薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、診療に限らず新たな情報を述べていきます。

4月から新年度ということで、当院にも新しいスタッフが入りました。

新しく加わったのは理学療法士は2名と医療事務パートが1名です。

医療事務はパートでの採用です。長きにわたり県内の総合病院で勤務していた経験を活かし当院へ勤務することとなりました。
医療事務のアルバイトの学生も勤務する日もあり、医療事務のスタッフがうまくシフト勤務できれば、土曜診療を月に2回、日曜診療は毎週に戻していきたいと考えております。

理学療法士の2名は新卒・常勤、いずれも高校野球経験者で、ひとりは宇都宮工業、ひとりは宇短附の出身です。
理学療法士免許が届くまでいろいろと研修をして、その後は徐々にリハビリ業務に関わらせていただくようになります。

これで理学療法士の常勤は8名となりましたが、最多で11名の理学療法士が勤務していた時と比べればまだ少ないわけで、引き続き理学療法士を募集しています。

来年の新卒の採用も予定しており、求人票を大学や専門学校に送付する準備を始めてまいります。

当院では運動器エコーの画像を見ながら痛みの発生源となると思われる部位へ狙い撃ちの注射「ハイドロリリース」を行うことも多く、最近はネットで検索して来院したとか、他の人に聞いて来院したという方とか、チームのトレーナーから注射も検討してもらうように言われて来院する高いレベルの野球選手もいて、連日のようにハイドロリリースを頸から足までいろいろな部位に実施しています。

もちろん注射だけでは限界がありますので、痛みが少ない状況をつくっておいて、並行して理学療法士による運動器リハビリテーションを当院で行ったり、チームにトレーナーがいる選手はトレーナーの形に対応してもらったりして、症状を改善していけるように努めています。

このようにエコーを用いた診断とハイドロリリース注射、さらに理学療法士による運動器リハビリを行う施設は多くありませんので、地元の方々だけでなく、県内各地や茨城県西部から来院をいただくことも多いです。

チームメイトや指導者から受診をすすめられたり、保護者同士のつながりで紹介されたり、あるいは宇都宮市内のある内科の先生は通院されている方に肩の治療なら当院へ受診するよう指導をいただいたりして、移動に1時間以上かけて来院いただくケースもあります。

春は新しい環境が始まり、そこに適応するまでは疲労や緊張のために筋肉の張りが生じたりもしますし、運動のレベルが急にアップして痛みを生じるというパターンもあります。

春が来れば3か月で夏が来るわけで、中学生・高校生のスポーツにおいては、夏は引退の時期であり、最後の大会となる試合にいい状態で出場していただきたいと考えますし、スポーツで進学を考える選手においては、最後の大会のプレーの内容や成績が評価の材料になることもあると思われ、結果を出さなければいけないこともあります。


そのため、4月は夏の大会のための準備の始まりでもあります。

運動器エコーによる診断とハイドロリリースによるピンポイントでの注射、運動器リハビリの組み合わせで、最短での治療で夏の大会に支障のないよう、4月・5月のうちに多めに受診をいただければ幸いです。6月と7月はじめはコンディションの維持をして大会に臨んでいただきたいと思います。

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今年最初の都内の美術館は原宿の太田記念美術館での「江戸メシ」です。

この美術館は浮世絵のコレクションで有名で、江戸時代の食に関連する版画を展示しているということで、食にも興味がありますので出かけてみました。

かつては渋谷区に住んでいたこともありますが、原宿に降り立ったのは何年ぶりだか覚えていないぐらい久しぶりです。

ホームページには週末は混雑しているので平日の来館を勧めるとあり、休診日の金曜日に出かけました。平日に休みがある仕事でよかったと思うことのひとつは、週末に混雑するイベントを回避できることで、大して並ぶことなく何かを観たりできるのはアドバンテージのひとつかと思います。

版画なので作品のサイズは大きくはありませんが、江戸時代の食文化の一部が観られてよかったです。作品は書籍としての図録ではなく、1000円支払えばネット上で解説と共に観ることができます。

https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/edomeshi/

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日で終了してしまいましたが、作者ではなく江戸時代の人々の暮らしという切り口で作品を観るという意味で興味深く鑑賞させていただきました。昨年は国立科学博物館で和食の展覧会にも行きましたので、より楽しめたように思います。


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 相変わらず完全オフの日はほとんどないのですが、そして数少ない休みの日を利用して都内の美術館や博物館に行くようにしているのですが、先日は上野の国立科学博物館で開催中の特別展  「鳥」と、東京国立博物館の特別展「はにわ」をハシゴしてきました。

上野駅の公園口を出ると修学旅行の中学生が多く、また国立博物館の表慶館で開催のHello Kitty展のチケットを求める人と思われる行列が駅前にあり、西洋美術館も「モネ 睡蓮のとき」の展示で行列していて、平日の金曜でも上野公園は混んでいました。

Hello Kittyは50周年ということですが、なぜ東京国立博物館なのか素朴な疑問もなくはないですね。

はにわもかなりの人気のようで、混雑をしているとの表示があり、先に鳥の展示を見てから夕方になってはにわを観るという作戦としました。
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仕事柄、骨の形をいろいろな生き物で比較をすることが最近の興味でもあり、鳥の展示もかなり食い入るように観てきました。分類、羽、進化、骨格などについて、知らなかったことがたくさんあり、大変勉強になった展示です。
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近いうちに比較解剖学の書籍を購入しようかと思います。
先日の虫の展示に続き、興味深い展示でよかったです。

いったん上野の山を下りて遅い昼食をとり、16時近くなってから国立博物館へ移動して「はにわ」のチケットをほぼ並ばずに購入して、すんなりと平成館に入り、国宝を含むはにわをじっくり観察してきました。
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はにわは群馬の高崎付近や埼玉北部、栃木南部で多く作られていたようであり、都から遠い関東では聖徳太子が活躍した時代でも多様なはにわを作ったようなので、バリエーションが豊富で緩衝して楽しい物が多いですね。

真岡の鶏塚古墳のものも出品されています。
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外へ出るとすっかり暗くなっていましたが、となりの建物のHello Kittyが光り輝いており、レアな光景でした。
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1時間半程度かかるとはいえ、栃木から博物館や美術館の多い東京へ出かけやすいというのはメリットです。

そして平日に休みがある仕事なので、混雑を回避することができており、これもメリットになります。
日曜祝日の休みにこだわると、混雑だらけの外出ということもあるでしょう。

当院は金曜日は必ず休みで、土曜や日曜も休みの日を月に1~2回作るようにしています。

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