December 11, 2006

ビジョンとプロセス

人材派遣・アウトソーシングの「イーストグループ」

 彫刻家であることを何より望みながら、「運命の餌食となった」と言う天才
ミケランジェロ。
 彼の彫刻家としての才能は、ビジョンを描く力によるもの。

 自分の人生は、自分の力で切り開いてきた---と胸を張って言えますか

 他人の意見に左右され、大きな仕事をするときには会社や上司の言いなり。
いつも周囲に流されるような生き方をしている。
 もしもそんな実感を持って日々生きているとしたら、あなたは天才彫刻家・
ミケランジェロ自身が書いた十四行詩の一節『私の荒々しい槌が硬い岩石を
仕上げる時、それを動かすものは、他から来る力に押されて進む・・・』こ
の『他から来る力』をエネルギーに変えてしまう天才の力を持った彼の代表作
には『ダヴィデ』や『ピエタ』など神の創造物とさえ思える作品がある。

 1504年彼は政府からレオナレド・ダ・ヴィンチとの腕比べを命じられることに
なる。
しかし、そのテーマは彫刻ではなく絵画、彼にとってはまったくの専門外で素人
である。
 実際には望まない仕事に人生を費やすことに強いられたにもかかわらず、その
後には『システィナの礼拝堂』『最後の審判』といったルネサンス美術を代表する
作品を残した。
 本当はやりたくない仕事だったのに、なぜ彼はこれほどの成果を残すことができ
たのか?天才が生み出す作品は“ビジョン・技・素材”という3つの要素で構成され
ている。
 例えて言えば、サッカー選手がフリーキックを蹴る前に、ゴールに吸い込まれる
ボールの軌道がはっきり見える完成図のようなもの。
このビジョンと、選手の技術と、フリーキックの機会という素材が集まって初めて芸
術的なシュートが完成する。
 彼の場合も、創作に入る前に完成図がすでに頭の中に描かれている。そして彼の
腕、政府からの命令、これによって天才と評価されることになった。
 他にも実際歴史上の天才たちが生み出した傑作の中に、女性への下心や、借金
返済などが動機になったものも少なくはない。
 このように、上からの強制的な命令が動機であっても天才と認められる仕事は成
りえる。
 少なくとも、やろうとする仕事に対する明確なビジョンを最初にキッチリ描くことを心
掛ければ、それを目指すプロセスの迷いは生じなくなり、
                   クリアな仕事ができるようになるはずです。
                                   

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