2011年01月30日

スロットカー・DOME S101 JUDD(SCX)

スロットカー 544今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの89号車は、DOME S101 JUDD(SCX)です。童夢は、国内モータースポーツ好きなら誰もが知っているように、「ル・マン24時間レース」にチャレンジし続けるなど、日本ではトップクラスのコンストラクターです。
このクルマは、2003年のル・マンに、Racing for Hollandからヤン・ラマース、ジョン・ボッシュ、アンディ・ラマースのトリオで参戦しています。予選では4位、決勝では6位と、いずれも童夢史上最高の成績を残しており、優勝候補の一角だったことが窺えます。実際、この年のFIA SCCで、チーム、ドライバー、コンストラクターのチャンピオンとなり、2年連続3冠王を達成しています。
私は、長年に渡ってモータースポーツを見続けており、もちろん、このクルマも気にはなっていたのですが、SCXということで、今ひとつ買うまでは行きませんでした。それでも、ずっと興味はあり、KONDOH RACINGのカラーリングの方が安ければ買おうとは考えていました。
そんな折、ここで紹介しているカラーリングのクルマが、eBay UKで14.99ポンドからオークションが始まっていたものの入札がなかったため、あまり値上がりしないならと思って日本への送料を問い合わせたところ、11月2日に「£7.50 or £12.50 with insurance」という回答がありました。そこで、送料込みで日本円で3000円ぐらいならと16ポンドまでで入札したところ、結局、競合相手はおらず11月4日の早朝に14.99ポンドのままで落札できていました。
すぐに、「14.99ポンド+7.50ポンドでお願いします」とメッセージを送信したところ、「PayPalやeBayのポリシーもあり、保険なしでは発送しづらいです。UKの住所を持っているか、紛失してもクレームを出さないなら保険なしでも送ります」と返信が来ました。
eBayでは、送料が明示されていないアイテムの送料を聞くと、保険なし(安い)と保険あり(高い)の送料を知らせてくるのに、落札して保険なしで支払おうとすると保険ありの支払いを要望するセラーが時々います。私は、海外通販は、アメリカ、イギリス、香港を中心に、ざっと200回は経験していると思いますが、到着が遅れたことはあるものの、最終的に着かなかったということは1度もありません。
スロットカー 545そこで、「イギリスから日本への小包は信頼性が高いです。着かなかったとしてもクレームは出さないので、14.99ポンド+7.50ポンドでお願いします」と返信すると、それで支払えるようになっていたため、11月5日朝に支払いを済ませました。日本円で、3029円でした。すると、11月5日夕方に発送メールが来て、11月12日に到着しました。
クルマは、SCXらしく、スケールアキュラシー、ペイント、タンポともに、全く問題がありません。細かく貼られたスポンサーの名前も、おそらくしっかりと再現されているようです。
ただ、このクルマ、2003年とSCXが独立したモーターポッドを導入し始めた頃にリリースされただけあって、モーターポッドが必要以上にグラグラと動いてしまいます。そのため、モーターポッドのリアアクスル下側にプラダンをカットしてかませて、その動きを抑制しました。これにより、適度な動きになっています。
また、モーターは、RX-62Cで、そのパワーを9:27のギアでタイヤに伝達します。RX-42Bでも初期の頃はアンダーパワーだけに、RX-62Cはそれ以上にパワーを感じられません。SCXらしく、慣らしに時間をかければ、それなりに回ってくるとは思いますが・・・。
さらに、タイヤは、10本ほどの溝が彫られたグルーブドタイヤになっており、グリップするかどうかは不安があります。
ホームサーキットのタイムトライアルでは、20.59mのロングトラックで96台中65位になる7.38秒に終わっています。これは、SCX中でも速いとは言えませんし、スポーツプロトタイプに限れば、1秒以上、遅くなっています。もっとも、タイム自体は、まだまだ詰められそうで、このレイアウトなら6秒台前半に入れればと思います。  

Posted by yk787 at 16:37Comments(0)

2011年01月23日

スロットカー・REYNARD 2KQ LM 2003 SPECIAL TEST CAR(SLOTING PLUS)

スロットカー 520今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの89号車は、REYNARD 2KQ LM 2003 SPECIAL TEST CAR(SLOTING PLUS)です。
スロッティングプラスは、スペインのミグエル・ミレットが2006年に設立したスロットカーのパーツメーカーです。彼は、1996年からクラブレースに参加し、やがて、オーガナイズもするようになりますが、レースに参加する以上にクルマを仕上げることに興味を持ち始めるようになります。そこで、まずはパーツメーカーを立ち上げたというわけです。
そして、パーツメーカーとして理想のクルマづくりを考えると誰もが行き着くであろうRTRの開発に踏み切り、その第1弾として2010年6月にリリースされたのがレイナード2KQです。このクルマには、パーツメーカーらしい工夫やアイデアが凝らされています。私も、当初から注目していたのですが、レイナード2KQというところがひっかかりました。私は、既に、スピリットのレイナード2KQを持っており、メーカーは違えど、それほど思い入れのないクルマだし、同じクルマは2台はいらないからです。
このクルマ、イギリスでは54.95ポンド、アメリカでは$83.95。日本円にすると7000円前後と比較的高価なクルマで、個人輸入すると送料込みで8000円前後になってしまいます。それが、日本の正規代理店である「タルガ・フローリオ」では、なんと現在では5800円で販売されているのです。これは、世界中でも最安値ですし、スロット・イットよりも安いのはもちろんのこと、スケーレクストリックに近い価格です。性能の高さは海外でも高く評価されているだけに、これはバーゲンプライスと言わざるを得ません。
そんなわけで、この価格ならと、買ってみることにしました。ボディは、スロッティングプラス初のRTRとは思えないほどの仕上がりで、スケールアキュラシー、タンポ、クリアともに申し分ありません。
スロットカー 521シャシーは、これまでにないような斬新なもので、モーターポッドが独立しているのですが、それが3角形になっており、それぞれの頂点でネジで固定されています。このネジを調節することでモーターポッドの可動量を調節できるわけです。
また、ホイール、ピニオンギア、スパーギアは金属製になっているのがパーツメーカーらしいところです。アングルワインダーに搭載されたモーターは21000rpmと控えめなようですが、トルクが320gと厚めで、11: 32のギア比もあいまって、かなりのパンチ力とスピードがあるようです。
磁石は、モーターの背後に小型のものがシャシーの路面側にはみ出すように装着されていますが、磁力はわずか95gと控えめで、スロット・イットあたりと比べても物足りません。磁石搭載スペースが限られますが、工夫しながら磁石を追加し、磁力をスロット・イットに遜色ない300g程度まで上げました。ちなみに、クルマ全体の重量は84gです。シャシーの薄さも、これに貢献しているようです。
タイヤは、それなりにグリップしそうな感じはあり、削ればソコソコにはいけるかもしれませんが、ピニオンギアとの関係か、リアタイヤが少し細いのが残念なところです。そこで、思い切ってシリコンタイヤに交換し、それに釣り合うようにフロントタイヤも小径のものに換えてみました。これでも、フロントタイヤはしっかりと接地するので、ノーマルタイヤが必要以上に大きいのだと思います。
ホームサーキットのタイムトライアルでは、20.59mのロングトラックで96台中なんと8位になる5.36秒をマーク。まだモーターが回り切っていないと考えられる段階でこのタイムをマークするとは驚きです。やはり、かなりのポテンシャルを秘めたクルマのようです。  
Posted by yk787 at 17:01Comments(0)

2011年01月16日

スロットカー・TAISAN KLEPPER GTR(HPI JAPAN)

スロットカー 542今回は、マイカーのお話です。

私の1/32スケールのスロットカーの87号車は、TAISAN KLEPPER GTR(HPI JAPAN)です。HPI JAPANが1/32スケールのスロットカーに参入し、最初にR32スカイラインGT-R、次にR34スカイラインGT-Rをリリースしたのは、みなさんもご存知の通りです。そして、そのいずれも、ロードカーしかなく、レーシングカーは一向にリリースされませんでした。
HPI JAPANによると、ヨーロッパをメイン市場としており、そのヨーロッパではレーシングカーよりもロードカーが人気があるため、ロードカーを出しているとのことでした。レーシングカーは、おそらく出さないだろうという話もありました。
しかしながら、2010年半ばになって、R32のグループAであるカルソニック、タイサン、ゼクセルの3車種がリリースされ、待望のレーシングカーがラインアップに加わりました。私も、HPI JAPANのスロットカーは、R34しか持っていなかったため、冬の「ホビーフォーラム」あたりで価格次第でカルソニックとタイサンの2台を買おうと考えていました。
そんな折、JR川崎駅前の商業施設「ラ チッタデッラ」に入店しているスロットカーレーシング「タルガ・フローリオ」で、「タルガ・タイサンチャレンジスロットカーレース」が開催され、上位6位までに入ると、もれなくレースで使用したTAISAN KLEPPER GTRがもらえたのです。冬に買おうと考えていたクルマが、一足早く、レース参加費(2000円)だけで賞品としてもらえてしまったというわけです。
スロットカー 543レースで使ったといっても、その日にレース車両としておろした新品であり、クルマも頑丈に作られていることから、慣らしを終えた新品のような程度の良さで、見た目もきれいであり、使い込まれた中古といった印象はありません。
クルマは、基本はR32のロードカーと同じですが、随所に改良を施されているらしく、R32のロードカーよりは走りがいいようです。仕上がりは、ミニカーも作っているHPIらしく、スロットカーの中でもトップクラスの美しさを誇ります。ドアミラーもソフトタイプで、簡単に折れたり取れたりすることもありません。
ただ、タイヤは、やはり、ウィークポイントで、純正のゴムからシリコンに交換しています。磁力は、走る場所によっては、少し弱い場合があり、僅かながら増す必要もあります。
ホームサーキットのタイムトライアルでは、20.59mのロングトラックで96台中40位となる6.10秒をマーク。ポテンシャル的には、もう少しタイムを伸ばしてほしいところですが、このあたりでもスケーレクストリックやフライのGTよりも速いタイムが出ており、まずまずだとも言えます。
HPI JAPANが、今後も1/32スケールのスロットカーをリリースし続けるのかどうかは分かりませんが、同じグループAのスープラやシエラ、スタリオンなどが市場に出てくれば楽しいことになると思います。  
Posted by yk787 at 17:01Comments(0)

2011年01月09日

スロットカー・サッキーズ・コレクションズ

スロットカー 540今回は、NASCAR・スロットカー・ミニカーの専門店「サッキーズ・コレクションズ」のお話です。

サッキーズ・コレクションズは、大阪府摂津市にあり、元々は輸入車販売・買取の「CAR-BOX IMPORT CARS(カーボックス・インポートカーズ)」が母体になります。
オーナーが神戸のクラブサーキットに所属していたことから、店内にもカレラ製の18m2レーンを設置、日曜日限定で無料開放していました。それが、ニンコ製45m4レーンになり、日曜日を中心にオープンする営業サーキットへと発展。
さらに、リニューアル後は、ニンコ製はそのままに、60m級4レーンのビッグサーキットとなり、ニンコ製営業サーキットとしても最長級へと進化しました。
メインストレートを含む、かっ飛びロングストレートが3本、ミドルストレートが2本と、60m級らしいスピードも堪能しながら、45m時代のテクニカルコンビネーションコーナーも味わえるという、硬軟両方が楽しめるサーキットになっています。
大阪、名古屋は、プラスチックのトラックはニンコ製がメインになっていますが、そうしたこともあってお客さんの80%以上はノーマグで走らせているということと、タイヤはゴムを主に使っているということで、私も、まだノーマグ状態のニンコのアキュラLMP2 XM LIGHTNINGやSCXのクルマの磁石を外して、タイヤもノーマルのゴムのままで走らせてみました。
ニンコ製らしく、フルノーマルで磁石を外しただけでも、それなりのスピードで走らせることができ、スロットカー 541タイトコーナーのイン側以外はスンナリと走らせることができます。電圧が11.5〜12Vということで、スピードレンジもその走らせやすさに貢献していると思います。
ラップタイムは、グループ5で14秒台、NASCARで15秒台、SCXだと16秒台まで出ているようです。私は、最初は、初走行とあって完熟走行に徹し、終盤はタイムもチラチラッと見ていたのですが、SCXのプジョー908 HDI FAPで17秒代前半のタイムが出ていました。もっとも、毎周回、見ていたわけではないので、これがベストかどうかは分かりません。
サッキーズ・コレクションズでは、昨年は、定期的にレースも行い、「ディストリビューターズ・チャンピオンシップ」も名古屋の「スロットワールド32」と大阪の「SPEC」と持ち回りで開催し、大いに盛り上がりました。
2011年も、「NASCAR SAKKY'S CUP」、「Gr-5選手権」、「RALLY選手権」、「W.T.C.C.チャレンジ」、「サッキーズ ポルシェカップ」などを予定しており、京阪神のスロットカーを盛り上げてくれそうです。
オーナーや常連客も気さくでショップの雰囲気はいいですし、駐車場も完備していてクルマでも出かけやすくなっています。また、近所には、コーナンやアトリウム南摂津といった商業施設もあり、そちらでひと息入れることもできます。
営業時間は、第1・第3土曜日が13時〜19時、日曜日が12時〜19時となっていますが、臨時営業・臨時休業があるため、「サッキーのお気楽ブログ」で確認してから出かけるのが無難です。料金は、1時間1000円、3時間まで2000円、終日3000円となっています。また、レンタカーは500円、レンタルコントローラーは300円です。  
Posted by yk787 at 15:46Comments(0)