新しく加わったのは理学療法士は2名と医療事務パートが1名です。
医療事務はパートでの採用です。長きにわたり県内の総合病院で勤務していた経験を活かし当院へ勤務することとなりました。
医療事務のアルバイトの学生も勤務する日もあり、医療事務のスタッフがうまくシフト勤務できれば、土曜診療を月に2回、日曜診療は毎週に戻していきたいと考えております。
理学療法士の2名は新卒・常勤、いずれも高校野球経験者で、ひとりは宇都宮工業、ひとりは宇短附の出身です。
理学療法士免許が届くまでいろいろと研修をして、その後は徐々にリハビリ業務に関わらせていただくようになります。
これで理学療法士の常勤は8名となりましたが、最多で11名の理学療法士が勤務していた時と比べればまだ少ないわけで、引き続き理学療法士を募集しています。
来年の新卒の採用も予定しており、求人票を大学や専門学校に送付する準備を始めてまいります。
当院では運動器エコーの画像を見ながら痛みの発生源となると思われる部位へ狙い撃ちの注射「ハイドロリリース」を行うことも多く、最近はネットで検索して来院したとか、他の人に聞いて来院したという方とか、チームのトレーナーから注射も検討してもらうように言われて来院する高いレベルの野球選手もいて、連日のようにハイドロリリースを頸から足までいろいろな部位に実施しています。
もちろん注射だけでは限界がありますので、痛みが少ない状況をつくっておいて、並行して理学療法士による運動器リハビリテーションを当院で行ったり、チームにトレーナーがいる選手はトレーナーの形に対応してもらったりして、症状を改善していけるように努めています。
このようにエコーを用いた診断とハイドロリリース注射、さらに理学療法士による運動器リハビリを行う施設は多くありませんので、地元の方々だけでなく、県内各地や茨城県西部から来院をいただくことも多いです。
チームメイトや指導者から受診をすすめられたり、保護者同士のつながりで紹介されたり、あるいは宇都宮市内のある内科の先生は通院されている方に肩の治療なら当院へ受診するよう指導をいただいたりして、移動に1時間以上かけて来院いただくケースもあります。
春は新しい環境が始まり、そこに適応するまでは疲労や緊張のために筋肉の張りが生じたりもしますし、運動のレベルが急にアップして痛みを生じるというパターンもあります。
春が来れば3か月で夏が来るわけで、中学生・高校生のスポーツにおいては、夏は引退の時期であり、最後の大会となる試合にいい状態で出場していただきたいと考えますし、スポーツで進学を考える選手においては、最後の大会のプレーの内容や成績が評価の材料になることもあると思われ、結果を出さなければいけないこともあります。
そのため、4月は夏の大会のための準備の始まりでもあります。
運動器エコーによる診断とハイドロリリースによるピンポイントでの注射、運動器リハビリの組み合わせで、最短での治療で夏の大会に支障のないよう、4月・5月のうちに多めに受診をいただければ幸いです。6月と7月はじめはコンディションの維持をして大会に臨んでいただきたいと思います。
