
(*本記事は、過去記事に追記・編集をしたものになります)
御蔵島へお越しいただく際、ゲストの皆様にご利用いただく東海汽船。
東京港・竹芝桟橋から毎晩、定刻22:30分出発の大型客船です(御蔵島へは、三宅島〜御蔵島〜八丈島航路に乗ることになります)。
御蔵島で暮らしている僕ら夫婦にとっても、年に数回は利用する重要な交通手段です。
2014年より御蔵島へは、新船「橘丸(たちばなまる)」が運行しています。
ですが状況により旧船「さるびあ丸」での運行となる日もありますので、そちらは東海汽船までご確認下さい。
東海汽船 公式サイト
https://www.tokaikisen.co.jp

東京港・竹芝桟橋はJR山手線・浜松町駅から徒歩7分。浜松町駅の北口改札を出たら右方向へ向かって一直線の突き当たりにあります。
(都営地下鉄・大門駅からは徒歩7分。ゆりかもめ・竹芝駅からは徒歩1分)
出発は夜なので、浜松町駅と大門駅からはイルミネーション輝く東京タワーを背に、まっすぐ歩くことになります。

しばし歩くと、正面の突き当たり方向にマスト(帆)のイルミネーションが見えてきます。
この場所が、東海汽船のターミナルがある都立竹芝ふ頭公園です。
ここまで来てしまえば、御蔵島までの旅路は大型客船に乗って寝るだけです。

ターミナルでチケットを購入し、さっそく大型客船に乗船。
船内は全て指定席なので、ご自分のチケットに記載されている席番号をご確認の上、船内の案内表示に従いましょう。
もし席の場所が分からない場合や、ご不明な点がある場合には、こちら船内の「案内所(インフォメーション)」へお問い合わせ下さい。
案内所には船員が24時間常駐(深夜は呼び出し電話)しているので、夜間に困ったことがあった時にも対応してくれます。
また、出航後すぐに船員が2等船室のみ貸毛布(有料)の配布を行ってくれますが、それ以上の等級(特2等以上)で貸毛布(有料)が必要な場合は案内所で借りることになります。(但し、特2等以上の等級には予め毛布1枚がセッティングされていますので、追加レンタルが必要な場合に限ります)
冷蔵荷物を預ける場合(有料)も案内所へお願いする形になります。
(小さな冷蔵荷物は、コインロッカー式の冷蔵庫へ入れる事も可能です)

こちらは、一番人気の「2等和室」。
最もリーズナブルな等級です。
橘丸には、顔の横に来る「ついたて」が設置されました。
これにより、知らない人と隣同士で寝る時も、多少ストレスフリーな感じになりました。
人数分のコインロッカーや下駄箱も完備。
総合的に旧船のさるびあ丸よりは、かなり快適な印象があります。
ちなみに橘丸の2等船室は「2等和室」のみとなり、旧船のさるびあ丸にあった「2等イス席」はありません。

そして、御蔵島への旅において個人的に最もオススメな「特2等」。
2段ベッドになっていて、周囲をカーテンで仕切ることが可能です。
従って簡易的ではありますがプライベートな空間を保持することが出来ます。
混雑時の2等和室は夜遅くまで結構騒がしいことがあるのですが、こちらは特2等のみの別部屋になっているので、消灯後(夜11:30以降)は比較的静かな船旅を過ごせると思います。
料金は2等和室に比べると、片道¥5,000前後高くなってしまいますが、御蔵島への旅は到着後の朝から活動が始まることが多いので、やはりしっかりと睡眠をとっておく事が大切です(睡眠不足だとドルフィンスイム船で酔いやすいです)。

「1等」。
2等和室の個室版です。相部屋となります。

「特1等」。
特2等の個室版ですね。相部屋となります。

「特1等和室」。
相部屋となりますが、別途ルームチャージ料金で貸切も可能です。

「特等室」。
定員2名の個室ですが、1名利用でも貸切となります(ルームチャージ料金は掛かりません)。

こちらは船内レストラン。
東京を出航後、1時間程度レストランが開店します。

注文は食券方式です。
メニュー豊富です。

船内は自動販売機も充実しています。
各種軽食、カップラーメン、飲料、酒、タバコ、菓子類など、船旅中の食べるものにはそれほど困りません。

ラウンジスペースもあります。
フリーWi-fiが利用可能ですが(等級によっては船室内でも利用可)、あまり電波状況は良くありませんので悪しからずです。

エレベーターも完備。

喫煙室。
船内は喫煙室以外は全面禁煙です。

手荷物置き場。
船室に運び込めない大きな荷物はコチラへ。

コインシャワールーム。
10分間お湯が出て¥200です。
お湯はカウントダウン表示で、残り秒数まで教えてくれます。シャワーを止めてる間はカウントダウンもストップしてくれます(一定の時間内)。

トイレ。

キッズルーム。

赤ちゃんを連れた島民には嬉しい授乳室。

ペットルーム。
室内にはケージが棚に並んでいて、エアコンも完備です。

甲板にはテーブルも。

一夜明けて、御蔵島港への着岸。
船内で一晩眠っているうちに、朝6:00頃には御蔵島へ到着します。
ちなみに御蔵島からのお帰り日は、定刻12:35分御蔵島発の大型客船になります。
繁忙期には、御蔵島〜東京行き(復路)のみ、途中で大島に寄航します。
その為、東京港・竹芝桟橋到着も遅くなり20:35分頃着となります。
繁忙期以外は大島へは寄らない航路となる為、竹芝桟橋到着は19:50分頃となります。
そちらも東海汽船までご確認下さい。
東海汽船 公式サイト
https://www.tokaikisen.co.jp

また、御蔵島へは毎日が「条件付」の出航になります。
朝6:00頃の到着時に御蔵島を欠航(着岸不可)すると、大型客船は御蔵島を通り過ぎて次の寄港地・八丈島まで行ってしまいます。
大型客船は八丈島で折り返しなので、昼12:30頃にもういちど御蔵島への着岸を試みます。
写真は八丈島の底土港(そこどこう)。
八丈島も非常に素晴らしい島ですが、御蔵島への旅に限れば八丈島を見ることなく御蔵島へ到着をしたいものですね。
本記事が、御蔵島へご来島される皆様のお役に立てましたら嬉しいです。
島への道中、どうぞお気をつけてお越し下さい。
ではでは、今回はこのへんで。
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