今年もゴールデンウィークが始まりました。行楽地へ向かう車で高速道路は渋滞し、駅や空港も混雑します。
栃木県内も、JRの観光キャンペーンの対象になっていることから、世界遺産の日光や、陶器市が行われる益子、さらに新たな駅もできた足利フラワーパークなどが混雑するようです。
スポーツも新人選手の加入から1か月が経過して活動が盛んになり、大会も行われる時期です。
農村では田植えが始まる時期でもあり、日頃は会社や市役所に勤めている方が駆り出されるのもゴールデンウィークだったりします。
整形外科の扱う運動器のトラブルは、休みの日の午後に多く発生するのではないかと考えていますが、ほとんどの医療機関は土曜日の午後から日曜は休みで、祝日も休診です。
当院は、そういった流れと異なり、原則として日曜は午後1時から診療し、祝日は曜日に応じて診療を行っています。
休診日は金曜と土曜ですので、祝日が月曜であれば診療、金曜や土曜であれば休診です。
例外として、5/3-5は休診日と定めており、今年は5/3が木曜で4は金曜、5は土曜ですので、5/3の木曜のみ診療が減ることになります。
ということで、5/3-5はほぼ全ての医療機関が外来診療をストップすると思われます。
救急病院は診療科に関係なく初期対応を行うのみということもあるので、しかも生命に関わることのほとんどないひどい外傷でなければ、整形外科領域の疾患は痛み止めとして湿布かロキソニンなどの内服が数日分処方されておしまいということが多いです。骨折も緊急性のないものは、手術が必要であっても連休中には話が進まないと思われます。
このように医療側の対応がゴールデンウィークは年末年始とならび機能低下しますので、防げるケガは防ぎたいものです。
ときに当院は1年でいちばん混雑をするのがゴールデンウィーク中から明けの時期だったりします。