いままで、幾度となく石碑を背負うガメラを見てきたのに、なんで名前を気にしなかったのだろう。

後で調べてみたら、Wikipediaにもちゃんと書いてあった。

贔屓:Wikipedia
贔屓(ひいき・びし、拼音:Bixi、正字体:贔屭)は、中国における伝説上の生物。石碑の台になっているのは亀趺(きふ)と言う。

なぜ、これが「ひいき」の意味になったかまで書いてある。
日本の諺「贔屓の引き倒し」とは、「ある者を贔屓しすぎると、かえってその者を不利にする、その者のためにはならない」という意味の諺だが、その由来は、柱の土台である贔屓を引っぱると柱が倒れるからに他ならない。

この贔屓、中国の巨大な石碑の下には必ずといっていいほどいるが、日本の石碑ではあまり見ない・・・と、思ってたら、先日散歩で東海寺大山墓地(東京都品川区)に行ったら、沢庵和尚の墓の近くにいた。「開山沢庵和尚塔銘」という、普通の墓石ほどのこじんまりとした石碑である。
贔屓1

贔屓2

小さいけど、なかなか立派な贔屓である。

そこから、品川神社まで歩いて行った。鳥居の前に立って、ふと門柱を見たら、門柱の下の石が不自然な配置になっていることに気づいた。
品川神社門柱1

品川神社門柱2

明らかに、頭、手足と甲羅を、色の違う石を使って表現している。かなり抽象的な贔屓である。

品川神社の門柱は、これまで何度も見てきて、ただ「デカいなぁ」とは思っていたが、門柱の下のカメさんには気づかなかった。気にすると、今まで見えなかったものが見えてくるものである。
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梅雨どきのうっとおしい日々が続きますが、皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

雨といえば、誰しも頭に浮かぶ曲があります。古典的なところでは雨に唄えば(Singin' in the Rain)とか悲しき雨音(Rhythm Of the Rain)などがあります。

カゼボ(Gazebo)の「I like chopin」もその一つではないでしょうか。



この曲は、小林麻美さんによってカバーされ、日本でも大ヒットしました。その時のタイトルが「雨音はショパンの調べ」だったので、雨の曲として強く印象づけられています。ちなみに訳詞は松任谷由美さんです。この絶妙なタイトルもそうでしょう。

さて、問題は「ガゼボ」です。名前がヘンすぎて気になります。ここはWikipediaに聞いてみましょう。

ガゼボ (歌手):Wikipedia
ガゼボ(Gazebo、1960年2月18日 - )はレバノン・ベイルート生まれのイタリアの歌手。本名パウル・マッツォリーニ(Paul Mazzolini)。
イタリア人外交官とアメリカ人歌手を両親にもつ。デビュー前にパンクバンドを組んだ後、1982年にデビュー。1983年にショパンをテーマにした曲、「アイ・ライク・ショパン」がヨーロッパ各国のチャートをにぎわせたことをきっかけに世界中で大ヒット。1984年一時音楽活動を休止し、軍隊に入隊するが1986年に音楽活動を再開。ポップスとダンスミュージックのジャンルで活躍し、イタリアでは定着した人気がある。

やはり本名ではありません。ではGazeboとは何かを調べてみると・・・
ガゼボ:Wikipedia
ガゼボ(英語: gazebo、西洋風あずまや)とは西洋の庭園、公園、その他公共の広場などによくみられるパビリオンの一種。

なんと、洋風庭園にある白いあずま屋がガゼボでした。なんでそんな名前を名乗ったのか分かりませんが、これなら先日行った小豆島オリーブ公園にありました。
小豆島オリーブ公園のガゼボ

これから、こういうのを見かけたら「あのカゼボで雨宿りしよう」とか、「あのガゼボで一休みしよう」のように使いましょう。

ちなみに、中国でよく見かける東屋は亭子(ティンズ・ting2zi)といいます。これは福建省泉州大橋の亭子。
泉州大橋の亭子1

泉州大橋の亭子2

これから、こういうのを見かけたら「あのティンズで雨宿りしよう」とか、「あのティンズで一休みしよう」のように使いましょう。

さて、亭子といえば、国文学徒にとっては歌合でお馴染み、宇多法皇の御所「亭子院(ていじのいん)」ですが、実際に亭子があったようです。何しろ邸宅の名前になるぐらいですから、そうとう立派な亭子だったのでしょう。
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さて、今日は卒業する皆さんに、是非お話しておきたい事があります。「人と言う字は人と人が支えあっている」というガセネタを流した国語教師がいるようですが、あれは真っ赤なウソです。
人

【人】
左の縦棒が手で、右が足を表しています。人は常に一人です。こんなウソを教えるとは、とんでもない先生もいたものです。最近やっとウソを認めたようですが、遅すぎます。(武田鉄矢が「金八先生」の名言を完全否定 「“人”という字は支え合っていません」:LivedoorNews)

しかし、安心してください。人が二人並んだ字もあります。
従

【从=従】
人が二人並ぶと「従う」という意味になります。人は二人以上になると、一人がもう一人を従わせるものなのです。仲良く同じ方向を向いていても、実は右の人が左の人に従っています。たぶん嫌々です。

右向きに人が並んでいる字もあります。
比

【比】
人は二人になると、お互いを比べます。左の人が右の人を見て、あいつの方が金持ってるとか、モテるとか、比べています。

もう一つ、二人並んだ字があります。
北

【北】
この字は、人がお互いに背中を向けています。「北」という字です。現在では方角を表すことが多いのですが、もともとは人が背を向けた形で、「背(そむ)く」という意味でした。今でも「敗北」という熟語に「北」が入っているのは、その名残です。人は従い、比べたあと、仲違いして背を向けるものなのです。

人は二人いても、支えあったりしないということを、漢字は教えてくれます。では三人ならどうでしょうか。

衆

【众=衆】
三人の人の上に何か乗っていますね。これは目です。誰かが人々を監視しているのです。監視されている人は同じ方向を向いています。監視されて、同じ方向を向かされるのが人というものです。

さて、漢字は人は一人で生きるもので、誰かを頼ってもろくな事にならないということを教えてくれています。皆さんも、簡単に人を信用してはいけません。そいつは、あなたを従わせようとしているのかもしれないし、あなたと比べて妬んでいるのかもしれないし、そもそもあなたのことが嫌いなのかもしれません。

・・・というようなことを、昔、中学校の卒業生に喋ったら、憐れむような目で、「先生って悲しい人だね・・・」と言われた。
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