ドルフィンスイムレクチャーってなに?

P4060393

スペシャルオレンジブログ記事「ドルフィンスイムいつがオススメ?」


イルカと巨樹の島。

ここ御蔵島へ、毎年たくさんのゲストが野生イルカ達との出会いを求めて、はるばるご来島されます。



水中でイルカを見る・観察するだけでも、それはまさにスペクタクルな出来事です。

しかし一度でも、御蔵島でのドルフィンスイムをご経験された方の多くは、

「イルカ達と寄り添い泳ぎたい。」

「イルカと意思の疎通をしてみたい。」

そういった更なる願いを持たれる方が、多くいらっしゃると思われます。



P4060340

スペシャルオレンジ御蔵島ガイドサービスが、ゲストのために出来ること。

それは、この10年以上の日々をイルカ達と泳いできたインストラクター高畑の1000クルーズ以上の経験を、ゲストへの対価として還元させて頂くことだと感じています。



ゲストが叶えたい夢、それを少しでも実現に近付けるためのお手伝い。

野生イルカと寄り添い泳ぎ、意思疎通を行うことを実現する確率を上げるための、土台としての重要な要素(人間側のスキル以外で確率をコントロール可能な要素「いつご来島されるのが良いのか」など)に関しては、

上記にもリンクを貼らせて頂いているブログ記事「ドルフィンスイムいつがオススメ?」を、まずはご参照いただけたらと思います。

では、ご参照頂いた事を前提として、具体的に話を進めていきましょう。



P4060410

「シュノーケル技術の上級者ほど、イルカと一緒に泳いでくれる時間は短い。」という事実。

これに関しては、少し不思議に感じられるかと思います。



正確には、

.轡絅痢璽吋覽蚕僉淵好ンダイビングなどを含む)の上級者

▲轡絅痢璽吋覽蚕僂僚蘓桓

この2パターンを比較したとき、驚くことに△離轡絅痢璽吋觸蘓桓圓離殴好箸里曚Δ、イルカの平均滞在時間が長いというデータがあります。

(*ここでの滞在時間は、同じイルカの群れが、たまたま同じ場所を行ったり来たりするケースでは無く、あくまで一頭のイルカが一人の人間に執着して泳ぐ時間になります。)



これには簡潔な理由があります。

それは、人間側の「動き」です。



P7290043

動物との関わり方は、イルカだけでなく、他の動物からも多くを教わることが出来ます。

たとえば、我が家のベランダに毎日やってくるスズメたち。

彼らは、僕が妻・育子さんの目を盗んで撒いてやる米を目当てにやってくるのですが、かれこれ3年以上もの付き合いがあるにも関わらず、野生動物であるスズメたちは、未だに人間に対して強い警戒心を持っています。



ひとつ動き方を間違えると、たとえ窓を閉めた部屋の中に僕がいても逃げてしまいます。

しかし、あるいくつかの「ルールを守った動き」に徹すれば、不思議とスズメは僕の足元にいても逃げません。

スズメ側が許容できる「近付き方」「たたずまい」=「動き」があるのですね。

これはスズメに限った事では無く、初対面の犬や猫に対して、ともすれば初対面の人間の子供に対してでも、同じ事が言えるのだと感じます。

そしてその「動き」=「解」は、対象物の「生態と本能」を理解する事で導き出されます。



御蔵島の野生イルカと1000クルーズ以上を泳ぎ続けてきた僕が確信しているのは、「(スズメや他の)動物側が近付かれる事を許容する動き」は「イルカと寄り添い泳ぐ事ができる動き」「イルカとの意思疎通が実現する動き」に、割と近いところで繋がっているという事です。



そして不思議なことに、「単にシュノーケル技術の上級者によるイルカに対する動き」は多くの場合、仮にイルカ達が近づいてきたとしても短い時間しか滞在しない動きと重なってしまいます。

これは、人間側が「水中で自由に動くことが出来る」ことによって発生しがちな動きがイルカにとっては「許容できない動き」になり易いことに加え、
人間側に対象物の「生態と本能」に対する理解が無い条件下では、更にイルカへのインパクトが増幅し続けてしまい、ますます「解」とする動きとは乖離してしまう事に起因します。



P8060009

「イルカ達と寄り添い泳ぎたい。」

「イルカと意思の疎通をしてみたい。」

その想いを実現させる為には、イルカの「生態と本能」に対する理解を前提とした上で、ボートから海へ入水した瞬間からも、いくつかの必要となる具体的なプロセスがあります。



◉進んでいるイルカの群れへアプローチするまでのコース取り

◉ファーストコンタクトの方法

◉泳ぐ速度とフィンキック

◉イルカと対峙しながらキープすべきポジション

◉アイコンタクトに対応して展開すべき動線

◉イルカの動きに対応してとるべき動線

◉泳ぐフォームとイルカに対してキープすべき体の角度



極論としては上記だけではとても足りませんが、最低限これだけは意識しながら泳ぎたい項目を挙げてみました。

どんな分野においても重要なことは言うまでもなく、「解」を導き出せるのは「知識に基づいた理論」であるということ。

感覚や想像・予想からは、直接的に正確な「解」を導き出す事は出来ません。

経験から得た知識と、それに基づいた学習から、理論は構築されてゆきます。

それらを人間側が充分に理解をした上で、野生のイルカへアプローチすることが、彼らと寄り添い泳ぎ、意思疎通を行うことを実現する確率を、効率よく高める方法なのだと感じます。



IMG_0367

「ドルフィンスイムレクチャー(シュノーケル教室)」は、限られた短い時間(約2時間)でレクチャーを行わなければならない性質上、あれこれ小難しい話というよりは、ほぼ結論付近の知識とスキルに特化した内容が中心となります。



まずは動画を交えての座学から。

その後は潜水士・ダイビングインストラクターのスタッフが、確認も含めたシュノーケリングの陸上レクチャーを行います。

そしていよいよ、水中での実践的な練習へ。

(*ドルフィンスイム・ドルフィンスイムレクチャーは泳げることが参加条件となります。泳ぎが苦手な方や泳げない方は、ご参加いただくことが出来ません。)



当店のツアーへご参加されたゲストと共に、野生イルカ達との距離を縮め、遠く御蔵島までお越しくださった想いに少しでも貢献することが出来たら、と願っています。

そして、いつも書かせて頂いている事ではありますが、あくまで相手は野生動物であり大自然ですから、人間側がいくら周到な準備をしたとしても、アッサリと期待を裏切られる事だって普通にあると思います。

だからこその大自然。

これも野生イルカと寄り添い泳ぎ、意思疎通を行うことを実現する上での不可避な要素ですが、その点もご理解いただいた上で、御蔵島を楽しんでもらえたらと願っています。



ではでは、今回はこのへんで。

スペシャルオレンジブログ記事「ドルフィンスイムいつがオススメ?」

▼ドルフィンスイムツアー情報▼

スペシャルオレンジ御蔵島ガイドサービスHP
http://s-orange.d.dooo.jp