タグ:料理

先日のかっぱ橋で、ピーラーを買った。あまりにたくさんあるのでよく分からず、以前使っていたのと同じものをレジへ持っていったら、「当店オススメ」というのがあったので、その場で変更した。

買ったのはこれ。貝印SELECT100。
ピーラー

ご覧の通り、とてもシンプルな何の変哲もないピーラー。値段も1000円ちょっと。

使ってみたが、今までのピーラーとは段違いによく切れる(剥けるというべきか)。ニンジンなんぞは、軽く滑らすだけで、気持ちよく剥けていく。よく切れるだけあって断面もきれいなので、小さな食材ならピーラーとしてだけではなく、スライサーとしても十分使えそうだ。

切れないピーラーは使っていて楽しくない。とくにデコボコした野菜やちょっと固い野菜だと、かえって面倒くさいから包丁を使ってしまう。これならなんでも使える。カボチャで試してみたら、さすがにニンジンよりは手応えがあるが、やはり気持ちよくきれいに剥けた。

僕の経験では、包丁を使っているときよりも、ピーラーやスライサーを使っているときのほうが、ケガをしやすい。特に切れの悪いものは妙な所に力が入るから、突然手が滑って野菜の皮を剥いているつもりが自分の指の皮を剥いてしまうという事態になる。刃物は切れ味がいいに越したことはない。

というわけで、いいピーラーが欲しい人にはストロング・バイ。


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先日、料理をしていたら、スライサーが壊れた。プラスチックの板に刃が付いているだけのもので、そう簡単に壊れるものじゃないが、なにしろ10年以上使っているので、劣化していたのだろう。最近アレも壊れた、コレは壊れそうだと、いろいろ出てきたので、妻とかっぱ橋道具街へ行って調達することにした。

買い物リストの中にはヤカンが入っていた。これまで使っていたヤカンは取っ手のリベットが折れて捨ててしまったのだ。夏になると電気ポットの電源は抜いてしまうし、麦茶を煮出すこともあるので、ヤカンの出番が多くなる。この機会に新調しようということになった。
やかん
お目当ては、トラディショナルな黄色いアルマイトのヤカン(3リットル)である。ヤカンといえばあの形だから安いだろうと踏んだ。値踏みにはちょっと自信がある。

だいたい1000円以下だろ。

そう思った理由は次の通り。
  1. どこにでもある大量生産の日用品である。
  2. 中国でも同型のものが使われている。
  3. アルミ価格はそれほど上昇していない
  4. ラグビー部でも買える。
ところが、いろいろな店を回ってびっくりした。どの店を見ても税込み4000円前後。予想の四倍だ。

「かっぱ橋、たいして安くないな」と思って、帰ってからamazonで見たら、同じ製品が4000円以上する。値踏み大外し。

あらためてよく考えてみると、高くなる要素もある。
  1. 作るのに手間がかかる。
  2. アルマイトはIH調理器で使えない。
  3. 電気ケトルの普及でヤカン自体使われない。
  4. 最近のラグビー部では使わない。(「魔法のやかん」はどこへ?ラグビー選手の体を守るマッチドクター:ラグビーHack参照)
つまり、作るのに手間がかかるのに、昔より需要が少なくなったのである。これはもはや日用品ではない。

さっきの写真もだんだん工芸品に見えてきた。正しく値踏みできなかった自戒の意味もこめて、しばらくパソコンの壁紙にすることにした。
ヤカン(1366x768)
ヤカン(1366x768)
ヤカン(1920×1080)
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僕は食べ物の写真を撮るのが苦手だ。写真を撮る前に食べてしまうのである。うまそうなものほどそうしてしまうので、いつも気づいた時は後の祭り。だから食べ物の記事が少ない。片児川の写真があるのは、たいして期待してなかった証拠である。

杭州には東坡肉(トンポーロー)を初め、龍井蝦仁、西湖醋魚、叫化鶏(こじき鶏)など有名な料理がたくさんある。しかし、片児川は庶民的すぎてあまり知られていないように思う。

そもそも片児川(片儿川)とは名前がヘンだ。これでは何を使った料理だかすら分からない。百聞は一見にしかず。写真を見ていただこう。
片児川
はい、どこからどうみても立派なラーメンです。

普通、中国の麺料理は「○○麺」と最後に「麺(面)」が付くのが普通だが、片児川は片児川麺とはいわないらしい。だからメニューに入っているとすぐに見つかる。

さて、肝心の味だが、中国のラーメンの味を語るのは難しい。名物で「うまい」と聞いて期待して食べる、たいがいたいしたことがない。どう考えても日本のラーメンの方がうまいのだ。

ところが、期待しないで食べると、これが意外にうまい。片児川の名誉のためにも、あらかじめ「たいしたことないよ」と言っておこう。

スープはクセのない醤油味。高菜によく似た雪菜という葉物野菜、豚肉、タケノコが入っている。上の写真はエビが入っているが、普通は入っていない。麺は中国風で、冷や麦の食感に似ている。昔ながらの東京ラーメンに比較的近いから、日本人の舌にもあうだろう。とくに高菜好きの人は気に入るんじゃないだろうか。

初めて食べたのは15年前で、その時「たいしたことないな」と感じ、二度目に行った時は食べなかった。今回、期待しないで食べたら、これが意外にうまかった。2日連続して別の店で食べてしまったほどである。店が違うと、だしのとり方が違っていておもしろい。中国の麺料理は、期待しないで食べると美味いのである。

それにしても、片児川とは何とも変わった名前だ。調べてみると、片児は野菜や肉を刻んだもの、川はもと氽(tun3)と同音で、水の上を漂うような意味らしい。言われてみれば、シンプルなものが多い中国の麺料理には珍しく、いろいろ漂っている。
片儿川:百度百科
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ちょうど一年前、京セラのセラミック加工セラブリッドフライパンを購入した。

京セラの白いフライパンを試してみた:2015年05月08日

結論からいうと、かなり貼り付きがひどくなった。ハムやベーコン、餃子など、もともと張り付きやすいものでは、ちょっと使用に耐えられないレベルだ。

汚れも、買った時のように簡単には剥がれない。メラミンタワシも試してみた。たしかに見た感じはきれいになるが、復活はしない。

このフライパン、最初からテフロン加工のものほど貼りつかないわけではなかった。セラミックなので、張り付かないことよりも耐久性に期待したのだが、これではテフロン加工よりも悪い。

テフロン加工より油の乗りがいいので、油を塗りまくることで、ある程度張り付きを防ぐことはできる。しかし、使い込んだ鉄鍋のように油に馴染む感じではないから、油の量はかえって多くなる。

期待したのだが、大変残念な結果となった。フライパンはテフロン加工の安いのを買い換えていくか、鉄製のものを育てていくのがいいらしい。
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いままで、MEYERのテフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパンを使っていたのだが、まだ3年ほどしか経っていないにも関わらず、料理が張り付くようになってしまった。いろいろ調べてみると、テフロン加工というのはそういうものらしい。

こうなると、どうにもならない。テフロン加工は油の馴染みが悪いので、油を多めにしてもダメ。洗っても、こすってもどうにもならない。再加工もできるが、新しいフライパンがもう一つ買える金額だ。

大事に使えばもう少し寿命は伸びるそうだが、使った後鍋の手入れを大事にするのは納得がいくが、料理を作る時に丁寧に扱うのは納得いかない。それより前に買った山田工業所の中華鍋(中華鍋の作法:2012年03月10日参照)は、どんなに手荒に扱っても、悪くなっていない。それどころか、ますますこびりつきにくくなっている。テフロン加工の焦げない・張り付かないのは魅力だが、やはり手に馴染んだ調理器具は長く使いたいものだ。

というわけで、別のものを買いにホームセンターを歩いていたら、真っ白なフライパンが目に入った。京セラ謹製、セラブリッドというらしい。金属ヘラも使えると書いてある。

テフロン加工は黒いが、これはセラミック加工で、それを誇示するかのように真っ白。写真だと、琺瑯みたいにみえるが、ちょっとラメが入っていて安っぽくはない。
内側

外側はこんな感じ。アルミとセラミックのハイブリッドとのことだが、IHでも使えるようになっている。
外側


さて、焼き餃子と目玉焼きを作ってみた。

材質の感じがテフロン加工と違い、つるっとしているので、本当に張り付かないのか、やや不安があったが、たしかに張り付かない。しかし、テフロン加工のように油ナシというわけにはいかず、油を薄く引かなくてはならない(説明書にも書いてある)。ダイエットのために油抜き料理をつくるには向かないが、油を弾いてしまうテフロン加工と違い、きれいに油が引けるので、ちゃんと油を使った料理をつくるにはこっちの方がいいだろう。

熱伝導率が高いので、強火で使わないようにと説明書にあるが、前に使っていたMEYERのものよりは早く暖まるが、山田工業所の鉄鍋ほどではない。逆に予熱は鉄鍋よりは長く持つようで、最初は強火で温め、すぐに中火以下にするのがいいらしい。

総じて、使い勝手は鉄鍋とテフロン加工の中間にあるように感じた。なお、詳しい使い方はメーカーサイトをどうぞ。

セラブリッドフライパンの特長:京セラ
フライパンの取り扱いについて:京セラ

さて、問題は色だが、白いフライパンは慣れていないので、なんとも珍妙な感じがする。「油ってこんな色してたっけ」ってな感じである。やはり汚れは目立つ。目玉焼きを作った直後はこんな感じになる。
調理後

この汚れは簡単に落ちる。なんだか汚く見えるが、逆に、どこが汚れているかすぐに分かるから、洗いやすいともいえる。なお、仮に焦がしてしまっても、強いのでメラミンタワシ(激落ちくんとか)でゴリゴリこすっても大丈夫だそうだ。

というか、テフロン加工のも激落ちくんでゴリゴリこすってたよ・・・。

問題はセラミック加工がいつまで持つかだが、こればっかりは使い続けなければ分からない。というわけで、次のレポートは三年後になります。

<2016/05/10追記>
一年後のレポート。タイトルでも分かる通り、あまりかんばしくないので、オススメしません。
セラブリッドフライパンはダメかもしれない:2016年05月10日
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一人暮らしをしたことのある人なら、一度はご飯にバターをまぶして醤油をかけて食べたことがあるだろう。ないなら、今すぐやってみてほしい。これはマジでうまい。Wikipediaにも「バターご飯」として立項されているが、僕はこれを「貧乏飯」と呼んでいた。

ある程度生活が豊かになってからは、こんな下賎な食い物のことは忘れていたのだが、たまたま魚沼産コシヒカリが某所から送られてきて、突然思い出した。今冷蔵庫にちょっといいバターが入っている。これで貧乏飯を作ったらどうだろうかと。

まず、魚沼産コシヒカリ。普通に食べてみたが、値段ほどの美味さを感じなかった。今は炊飯器の性能がよくなっているので、普段食べている米と比べてびっくりするほど美味くはならないのである。以前、お遍路をした時に、コッヘルで魚沼産コシヒカリを炊いたら、これは感動的にうまかった。こういう環境で炊くと違いが如実に出るものらしい。

バターはカルピスバターである。
カルピスバター

「カルピス」の名前が入っているが、カルピス味ではない。カルピスを製造する際に不要となる脂肪分で作られたバターで、カルピスの生産量以上のものはできないという貴重な一品である。かつては業務用しかなかったが、最近はスーパーで売られることもあり、これは近所のスーパーで買ってきたものだ。

これも、美味いと評判で一時は幻のバターとまで言われたのだが、トーストに付けてみたところイマイチその美味さが分からなかった。このバターは普通のバターと比べると、色も白っぽいしあっさりしている。そこが好きな人にはたまらないらしいが、バターの匂いが好きな僕には少々物足りなく感じるのである。

醤油はヤマサ醤油「鮮度の一滴」
鮮度の一滴

これはごく普通の醤油だが、パッケージが特殊で空気が入らないようになっている。だから黒く劣化しない。その上、醤油自体の表面張力を使って封をする仕組みなので、いちいち蓋をする必要もないというスグレものである。一度これを使うと、従来の醤油は使えなくなる。唯一の欠点は、題字が紫○氏によるものということぐらいだが、これは味には関係がないからどうでもいい。

ちなみにライバル、キッコーマンにも「しぼりたて生しょうゆ」という特殊ボトルを使っているものがあって、これも美味い。なお「生しょうゆ」は「きじょうゆ」ではなく「なましょうゆ」と読むらしい。「きじょうゆ」が普通の醤油を指すのに対し、「なましょうゆ」は加熱殺菌をしていないもの、すなわち「生ビール」と同じ意味だそうだ。

こちらの題字は我らが祥南先生(2013年10月の総括:2013年10月31日 コメント欄参照)の手になる行書フォント。もちろん、題字的にはこちらがオススメなのだが、中身が減ってくると、ボトルを押した時に「ピュゥ〜」という妙テケレンな音がでるという、なんとも微妙な欠点がある。

これらの材料を使って作ってみたのがこれ。作ったといってもご飯にバターと醤油をかけただけである。これをビビンして(かきまぜて)食べる。とうぜん、ビビンしながら味を調整する。
バター飯


で食べてみた。これがびっくりするほど美味い。

この貧乏飯、普通のバターで作ると少々胸焼けすることがあるのだが、カルピスバターの軽やかな香りと、鮮の一滴の新鮮な香りがマッチして、「貧乏飯」などというのが申し訳ないほど上品に仕上がった。カルピスバターは白っぽいし、醤油も新鮮な赤色なので、見た目も昔食べた黄色くどす黒い貧乏飯とは全く違う。

そして、バターと醤油の香りが、魚沼産コシヒカリの甘さを微妙に引き出している。コシヒカリもカルピスバターも単体ではそんなに美味く感じなかったのだが、この組み合わせであらためて美味さが分かった次第。

今回の材料はこちら。
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先日、夜食でアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作って食べた。

ご存知ない方のために少々説明すると、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノとは、オリーブオイルと唐辛子、ニンニクだけで作る簡単なスパゲッティ料理のことである。アーリオはニンニクを、オリーオはオイルを、ペペロンチーノは唐辛子を表す。ペペロンチーニということもあるが、それは複数形で、この時は一個しか使っていなかったので、ペペロンチーノで間違いない。

この時はいつになくうまくできた。塩加減が最高によかったのだ。ところが、しばらく食べていると、股間に違和感を感じるようになった。

違和感は次第に痛みに変わっていった。最初は全体に「何かヘンだな」という感じだったのが、先っぽだけが強く痛むようになった。

パンツを下して先っぽを見ても特に変化はない。いつも以上にショボくれているのが変化と言えば変化だが、それは痛みによる変化であって、ショボくれているから痛いのではない。

そうこうしているうちにも、ひりひりとした熱さをともなった痛みに変わってきた。これは物理的に何かが刺さっている痛さではない。喩えるならば、先っぽに焼け火箸を当てられたような・・・いや、もちろんそんな経験はないのだが、そんな感じである。

この感覚は前にも経験がある。香川県の健康ランドにあった「薬草風呂」なるものに入った時だ。その風呂はかなりぬるく、旅の疲れをいやすために長時間入るには最適だった。不思議なことに僕以外誰も入っていなかったのだが、特に疑問は持たず、香川県民はぬるい風呂が嫌いなのだろうというぐらいにしか思わなかった。

この風呂から出てしばらくして、僕のイチモツは火を吹いた。痛い!熱い!痛い!熱い!洗い場にいる最中、僕は水をかけ続けて消火活動にいそしんだ。これがどんなに冷水をかけても、なかなか鎮火しない。結局、次の朝まで鎮火せず、一晩中股間のほてりに悩まされることになったのだが、洗い場で股に水をかけ続ける僕は、変態にしか見えなかっただろう。

その時の経験から、入浴剤が犯人かとも思ったが、風呂に入ったのは2時間以上前である。第一そんなヤバげな入浴剤は使っていない。

こうなれば犯人はペペロンチーノ以外に考えられない。

この時のペペロンチーノは唐辛子が効いていて辛かったが、辛いものを食べて後に来たことはあっても、前に来たことはない。そもそもまだ食べ始めて5分と経っていない。唐辛子にそこまでの即効性はないだろう。

ならば料理をしている間に付いたのだろうか。たしかにゆで汁をオイルに入れたとき、かなり油がハネた。しかし、下半身丸出しで料理をしていたわけではない。よもやズボンとパンツを突き抜けて油が染み込むことはあるまい。

濡れタオルで丸出しの股間を押さえて悶絶する僕に、ヨメが言った。

「さっきトイレに行って手を洗った?」

「洗ったよ!」

洗ったに決まっている。だが・・・

「行く前は?」

「あ、洗ってない・・・」

確かに、手は洗った。が、それは終わったあとのことである。トイレに入る前は手を洗っていない。手が食べ物で汚れたり、濡れていたりすれば洗うだろうが、ニンニクと唐辛子を切っただけだったので、考えもしなかった。

疑問は氷解した。おそらく唐辛子を切ったとき、そのエキスか何かが手についていて、トイレに入ったときに先っぽの方に着いたのだろう。先っぽを直接触った記憶はないが、例えばパンツについたのを上げたときに付いたのかもしれない。

ペペロンチーノを作っている最中にトイレに行きたくなったら、トイレに入る前にしっかり手を洗うべきである。もちろん、出てきたときも忘れてはいけない。
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来月から、一人暮らしを始める人たちも多いことだろう。

いろいろ用意するものはあるが、必ず必要になるのが炊事用具である。一つ一つはたいした値段ではないが、一気に用意すると以外に金がかかる。包丁、まな板なんかはいいとして、鍋をどうするか。

最初に買う鍋として、僕は中華鍋を勧める。中華鍋は万能鍋である。炒める、焼く、揚げる、茹でる、煮る、たいがいの調理法に使える。せいろを買いたせば蒸すこともできる。これと小さな行平鍋を買えばたいがいの用途に使えるだろう。

サイズは一人暮らしでもちょっと大きめ(直径27〜30僂阿蕕ぁ砲諒匱蠧蕁碧無鍋という)がいい。材質はいろいろあるが、ごく普通の鉄製のものをオススメする。今はアルミやテフロン加工のものなどもあるが、火の回りや油のなじみは鉄製に勝る物はなく、料理が早くでき、炒めものもうまくできる。

僕が使っているのは山田工業所のもの。



欠点もないではない。使い始めにちょっとした作法が必要なのだ。

まず、購入した中華鍋の錆止材を焼かなくてはいけない。強火でひたすら空焚きするのである。

最初は煙が上がりかなり臭い。煙はすぐにとまり、底の方から青黒く色が変わってくる。これが全面になれば終わりだが、家庭のコンロは火力が弱いのでなかなか終わらない。だいたい一時間以上はかかるだろう。だから、夏中華鍋を買うのはやめておいた方がいいかもしれない。

これが終わると、一旦鍋を冷ましてから水で洗う。これは洗剤を使ってもよい。

次に油ならしである。油を多めに入れ、温度を高めにして、くず野菜を入れて炒める。

くず野菜と油を捨て、一旦お湯で洗って終了。これで晴れて料理ができる。

問題は片付けだ。

中華鍋は使うにしたがって錆びにくくなるので、使い込めばぞんざいに扱っても大丈夫だが、この時点ではすぐに錆びてしまう。錆びてもサンドペーパーなどでこすってとればいいだけだが、どうしても錆びたところにくっつきやすくなる。最初のうちは、びっくりするぐらい(5・6分で錆が浮いてくる)すぐに錆びるので気を付けよう。

まず、料理が終わったらすぐにお湯で洗う。洗剤は使わない。特に蒸し物やパスタを茹でる時など、油を使わない料理のときは、すぐに洗うようにしたい。

洗ったら、水を切り、布巾で拭いて、コンロにかけて水分を飛ばす。そのあと、軽く油(サラダ油でよい)を塗っておけば完璧である。

最初のうちは、チャーハンや焼そばを作ると、どうしても鍋にくっついてしまうが、使い込むにしたがって次第にくっつかなくなる。テフロン加工は劣化するが、中華鍋は成長するのである。

なべ底が黒光りしてきたとき、料理の腕前も成長していることだろう。
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