わいろ、3000年前から=周代の出土品に記録−中国(infoseek:時事)

すごくヘンなニュースが入ってきた。上のニュース、時事通信のものなのだが、何から何までヘンだ。

まずヘンなのは、このニュースがinfoseekで収賄のカテゴリに入っていること。もっともこれはinfoseekが何も考えずに分類したものらしく、時事ドットコムでは国際カテゴリになっている。

それから「共産党政権下の現在もまん延している贈収賄が、この時代から連綿と続いてきたことになる。」ってのもヘンな話で、「役人の子はにぎにぎをまず覚え」なんていうぐらいで、贈収賄なんてものは、役人がいれば世界中、どの時代でも必ずあるものである。まして古い時代なら当たり前だ。

一番ヘンなのは、「中国の陝西省扶風県で出土した周代(紀元前11世紀〜同3世紀)の酒器から、役人への贈賄を記した銘文が見つかった。」ってことで、おおもとの北京青年報の記事を読んでいないからわからないけど、これはおそらく青銅器だろう。

青銅器の銘文は金文といい、普通その青銅器の由来や先祖を祀る言葉が書かれる。ようは、永久に残すためなのである。そんな証拠が残っちゃうようなところに「これはワイロです」なんて、なんで書いたんだろう。

ここで僕はあの事件を思い出した。きっと3000年前の民主党永田寿康氏(のようなお方)が青銅器をかざして(重そう・・・)「これが動かぬ証拠です」とかやったんだな。ニセモノなのに。