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 本学一年生が必修の英語授業、「Practical English」の出席率が大幅に低下していることが、本紙の取材で明らかになった。この授業は大学改革により、今年の入学生から進級用件としてTOEFL500点の取得が必須となったのと併せて始まった。しかし岩崎徹助教授(欧米文化)によれば7月初旬で「(全学生の)多くて半数くらい」の出席率だという。背景としては、TOEFLを500点取りさえすれば単位認定となるシステム、授業に対する不満などがある。

【写真=現在の1年生に用いられている英語教材】 
 本学国際総合科学部1年の杉山将司さんは「(現在の授業では)TOEFLの力が付かないだろう」と答え、また授業以外にも「英会話をやっている」と、授業への不信感を表した。他の学生からも、現在の授業はTOEFLの役に立たない言う声は多く上がっている。

 一方、岩崎助教授は「ただ授業に出てくるだけならば単調かもしれないが、(予習等)授業以外の学習も行なえば答え合わせ、小テストを準備している」として授業の有効性を説いた。また、TOEFLの目標を立てておきながらなぜ教材にTOEIC対策教材を使うのか、という多くの学生が抱いている疑問に対しては「TOEICで点数が取れるならばTOEFLでも点数は取れる。教材の使い勝手が良いから(対策分野に関わらず)その教材を選んだ」と、実力向上に役に立つ旨の考えを示した。

 学生側と大学側の間に授業の質に対して意識のギャップが現れている。大学側は、このギャップを埋めるべく学生との意識の調和を図るとして、TOEFLの模擬試験を行ない、その際には1割程度の学生が授業に復帰してきたという。また近くオリエンテーションを行い、その場で授業の参加を直接呼びかけるという。

 具体的な学生に参加を求める措置としても、今まで学内のみで使用可能だった英語教材の音声カセットを貸し出し、自宅学習ができるようにする、等の措置を行う。岩崎助教授は学生に対しては「(授業に)出てきてください」と呼びかけている。
【向】