2009年11月26日

福井ツーリングレポート その6

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未だ山の中。
では、続きをどうぞ。

静寂

曲がりくねった道を登り、登り、さらに登る。
時折切れる木々の間から見える景色は、はるか眼下に見える福井の町並み。
思ってもいない程に、高い場所へ登ってきてしまっている。
果たしてこの道で合っているのかどうか。
脇の下から再び汗が滴ってきた所で上り坂が終わり、ようやく人家が現れる。

行く手に見えるのは青い標識。
右に行くと県道3号線。左に行くと県道183号線・越前海岸(大咲)。
地図を出して、現在地を確認。
どうやら、初めに予定していたルートに復帰した模様。
それでも地図を見て、もう一度標識を見て、また地図を見る。
民家の前にいた老人が怪訝そうにこちらを見ているが、正直今は周りの視線よりルートの確認。
地図、標識、地図、標識と何度も確認を繰り返す。

何度か見直した所で、ようやく左に曲がって問題無いと確信を得る。
ちなみに正面には鳥居があり、その上には神社がある様子。
これも何かの縁という事で、バイクから離れ石段を駆け上がる。

木々に囲まれた境内と小さな社。
賽銭箱も見当たらず、それでも手を合わせて感謝の意を伝える。
ここの神様からすれば「関係無いだろ」と言われるかも知れないが、無事にここへ辿り着いたのは事実。
せめてその思いを伝えたかったので。

石段を駆け下り、バイクにまたがり、後はひたすら西へと疾走。
先程のような急カーブや急勾配はなく、気持ちのいい直線の続く山道。
適度なアップダウンも心地良く、快調にバイクを走らせる。

そうする内に
「五大子の滝→」
との標識を発見。
この滝を見るための、このルートの選択。
標識の指示に従い、道を横断してバイクを駐車場へと走らせる。

対向車すらろくにいない県道から外れた駐車場。
先客などいる訳が無く、生い茂った木々に囲まれた広い敷地に自分一人がぽつんと存在する。
そう。ここには誰一人として人がいない。
自分一人を除いては。

部屋に一人きりやエレベーターに一人きりとは本質的に違う状況。
それこそ半径1kmくらいに、誰もいないと考えても間違いないくらい。
駐車場から続く遊歩道に向かい、滝に向かって川沿いを歩く。
雑草の茂る遊歩道。
周りは背の高い木々。
耳を打つ滝の音。
そこを一人歩く自分。
正直、少し怖くなってくる。

何も無い。
何もいない。
何も無いからこそ怖い。
ある意味矛盾する、しかし想像故の不安。
こうなると滝も何も無く、平静を装いはするが余裕もなにもない。

早足で滝の前に到着し、写真を撮り、少し眺めて、すぐに帰る。
秋のせいか滝の水量は少なく、瀑布というイメージとはやや遠い。
何より誰もいないこの空間は、長居をするのに向いてない。

足早に遊歩道を上り、誰もいない駐車場に到着。
何となく振り向くが、誰もいない。
いる訳がないし、いても困る。
だったらどうして振り向いたのかとも思うが、振り向かずにはいられない。
とにかくバイクにまたがり、エンジンを掛け、逃げるようにして駐車場を後にする。
どうしてここに来たかったのかは、全く意味が分からない。
ここで何をしたのかも、良く分からない。
意味もない不安と恐怖があった。
ただそれだけである。


バイクを走らせてる時とかは、まだ良いんですけどね。
誰もいない山奥を徒歩で移動するのは、結構不安。
誰もいないからこその不安。
久々に、嫌な汗をかきましたよ。


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2009年11月25日

福井ツーリングレポート その5



酷道をゆく2 (イカロスMOOK)
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ここからは移動編。
では、続きをどうぞ。


158・416・251・3・183


永平寺を後にして、今度は一路越前海岸へと向かう。
とにかく西を目指せば、自動的に日本海側。
つまり越前海岸へと辿り着く。
ただ途中で滝に立ち寄りたいため、ルートを事前に選定。
さほど複雑なルートではないが、細かな右左折数回必要。
国道や県道の数値を覚え、それに従い行動する事にする。

まずは国道158号線。
永平寺大野道路となっていて、福井と永平寺方面を結ぶ自動車専用道路。
道も整備されいて、インター以外は一本道。
迷う要素は一切ない。
やがて福井市街に入った所で、今度は国道416号線に道が変わる。
景色は一変ビルや民家。
気温も一気に上がり、ジャケットの下は汗ばむほど。
ただ暑いと感じたのは、福井市街を走ったこの瞬間だけ。
その暑さは、幻のように消え失せる。

ルートはひたすら西進。
やはり迷う要素は無い。
しかし問題はこの先。
やがてこの先の行き先を告げる青い標識が現れる。
「越前海岸(大咲)は、こっち」
越前海岸は目指したいが、自分の目指したい地名ではない。
それに従うべきなのかどうか。
そして次に進むべき道は、県道251号線。
標識で示された越前海岸のルートとは違うが、あくまでも事前の調査を頼りに県道の方へとバイクを走らせる。

少しずつ減り始める建物。
大型の商業施設がまずは減り、車線が減り、人の姿も減っていく。
ただ道路脇にある標識は「県道251号線」
ルートとしては間違っていない。
大丈夫。まだ大丈夫である。

気付くと周りからは建物が一掃され、稲穂の刈り取られた田畑の中をひた走る。
道幅は広く、道路は舗装されていて、車の流れもそこそこある。
県道251号線の次は、県道3号線。
地図で見る限り、平地ではなくかなりの山間部。
少なくとも、田畑の広がるような土地ではないはずである。

脇の辺りから冷たい物が迸り、頭の中が真っ白になる。
迷った。
人生に迷った。
ではなく、道に迷った。
そして道路脇にある標識は「県道115号線」
事前に見た地図で、そういうルートを走るとは想定していない。

慌ててバイクを路肩に停め、地図を確認。
今の地名を地図上で探すが、地図が大ざっぱすぎて載っていない。
迷った上に、現在地が分からない。
そして嫌な汗ばかりが、どくどくと吹き出してくる。

引き返すのは簡単だが、どの時点で道を間違えたのかが不明。
つまり引き返しても、結局違う道に迷い込んでしまう気がする。
また地図を見る限り、越前海岸には向かっている。
そして本来目指すべき、県道3号線とも接続する様子。
地図を頼りに。
何より己の勘を頼りに、県道115号線を突き進む。

田園風景の中を走っていくと、再び分岐が現れる。
そして「→県道3号線」の標識も。
少し迷いはしたが、ここからの復帰は可能。
標識の表示に従い、即座に県道3号線へとルートを戻す。

道路一面に広がる落ち葉。
それがじっとりと湿り、しかも周りの木々は小高く光も満足に差し込まない。
道は恐ろしく急な上り坂で、螺旋階段のようなカーブの連続。
走りにくいどころか、一瞬でも気を抜くと転倒間違い無し。
またガードレールなど無いような道で、転倒すればどうなるかは想像に難くない。

ギアを一速から二速で固定。
トルクを掛け、とにかく慎重に坂を登る。
転ばないよう、すぐに脚が付けるようにもスタンバイ。
しかし下手に途中で止まると、空を見上げるような急勾配での坂道発進。
迂闊に止まる事も許されない。

これを道と呼んで良いのかどうかも疑問。
ただ、車の走らない山間部にはありがちな道。
後ろから車が来る事も無ければ、対向車も現れない。
小高い木々の間からわずかに漏れる木漏れ日だけが今は頼り。
とにかく慎重に、濡れた落ち葉の上を走っていく。

10分程走っただろうか。
ようやく上から対向車が降りてくる。
走ってきたのは、白のオフロードバイク。
こういう道を走るには向いているだろうが、それでもおそらくは辛いはず。
向こうもそう思っていたのか、軽く頭を下げてきた気がした。

普通ならピースサインで挨拶を交わす場面。
ただお互い、手を話せる状況ではと手もない。
また挨拶をしてきたのかどうかも分からない。
それでも頭を軽く下げ、それに応えたつもりになる。
一瞬の邂逅。
わずかに重なるお互いの意志。
だがそれはすぐに離れ、再び苦行の道が続く。


という訳でタイトルは、道路の名称でした。
迷った事よりも、この山道がとにかく苦痛。
いつ転ぶかと、ひやひやしつつ走ってました。
滑りやすい状況は多々ありますが、濡れた落ち葉は下から数えた方が早い最悪な状況の一つ。
本当、良く生きて帰ってこられましたよ。



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2009年11月24日

福井ツーリングレポート その4

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20:47にコメントを頂きましたが、発言が多少過激だったので割愛させて頂きました。
周りに振り回されず、自分の信念を貫いて欲しい所ですよね。
なんてところが、私の意見であります


それはともかく。

引き続き、永平寺編。
では、続きをどうぞ。

荘厳

回廊を歩いて行くと、一旦敷地の外に出られる。
出た場所は山門。
その先に見える、大きな鐘。
行く年来る年で若い雲水が撞いている、あの鐘。
これを見るためにここへ来たといっても良く、さすがにカメラを取り出し撮影をする。
鐘の側までは近づけないが、見られただけですでに十分。
来たんだな。
遠くに来たんだなと実感する。

感慨に耽りつつ木目の廊下を歩いていくと、畳敷きの広い部屋が目に入る。
広いと一言で言うのは簡単だが、おそらくは百畳以上。
室内は非常に薄暗く、照明は殆ど無い。
理由は天井に飾られるきらびやかな絵の数々。
傘松閣(さんしょうかく)。
調べてみると、昭和初期に南画の画家が描いた花鳥絵。
それが天井一面に飾られている。
静かな、広い畳敷きの部屋。
明かりは殆ど無く、だからこそ花鳥画の色鮮やかさが心に焼き付く。

感嘆のため息を付きつつ回廊へと戻り、足元から響く気持ち良い音を聞きつつ先を急ぐ。
しばらく歩くと、今度は大きな仏像や仏具が現れる。
やはりここも畳敷き。
スリッパを脱いで畳に上がり、仏像や仏具の存在感に圧倒される。
すると側にいた年配の参拝客が畳の上に正座をし出す。
でもって仏像に向かって拝みだした。

荘厳な中での厳粛な光景。
思わず釣られて正座しそうになるが、ちょっと違うとすぐに思い直す。
いや。拝む事自体は悪く無いものの、釣られてする事でも無い。
何よりそこまでの信仰心もなければ知識もない。
とはいえ、思わず拝んでしまうような気持ちにさせられる雰囲気。


回廊の切れ間から見えるお堂に掛かる、紅葉した木々。
僧堂の脇にある木鐸は中央がささくれ立っていて、日々叩かれている事を伺わせる。
奥では雲水が教典を広げ、浴室には若い雲水が着替えを持ってひた走る。
荘厳さとおおらかさ。
それでいて張り詰めた空気感。
観光地であると同時に、ここは修行の場。
雲水達の生活に密着し、彼等が真摯に勤める場なのだと強く実感する。

参拝を終え、敷地内にある土産物屋を軽く眺める。
何度も言うように信心も知識もない。
しかし端的に言えば、感化されたのだろう。
何かを買った方が良いと、勝手に思い込む。
という訳で、瑪瑙の数珠を購入。
ありがたい、ありがたい話である。


以上、永平寺編でした。
正直、一眼レフデジカメを持って行けば良かったと思いましたよ。
まあ、今更言っても仕方ないんですが。
でもって次回からは移動編。
つまりは、あれ。
道に迷うって奴ですよ。


ykino at 19:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!福井ツーリングレポート 

2009年11月23日

福井ツーリングレポート その3

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食事を済ませ、再び出発。
では、続きをどうぞ。

身の引き締まる

外に出てしまうとすぐに体が冷え込んでくる。
鬱蒼と生い茂る木々。
空は気持ち良いほどに晴れ渡っているが、澄んだ空気は冷気をもはらむ。
秋。そして山間独特の空気感。
体の震えを感じつつ、緩いカーブをひた走る。

やがて道の左右に現れるお土産屋。
そして人の姿が増え始める。
やや急な上り坂を登り切ったところで、目の前に現れるより深い森。
そしてお堂と参道。
永平寺に到着をする。

駐車場に停めようと思った所で、車を整理していると思われる男性が声を掛けてくる。
その指示に従ってバイクを進めると、駐輪場を発見。
軽く頭を下げ、バイクを駐輪場のスペースに停める。

敷地の左側は、いわゆる永平寺であり本堂。
対して右手は、石碑や菩薩像が建っている。
道は緩い登り。
周りは天を突くような高い木々で覆われ、その間からの木漏れ日が参道を照らす。
バイクを降りたせいか寒さはそれ程感じず、また歩いている分体が自然に温まる。
まずは菩薩像を拝み、石碑を眺め、深い森の空気をゆったりと味わう。

ただ訪れたのは永平寺。
散策を終え、今度は永平寺の本堂へと向かう。
まずは拝観料を支払い、言われるままに奥へと進む。

ドアをくぐると、そこは土間。
そしてスリッパが置いてある。
靴を脱いで、スリッパで中を歩いていくらしい。
「右手の部屋で説明を聞き下さい」
そう声を掛けてくる若い雲水。
やはり言われるままに右手の部屋に入ると、すでに説明が始まっていた。
説明と言うよりは、注意事項。
雲水へカメラを向けるのは禁止。
貴重な文化財へのフラッシュ撮影は禁止。
道具類には手を触れない、等々。
いわゆる一般常識の範囲である。
最後に正座して、合掌。
お寺に来ている事を実感する。

それ以外のルールとしては、左側通行。
畳敷きの部屋ではスリッパを脱ぐ。
後は騒がない事だろう。

部屋を出ていきなり現れたのが、急な階段。
それもかなり長い。
修行僧の集まる寺だからではないと思うが、結構な段数。
それでも木製の階段は丁寧に手入れがされており、木目が綺麗に輝いている。

参拝順路などが事細かに書いてある、言ってしまえばかなり観光特化した作り。
しかし同時にここは、雲水達が修行する場。
だからこその、この綺麗な階段。
彼等の真摯な姿勢が、階段一つからも伝わって来る。


感動、感銘、感慨。
とにかく、ちょっとショックを受けましたね

ykino at 19:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!福井ツーリングレポート 

2009年11月22日

福井ツーリングレポート その2

うまいおろしそばセット【送料無料】
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では、WEB拍手に頂いたコメントから。

21:17 基本、ナンバープレートが前に無く、ましてやヘルメットで顔の識別ができないバイクにはオービスは関係無いのでは?ごくまれに後ろから撮るタイプもありますが、可能性は低いですね。その場合警察が事情聴取と言う形をとるものと思われます。なんにしても速度超過違反は原則現行犯逮捕ですから、バイクの場合は証拠不十分と言う事になるでしょう。
因に高速では40キロ以上オーバーした場合、一般路では30キロ以上オーバーした場合が危ないとされます。

by I

自分としては制限速度内で走っていたため、違反ではないと思ってるんですけどね。
「速度超過」という文字で、勝手に不安を抱いた次第。
またオービスは制度上の規定が色々あり、それにも該当しない様子。
幸い杞憂で終わったようです


それはともかく。
取りあえずは一安心。
では、続きをどうぞ。

寒さを忘れる暖かさ

福井市街を抜け、一路東へと移動。
自動車専用道路のインターチェンジを降り、山道を走っていく。
道路沿いに見える
「ごま豆腐」
「おろしそば」
の看板。
福井でも、特にこの地域の名産。
そしてお昼はおろしそばと決めていて、開いている店が無いか道路沿いに意識を向ける。

緩いカーブの続く道を走る事しばし、一軒のそば屋さんを発見。
駐車場にバイクを止め、店内に足を踏み入れる。
レジ前にいた年配の女性が陽気に挨拶をしてくれ、席に付こうとした自分を呼び止める。
「そんな狭い所じゃなくて、もっと広いところに座りなさいよ」
などと言ってくれる。
その行為に甘え、6人掛けのテーブルへ移動。
最初の希望通り、おろしそばを注文する。

外の気温は、大体15度程度。
それでバイクを走らせていては、体感温度も下がる一方。
がたがたと震えていると、先程の女性が声を掛けてきた。
「一人旅?」
「ええ」
「今日は天気が良くて、良いよね」
「仰る通りで御座います」

いわゆる営業的なトークではなく、世間話としての会話。
所々聞き取れない箇所もあり、どうやら福井訛りの様子。
それも含め、ふと心が温かくなる。
旅で味わう、知らない人との触れ合い。
自分はそれを求めて旅をしている訳では無く、どちらかと言えば無言の行を貫くタイプ。
しかし相手の優しさ、善意が伝わって来るの素直に嬉しい。

近隣のガイドマップをもらい、それを眺めている間におろしそばが運ばれてくる。
言われるままにそばへ汁を掛け、ずるりとすする。
普段食べる物とは違う、明らかな歯応え。
大根おろしの強烈な辛み。
程よい出汁の風味。
ジャンルとしてはざるそばに準ずるが、今まで食べた事の無い感覚。
わさびではなく大根おろしの辛みがそばとマッチし、ずるずるとそばをむさぼりすする。

そして食べ終わった後で、ぶるりと体が震えてくる。
つまりは冷たいそば。
体の中から冷やしてしまったので。
しかしそば自体は堪能。
何より心は温かい。


おろしそばは初めて食べたんですが、かなり新鮮な出会い。
あの辛い大根ありきで、それがないとあの衝撃は薄れるでしょうけどね。


ykino at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!福井ツーリングレポート 

2009年11月21日

福井ツーリングレポート その1

全国SA・PA道の駅ガイド2010
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それはともかく。
今日から一週間あまり、先日行った福井のツーレポを掲載していきます。
淡々と進むオチもなにもない無いようですが、よろしければしばしの間お付き合い下さい。


びくびくっ

東の空を昇り始める朝日。
空はまだうっすらと紺の色を残し、冷気を含んだ風が身を包む。
バイクのエンジンを始動。
ギアをニュートラルから一速に入れ、クラッチを繋ぎながらゆっくりとアクセルを開く。
冷えた空気の中に鳴り響く、甲高いエンジン音。
一路、北を目指す。

日は昇っているが、早朝と呼べる時間。
11月上旬の気温は、市街地でもかなり低い。
厚手のグローブとヒートテックのインナーに、ここは感謝する。

名古屋市内を抜けると、名古屋高速の下を走るバイパス状の道。
信号は殆ど無く、また3車線のため流れはスムーズ。
予定より早く、一宮インターに到着する。

急なカーブを登り、料金所に到着。
ETCレーンへ入り、さらに速度を落とす。

「ぱかっ」

ETCのレーダーに反応し開くバー。
かつての煩わしい動作が嘘のような快適さ。
一瞬で料金所を通過し、米原方面へと向かう。

高速道路特有の強烈な横風と、高速故の強烈な風圧。
走行自体は快適だが、ある意味一般道以上の疲労感。
また山間部に向かっているため、気温は上がるどころか下がる一方。
ただひたすらに寒い。

とにかくたまらず、サービスエリアで休憩。
時間的な余裕はかなりあり、また体力温存のためゆったりと休息を取る。
まずはトイレ。
次に、無料のお茶。
しかし震えは止まらず、喫茶店へと逃げ込む。
ハムチーズのデニッシュサンドとダージリンティを注文。
温かい店内と温かい紅茶。
そして食事をした事で、少し回復。
あくまでも、少しだけ。

外へ出るとやはり寒く、また西を見ると山を雲が覆っている。
どう見ても気温が上がる気配はなく、気合いを入れ直してバイクにまたがる。

やがて関ヶ原に到着。
冬ともなれば新幹線が立ち往生するような降雪地帯。
つまりは寒くて仕方なく、ここからは寒くなる事はなっても温かくなる事はない。
救いは厚手のグローブを選択したのと、ヒートテックの威力。
グローブはともかくヒートテックは薄い生地の割には、保温性が抜群。
動きも妨げず、その姿でうろつかない限りはこの上なく頼もしい存在である。

寒さに震えながら、敦賀インターを通過。
越前海岸に行くだけならここで降りるのだが、今回はまずスルー。
さらに北を目指す。
つまりは、さらに寒くなる。

何度目かのトンネル。
疲労を蓄積させないため、またスピードを出しすぎないようゆっくり走る軽自動車の後ろをキープ。
スピードメーターを意識しつつ走っていると

「速度超過っ」

という電光表示板が目に飛び込んできた。
オービス。自動速度取り締まり装置?
一瞬頭が真っ白になるが、スピードは制限速度内。
オービスが反応するような速度ではないはず。
しかし「速度超過」と表示されたの確か。
何とも嫌な気分のまま、北を目指す。

寒さと疲労。
先程の嫌な気分。
かなりマイナス思考の内に、福井北インターに到着。
そのまま福井市街地へ走り、マンガ喫茶に即立ち寄る。

マンガを読むためでもなければ、休息のためでもない。
あの「速度超過っ」はなんだったのかを、調べるためである。

不安を抱きつつ、ネットで検索。
いくつかの情報を総合して分かったのは、オービスでは無かった事。
法的にも、速度的にも、場所的にも。
どうやら注意を喚起するための表示板で、速度ではなく車が通過するごとにランダムで表示される仕組みらしい。
確かにストロボが光った覚えはなく、またオービスにしては不自然な物ではあった。
完全に不安がぬぐい去れた訳では無いが、取りあえず一安心する。

マンガ喫茶を出て、まずは給油。
この時点で、大体180km程度走行。
長いには長いが、取りあえずは普通の距離。
そしてここは、あくまでも第二のスタート地点。
目指す場所は、まだこの先にある。


以上、高速道路編でした。
「速度超過っ」と出た時は、「終わったっ」と思いましたよ



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レンコンソフトクリーム

a4380677.jpg寒さと共に食べるも、また一興


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2009年11月20日

こんなヒーターもあるらしい

沸かし太郎 お風呂の湯沸しや風呂保温に風呂ヒーター 沸かしたろう
沸かし太郎 お風呂の湯沸しや風呂保温に風呂ヒーター 沸かしたろう
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では、WEB拍手に頂いたコメントから。

22:54 私は今後行ける限り太地に行って、太地の海にいるナミちゃんを見届けたいと思っています。
by I

私も行きたいとは思いつつ、冬はさすがに厳しいですね

2009.11.20 11:28 名無しさん

D70ha

これだけのコメントだったので、色々推測しつつ書かせて頂くと。
D70は、現在放置中。
とはいえモニターはライトが消えて、見えない状態。
レンズを認識しない時もあり、ピントが合わない事もざら。
押せないボタンは増える一方。
スイッチを切っても電源が入りっぱなし、何て事もあったりします。
カメラも私の気力も限界なんでしょうね


それはともかく。
途端に冬。
とうとう、ファンヒーターを動かし始めました。
軟弱かなとは思うんですが、風邪を引くよりは増しという事で




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2009年11月19日

せめて健やかに

010d07f6.jpg














では、WEB拍手に頂いたコメントから。

2009.11.18 19:59 名無しさん 私も なんか寂しい気持ちです。太地の海でみるナミちゃんが 大好きでした。

シャチを飼育する事は、名古屋港水族館にとっての設立以来の悲願。
だから、それ自体を否定はしないんですけどね。
ナミの年齢や移動距離を考えると、正直疑問を覚える決定。
またクーがいないから次のシャチ、という発想もちょっと。
出来れば彼女には、ひっそりと太地の海で過ごしていて欲しかったんですけどね

21:31 折しも年パスが11月29日で切れるのですが、私の名古屋港水族館フリークの灯もこの決定をもって消えそうです。
虚しさは同じで、人間は何故同じ過ちを繰り返すのでしょうね。
残念です。

by I

私もこの決定にはかなり萎えたというか、疑問を覚えた次第。
名古屋≒シャチ。という前提がありますし、上のコメントにも書いたように水族館設立以来の悲願。
ただ、何故ナミなのかとは思ってしまいます。
こういう事があると、ますます水族館から足が遠のいてしまいます。
とはいえそれは、私の意見。
一般的には「シャチが来て良かった」と考える方が大半でしょうし、それがもしかして「普通」なのかも知れませんが

11:09 せめて、人間側の都合に振り回されながらも名古屋にやってきてくれるナミちゃんには、
常に、思いを共に寄せていたいと思います。
(偶然にも今、画面は「太地町からこんにちは」です)

本当に、せめてナミには健やかに過ごして欲しい所。
最高の環境と最高の待遇で、ゆったり今後の人生を楽しんでもらいたいです。


という訳で、これ以上語る事も無いですね



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2009年11月18日

結局

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今回も中日新聞の記事が先行しており、HPでの発表はないんですが。
結局ナミを購入する事になったようです
言いたい事は山のようにありますけど、虚しいので止めておきます


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2009年11月17日

ベストドリンク

アップルタイザー(果汁100%の炭酸リンゴジュース)275ml
アップルタイザー(果汁100%の炭酸リンゴジュース)275ml


一番好きなジュースはと聞かれたら、「リンゴ炭酸」と答えるはず。
はずと言うのは、頻繁に飲めるほど世の中に出回っていないので。
理想はこうした、果汁100%。
これの美味しさは、筆舌に尽くしがたいです。
ただファンタオレンジも、私の中ではトップランク。
またこちらはいつでも入手可能で、だとすればこちらがベストかも。
などと、どうでも良い事を書いてみました

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2009年11月16日

湯たんぽ

7d73b7e6.JPG









今再び見直されているのが、湯たんぽ。
ただ仕組みとしてはお湯を入れるのではなく、電子レンジで温める物が出てきています。
私も昔買った事があるんですが、いちいち暖めるのが面倒で結局放置。
今では、どこにあるのかも分かってません。
ちなみに、こんな外見でしたよ

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2009年11月15日

けいおん!

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諸事情により、コンビニで購入。
ただ買ったは良いんですが、この後が困りもの。
置き場所に困りますし、とはいえ捨てるのも惜しいですし。
さてはて、どうしたものやら


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2009年11月14日

名古屋港水族館裏手

2caf8dad.jpgこんな感じになってます


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2009年11月13日

むずむず



キリン 8 (ヤングキングコミックス)
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読み出すとその気になってくるのが、瞳のフォトグラフ
この場合は、写真を撮りに行きたくなります。
もう一つはキリン。
こちらは、無性にバイクへ乗りたくなります。

ただ私の場合は、どちらも非常に下手なんですけどね。
そこは、下手の横好きという事で

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2009年11月12日

マンガ



孤独のグルメ 【新装版】
孤独のグルメ 【新装版】
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瞳のフォトグラフ2の前に、こちらも購入。
噂に違わぬ面白さですね、これは

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2009年11月11日

ツーレポ作成中



いますぐ使える バイクツーリング完全マニュアル
いますぐ使える バイクツーリング完全マニュアル
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という訳で、先日の福井旅行レポートを作成中。
例により大した内容ではありませんが、ちまちまと公開していこうと思います。
ちなみに写真も殆ど撮らなければ盛り上がった部分も無い、淡々とした旅でした

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2009年11月10日

□クール■よつば バター無塩 450g_
□クール■よつば バター無塩 450g_


パンを作る場合などは、無塩バターが必要。
無塩なので、つまりは塩味無し。
普通にバターの間隔でパンに付けると
「……なに、これ」
と、小首を傾げたくなる味。
でもって普通のバター。
塩入の物を食べると、「世の中にこんな美味しい物が存在するのだろうか」
なんて味。
塩って、本当に偉大ですね


ykino at 20:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年11月09日

新刊



瞳のフォトグラフ 2
瞳のフォトグラフ 2
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瞳のフォトグラフ第2巻が、11月12日に発売
写真部に所属する女子高生のストーリーで、意外と熱い部分もある爽やかマンガ。
作中では詳細が明らかになってませんが、物語りの舞台は名古屋やその近郊。
マンガを読んでいると、「あっ、ここはっ」なんて場所もちらほら出てきます。
名古屋在住としては、そういう意味でも楽しめるマンガ。
でもって、これを見ているとカメラを持って外に飛び出ていきたくなりますね

ykino at 20:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

2009年11月08日

頂き物

cb54dd8e.jpgこんなグッズもあるんですね


ykino at 20:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!水族館