平家物語の「宇治川の先陣」で、擬声語・擬態語を抜き出せという問題を出したら、「ざつ(ザッ・一文字にざつと渡いて)」とか「どつ(ドッ・一度にどつとぞ笑ひける)」という正解に混じって「ばふつ」という答えが結構な数あった。他にも「ばふつふつ」というのもある。
よく読んでみると、どうやら↓を誤読したらしい。
もちろんここは「大綱どもをば、ふつふつと」と読むべきである。だが、「ふつふつ(フッフッ)」より「ばふつふつ(バフッフッ)」の方が、丈夫な大綱を切っている迫力がある。
ちょっと感心したが、もちろん×。佐々木高綱はそんなナマクラ持ってないのだ。
よく読んでみると、どうやら↓を誤読したらしい。
佐々木太刀を抜き、馬の足にかかりける大綱どもをばふつふつとうち切りうち切り、
もちろんここは「大綱どもをば、ふつふつと」と読むべきである。だが、「ふつふつ(フッフッ)」より「ばふつふつ(バフッフッ)」の方が、丈夫な大綱を切っている迫力がある。
ちょっと感心したが、もちろん×。佐々木高綱はそんなナマクラ持ってないのだ。