2010年06月22日
自分は内野手で中学の時からイップスのような症状が出てきました。(野球さん)
今、中学3年で野球をしています。自分は内野手で中学の時からイップスのような症状が出てきました。二年の時からレギュラーとして試合に出ていたのですが、大会で自分の送球ミスで負けてしまいました。
その時から、送球に自信がなくなり、投げることが怖くなりました。自分は精神的に弱いとかとても悩んだのですが悪循環にはまっていくばかりで辛いです。あまり気にしないようにしているのですが、なかなか良くなりません。どうすれば改善できるでしょうか。早く克服して高校野球を楽しみたいです。お返事お願いします。
その時から、送球に自信がなくなり、投げることが怖くなりました。自分は精神的に弱いとかとても悩んだのですが悪循環にはまっていくばかりで辛いです。あまり気にしないようにしているのですが、なかなか良くなりません。どうすれば改善できるでしょうか。早く克服して高校野球を楽しみたいです。お返事お願いします。
お答え
“野球”さん、はじめまして。お問い合わせありがとうございます。
ご回答遅くなってしまい申し訳ありません。
2年生の時からレギュラーとして試合に出ていたということですので、非常に運動能力は高いのだろうと思います。「送球さえできれば」という“野球”さんのお気持ち凄くわかります。
大会で自分の送球ミスで負けてしまった時から投げることが怖くなったとのことから、“野球”さんは、非常に責任感が強い方なんだろうと感じました。「しっかり投げないといけない」「絶対ミスせずに投げないといけない」「自分のミスで負けるわけにはいかない」そんな“野球”さんの強い責任感が、送球の際に、無意識に身体を緊張させてしまい、もともとできていたはずの送球を出来なくさせているのでしょう。ご自身が分析されている通りだと思います。
自分は精神的に弱いのではないかと、とても悩んだとの事ですが、送球に不安を抱えながらも高校で野球を楽しみたいという強い意志を持ってらっしゃるので、決して精神的に弱いわけではないと思いますよ。
とはいえ、“野球”さんご自信、自分自身の結果に完璧を求めすぎたり、完璧じゃないと満足できなかったりしませんか?もっと言えば、「完璧じゃないといけない。」と考えていませんか?
送球ミスで負けてしまったことは、「原因」ではなく、あくまでイップスの症状が出る「きっかけ」でしかありません。イップスの「原因」はミスで負けたことではなく、「送球ミスで負けるようなことは絶対にあってはならない」と考える“野球”さんの責任感の強さが原因になっているのではないでしょうか。
あまり気にしないようにしていても、なかなか良くならないとのことのことですが、100%自分が思ったとおりの場所に投げられないと不安になったりするのではないですか?また、今の“野球”さんの頭(思考)の中は、「はやく良くなるためには何をすればいいのか?」という気持ちでいっぱいではありませんか?中学生活も高校生活も限られた時間の中で野球をするのですから、無理もないとは思います。
とはいえ、イップスの症状は、怪我や病気ではないので、「治さなければいけないもの」ではありません。ご自身の心と向き合い、「受け容れていくこと」で、必ず乗り越えていけるものです。
焦るお気持ちも解りますが、まずは自分の状態を楽にすることや、心をリラックスさせることから始めて、ゆっくり、少しずつ送球に対する自信を取り戻していって欲しいと思います。なかなか良くならないことに対して、不安を感じる事もあるかもしれませんが、少しずつ変わっていく、自分の変化に目を向けてあげてはいかがでしょうか?
まずは、リラックスした状態で野球に取り組める状態を作れないでしょうか。野球以外に何か趣味はありますか?あるのであれば、それを楽しむ時間を今までより少し増やしてみては如何でしょう。そうすることで、野球にもリラックスして取り組めるようになっていくと思います。
「自分は野球しかない。」というのであれば、“野球”さんが楽しいと感じることができる野球との関わり方を増やすのもいいかもしれません。
例えば、学校の部活動以外で、「勝ち負け」を目的とせず、友人と楽しくゲーム感覚で野球をする時間を取るのもいいかもしれません。そういう場所で、心にゆとりを持った状態で、スローイングの動作を行うことで、徐々に本来の“野球”さんの力を発揮できるようになると思います。プロ野球観戦や、公園でのキャッチボールなども楽しさを感じられる一つの方法かも知れませんね。
それから、頂いたメールから、すごくミスという結果に恐れているように感じました。ので、もう少しお伝えさせていただきます。
ミスという結果を恐れても仕方ありません。100%の結果を求めても仕方ありません。試合というものはプロセスの積み重ねです。つまり、1プレー1プレーの積み重ねで1つの試合というストーリーができあがります。練習の出来というのも同じです。ですから、「勝つ」「上手く投げる」という結果を気にするのではなく、思い切ったプレーを心がけて下さい。1プレーに集中して1プレーを思いっきり楽しんで下さい。そうすることで、自ずと結果はついてきます。
結果ばかりを気にすると、ミスした後などは特に次の1プレーに集中することができなくなってしまいます。そうすると、どんどんと良いプレーができなくなっていってしまい良いストーリーは作れなくなります。目の前の1プレーを如何にリラックスして思いっきり楽しむか。そのことだけを常に意識して練習にも、試合にも望んでみては如何でしょうか?もっと気持ち良く野球ができるようになると思いますよ。
どうしてもリラックスした状態でプレーすることができなかったり、不安になってしまったりするのであれば、遠方ではございますが、当所においては、初回の1時間は無料でカウンセリングを行なっておりますので、よろしければご予約の上お越しください。詳しいお話をお聞きすることで、今回お伝えした以上に、“野球”さんのスローイングのヒントになるようなことがお伝えできればと思います。
“野球”さん、はじめまして。お問い合わせありがとうございます。
ご回答遅くなってしまい申し訳ありません。
2年生の時からレギュラーとして試合に出ていたということですので、非常に運動能力は高いのだろうと思います。「送球さえできれば」という“野球”さんのお気持ち凄くわかります。
大会で自分の送球ミスで負けてしまった時から投げることが怖くなったとのことから、“野球”さんは、非常に責任感が強い方なんだろうと感じました。「しっかり投げないといけない」「絶対ミスせずに投げないといけない」「自分のミスで負けるわけにはいかない」そんな“野球”さんの強い責任感が、送球の際に、無意識に身体を緊張させてしまい、もともとできていたはずの送球を出来なくさせているのでしょう。ご自身が分析されている通りだと思います。
自分は精神的に弱いのではないかと、とても悩んだとの事ですが、送球に不安を抱えながらも高校で野球を楽しみたいという強い意志を持ってらっしゃるので、決して精神的に弱いわけではないと思いますよ。
とはいえ、“野球”さんご自信、自分自身の結果に完璧を求めすぎたり、完璧じゃないと満足できなかったりしませんか?もっと言えば、「完璧じゃないといけない。」と考えていませんか?
送球ミスで負けてしまったことは、「原因」ではなく、あくまでイップスの症状が出る「きっかけ」でしかありません。イップスの「原因」はミスで負けたことではなく、「送球ミスで負けるようなことは絶対にあってはならない」と考える“野球”さんの責任感の強さが原因になっているのではないでしょうか。
あまり気にしないようにしていても、なかなか良くならないとのことのことですが、100%自分が思ったとおりの場所に投げられないと不安になったりするのではないですか?また、今の“野球”さんの頭(思考)の中は、「はやく良くなるためには何をすればいいのか?」という気持ちでいっぱいではありませんか?中学生活も高校生活も限られた時間の中で野球をするのですから、無理もないとは思います。
とはいえ、イップスの症状は、怪我や病気ではないので、「治さなければいけないもの」ではありません。ご自身の心と向き合い、「受け容れていくこと」で、必ず乗り越えていけるものです。
焦るお気持ちも解りますが、まずは自分の状態を楽にすることや、心をリラックスさせることから始めて、ゆっくり、少しずつ送球に対する自信を取り戻していって欲しいと思います。なかなか良くならないことに対して、不安を感じる事もあるかもしれませんが、少しずつ変わっていく、自分の変化に目を向けてあげてはいかがでしょうか?
まずは、リラックスした状態で野球に取り組める状態を作れないでしょうか。野球以外に何か趣味はありますか?あるのであれば、それを楽しむ時間を今までより少し増やしてみては如何でしょう。そうすることで、野球にもリラックスして取り組めるようになっていくと思います。
「自分は野球しかない。」というのであれば、“野球”さんが楽しいと感じることができる野球との関わり方を増やすのもいいかもしれません。
例えば、学校の部活動以外で、「勝ち負け」を目的とせず、友人と楽しくゲーム感覚で野球をする時間を取るのもいいかもしれません。そういう場所で、心にゆとりを持った状態で、スローイングの動作を行うことで、徐々に本来の“野球”さんの力を発揮できるようになると思います。プロ野球観戦や、公園でのキャッチボールなども楽しさを感じられる一つの方法かも知れませんね。
それから、頂いたメールから、すごくミスという結果に恐れているように感じました。ので、もう少しお伝えさせていただきます。
ミスという結果を恐れても仕方ありません。100%の結果を求めても仕方ありません。試合というものはプロセスの積み重ねです。つまり、1プレー1プレーの積み重ねで1つの試合というストーリーができあがります。練習の出来というのも同じです。ですから、「勝つ」「上手く投げる」という結果を気にするのではなく、思い切ったプレーを心がけて下さい。1プレーに集中して1プレーを思いっきり楽しんで下さい。そうすることで、自ずと結果はついてきます。
結果ばかりを気にすると、ミスした後などは特に次の1プレーに集中することができなくなってしまいます。そうすると、どんどんと良いプレーができなくなっていってしまい良いストーリーは作れなくなります。目の前の1プレーを如何にリラックスして思いっきり楽しむか。そのことだけを常に意識して練習にも、試合にも望んでみては如何でしょうか?もっと気持ち良く野球ができるようになると思いますよ。
どうしてもリラックスした状態でプレーすることができなかったり、不安になってしまったりするのであれば、遠方ではございますが、当所においては、初回の1時間は無料でカウンセリングを行なっておりますので、よろしければご予約の上お越しください。詳しいお話をお聞きすることで、今回お伝えした以上に、“野球”さんのスローイングのヒントになるようなことがお伝えできればと思います。
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この記事へのコメント
1. Posted by マメ 2010年06月22日 22:54
私もイップスだったんですけど
イップスは精神的な病気です 考えすぎたり自分が弱気になってたりしたら全然治りません
失敗してもいいから思いっきり楽しくやりましょう!!
リラックスして精神的に余裕を持てば気持ちもラクになりまた投げられるようになりますよ
あとチームメイトにも相談したりしてイップスを理解してくれてもらった方がいいと思います
頑張って下さい
絶対投げられるようになりますよ
イップスは精神的な病気です 考えすぎたり自分が弱気になってたりしたら全然治りません
失敗してもいいから思いっきり楽しくやりましょう!!
リラックスして精神的に余裕を持てば気持ちもラクになりまた投げられるようになりますよ
あとチームメイトにも相談したりしてイップスを理解してくれてもらった方がいいと思います
頑張って下さい
絶対投げられるようになりますよ
2. Posted by あだむ 2010年08月31日 05:38
真剣な悩みです・・・
僕はリトルリーグ(野球)と部活(テニス部)を掛け持ちしているのですが、
入学して、一ヶ月になろうというときに、腰の怪我をしてしまいました・・・
それを理由にテニス部は夏休みまで全て休んでしまって・・・
リトルリーグは何とかうまくやっていけそうな気がするのですが、
部活は顧問の先生や、友達、担任の先生などに「たまには来いよ」
など言われていたのですが、さっきも言ったように夏休みは全て休んでしまいました;;
一応顧問の先生に電話して、腰の怪我が治らなくて・・・と言ったのですが、
夏休み明けに、僕の話を一対一で聞くと言ってきました・・・
先生との話はどうすればいいのでしょうか・・・
それと、部活にしっかり行ってる友達との関係が悪くなっていないかなど、
いろいろと心配です・・・
明日なので、なるべく早くお答えしていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします!!!
僕はリトルリーグ(野球)と部活(テニス部)を掛け持ちしているのですが、
入学して、一ヶ月になろうというときに、腰の怪我をしてしまいました・・・
それを理由にテニス部は夏休みまで全て休んでしまって・・・
リトルリーグは何とかうまくやっていけそうな気がするのですが、
部活は顧問の先生や、友達、担任の先生などに「たまには来いよ」
など言われていたのですが、さっきも言ったように夏休みは全て休んでしまいました;;
一応顧問の先生に電話して、腰の怪我が治らなくて・・・と言ったのですが、
夏休み明けに、僕の話を一対一で聞くと言ってきました・・・
先生との話はどうすればいいのでしょうか・・・
それと、部活にしっかり行ってる友達との関係が悪くなっていないかなど、
いろいろと心配です・・・
明日なので、なるべく早くお答えしていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします!!!
3. Posted by kwkd 2010年10月24日 10:10
この人と同じようなことですが、
僕は中学で1年上の先輩の試合に出さしてもらっていたんですが、その頃はファーストで守っていました。
もともとはショートなんですが、守備がうまくないので、時々ファーストで出させてくれました。
自分たちの代になってショートをすることになったのですが試合で2アウト2,3塁のときにショートゴロが来てとることは出来たのですが、投げるときに
「ファーストの胸に向って投げよう」と思って投げたボールが、ショートバウンドになって、ファーストの人がそれをとれず、2塁ランナーまで返ってきて
結局そのエラーでその試合に負けてしまいました。
それ以来練習ではちゃんと投げれるのですが、
いざ試合になるとどうしても暴投(ショートバウンド)になってしまいます。つい最近の公式戦でも自分の送球エラーで負けてしまいました。
顧問の先生からは、
「暴投してもいいから思い切り投げろ」と言われているんですが…
どうしたらこれを克服できますか。
よろしくお願いします。
僕は中学で1年上の先輩の試合に出さしてもらっていたんですが、その頃はファーストで守っていました。
もともとはショートなんですが、守備がうまくないので、時々ファーストで出させてくれました。
自分たちの代になってショートをすることになったのですが試合で2アウト2,3塁のときにショートゴロが来てとることは出来たのですが、投げるときに
「ファーストの胸に向って投げよう」と思って投げたボールが、ショートバウンドになって、ファーストの人がそれをとれず、2塁ランナーまで返ってきて
結局そのエラーでその試合に負けてしまいました。
それ以来練習ではちゃんと投げれるのですが、
いざ試合になるとどうしても暴投(ショートバウンド)になってしまいます。つい最近の公式戦でも自分の送球エラーで負けてしまいました。
顧問の先生からは、
「暴投してもいいから思い切り投げろ」と言われているんですが…
どうしたらこれを克服できますか。
よろしくお願いします。
4. Posted by kwkd 2010年10月24日 10:15
すいません
評価5と1を間違えました
評価5と1を間違えました
5. Posted by 通りすがりです 2014年05月16日 14:18
イップスの原因はボールの動きを右脳で瞬間的に物理計算をしていた天才型が、左脳で論理計算し始めたときにおこると思われます。
最初から左脳でコツコツ球技をやっている努力型がイップスにならないのはそのためです。
イップスをきっかけに、論理的に自分の動きをコントロールする練習をゼロから行うことで、超一流になれるとも言えるのかもしれません。
緊張すると実力が出せない人は皆、右脳で練習して、本番は左脳を使うクセがあるのだと思います。
(個人的な考えで、根拠はありませんが)
最初から左脳でコツコツ球技をやっている努力型がイップスにならないのはそのためです。
イップスをきっかけに、論理的に自分の動きをコントロールする練習をゼロから行うことで、超一流になれるとも言えるのかもしれません。
緊張すると実力が出せない人は皆、右脳で練習して、本番は左脳を使うクセがあるのだと思います。
(個人的な考えで、根拠はありませんが)