幼児教室パスポート・芳崎教育研究所

 

 

暗記のコツ

 


小学校の成績を上げるコツは、いかに多くの知識を記憶できるかにかかっています。

 

 

もちろん、算数のように、多少考える教科もありますが、その算数でも、一人で初めから考えるから問題が解けるのではなく、解き方や公式の使い方を教えてもらい、それ を覚えて、自分で使って解けるようになるのです。


 

そうすると問題は、どうやって覚えるかです。

 

 

国語の漢字であれば、何回も紙に書いて覚えるのが普通です。


 

でも、その際にちょっとだけ覚えるとっかかりを知っておくと、知らない場合よりずっと記憶しやすくなります。


 

漢字の部首の意味を知っておく、 漢字の成り立ちを知っておく、 などは既にやっているかもしれませんね。


 

例えば、『恭』という字は、「うやうやしい」という意味を知れば、「恭順」とか「恭賀新年」などの熟語の意味を想像がつき、覚えやすくなるでしょう。


 

部首で覚えるなら、「くさかんむり」は植物に関係のある漢字につくので、草、茎、葉なども覚えやすくなるでしょう。


 

また、難しい漢字はストーリーを絡ませて覚えるというのもあります。


 

例えば、『一攫千金』の『攫』という字は、「てへん」、「目が二つ」、「隻」と分解できるので、「手を目の上にかざすと、一隻の貿易船が見えるので、これを奪って一攫千金、金持ちになる」と覚えると簡単ではないでしょうか。



 

理科の学習で、星座を覚えるのが嫌いという人が多いようです。


 

「夏の星座はどれでしょう。また、その星座にある一等星の名前を書きなさない。」というような問題は、覚えていないと絶対に出来ない問題です。


 

夏の星座は、「夏の大三角形」を形成する「はくちよう座」、「こと座」、「わし座」と南にある「さそり座」がその代表です。 


 

それぞれ、「デネブ」、「ベガ」、「アルタイル」そして「アンタレス」という一等星がありますが、とにかく覚えにくいものです。


 

でも、試験には良く出ますので、覚えておけば確実に点が取れるのです。


 

覚え方は、「デブ(デネブ)の白鳥が、琴をひいておべっか(ベガ)を使いながら鷲と一緒に歩いてる(アルタイル)。 さそりがあんた誰(アンタレス)と聞いてきた。」とか、きれいなところでは、「わしと琴、向かい合う川、白鳥は、南を向いて、さそり赤々」など五七調のものもあります。


 

また、自分でストーリーを考えて覚えれば、絶対に忘れないでしょう。


 

このような工夫で、覚えてしまえば、ひとりでに点数が上がっていくのです。


 

それが、また自信につながり、もっと勉強しようという意欲も出てきます。


 

そして勉強癖がついてくると、もし1日何もしないで遊んで過ごすと、何か悪いことをしたような、だから早くおうちへ帰って勉強しようという気持ちになるのです。

 

 

 

 

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