薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2018年05月

 日本は世界でも1~2を争う長寿の国です。先人たちの努力で医療と保健の活動が充実してきた結果、女性なら90代半ば、男性でも80代後半まで生きるのも珍しくありません。当院の近くには墓地があり、通りがかりに見える文字を見ると、生まれてすぐに亡くなったとか、幼児期に亡くなった方が明治・大正のころは多かったようです。抗生物質もあまりない時代は感染症で亡くなったのかなと思ったりもします。
 子どもとは言わないまでも、50代前半ぐらいまでに若くして亡くなれば、膝や腰、肩や手の痛み、下肢のしびれなどで悩まされる可能性は低いです。
 現在は超高齢化社会になり、また多くの方は健康診断を受け、内科にはきちんと真面目に通院されるので、膝や腰、肩や手の痛み、下肢のしびれなどで悩まされる方が多くなったと考えられます。「歳だから仕方がない」とすぐに言われ、「ついでに湿布を」と内科で処方されている方の何と多いことでしょうか。
 中高年になれば、筋力の低下、関節の柔軟性の低下、筋腱の伸張性の低下、骨密度の低下などがベースにあるものと考えれば、これらを予防~維持することが必要と容易に想像がつくところですが、これらは痛みを伴わないので、「痛くなければ大丈夫」「治った」と思われがちです。健康診断は運動器は対象にならないので、自覚症状もないと放置されます。
 結果として、関節の適合性の低下と可動域制限、出力の低下、安定性の低下、筋腱の不全損傷、軟骨の摩耗、姿勢のくずれ、疲労しやすい、活動性の低下、骨粗鬆症の進行、転倒、骨折、骨折の連鎖、介護、認知機能低下、心肺機能低下、全身衰弱・・・といった負のスパイラルに陥る可能性があります。
 日常的には医療といえば内科となりがちなので、整形外科的な知識を授けられることもなく、受診する機会をなかなか作らず、「仕方がない」となりがちです。
 対策としては、湿布を貼ることではなく、筋力の低下、関節の柔軟性の低下、筋腱の伸張性の低下、骨密度の低下に対して低負荷で高頻度に運動をいろいろとすることが重要と考えられます。中高年では、高負荷の運動を急に始めるのは心臓や血管の問題も注意する必要があります。
 車社会北関東の人が手っ取り早く低コストで始めるのは、車を置いての外出でしょうか。遠ければ最寄りの駅までは車で行くとしても、駅では階段を昇降し、電車は30分以内なら立って乗車し、目的地の街を歩いて、用事も含めて数時間過ごすといったことも実践していただくと、家の周りの散歩をする必要はないかもしれません。
 自分で運動をするのは難しいという人は、アスレチックトレーナーによる体の評価を受けた後に、必要な運動を指導してもらい、繰り返し通院して運動を継続するということも可能です。
 内科の病気の予防のひとつに予防接種がありますが、整形外科の扱う運動器の病気の予防には適度な運動が必要です。予防接種が自費で行われるように、アスレチックトレーナーが行う予防としての運動は保険ではない自由診療になります。予防接種は自治体の補助や自治体からのお知らせがあったりしますが、アスレチックトレーナーのメニューは補助はありません。そこで、当院では可能な範囲で低価格で運動を行っていただけるようにしています。高齢者には1回500円からのメニューも用意しています。
 メニューは写真を添付しますが、詳しくは当院へ電話やHPからお問い合わせください。
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 田んぼに水が張られて、夜はカエルの鳴き声が聞こえるようになりました。
少々蒸し暑い感じでもあり、診療中には冷房を使い始めていて、夏に向かって進んでいます。
診察室でも電子カルテ、モニターでの画像診断、エコーでコンピュータを使うため、これらが熱を発生します。
朝8時過ぎから深夜0時ごろまで電源を入れたままですので、診察室は室温が高めになります。
整形外科では筋力や関節の動きの評価に力を入れることも多く、特に体の大きな患者さんの診察では少々汗をかくこともあります。
暑くなると、栃木は雷の季節でもあります。
梅雨に夕立ちで雨の場面が多くなるわけですが、どういうわけか雨の前になると、関節の痛みやだるさなどの不調を訴える方も少なくありません。
また熱中症も増えていく時期です。
体調管理にも気をつけましょう。
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 5月下旬から6月初めに運動会という学校も多いようです。
 すでに30度前後まで気温が上昇する時期でもあり、運動会の練習で熱中症になったというニュースも流れていたように思います。
 10月中旬ぐらいまで気温が高いこともありますし、初夏にせよ秋にせよ、熱中症のリスクを考慮しながら運動会を準備し、実施するということで、先生方も気を使われていることでしょう。
 学校医をしていることもあり、「来賓」としてお招きいただき、短時間だけですが運動会を久しぶりに拝見しました。
 少子化のせいか、土曜日の過ごし方にも多様性があるためか、以前よりも観客席が混んでいないような気もしました。自分たちが子供のころのような定番の音楽も流れす、音量も小さめのような気もして、当たり前ですが時代の変化や周囲も含めて価値観の変化があるのでしょう。
 さて、運動会が土曜に行われると月曜が代休になるものと思われます。
 運動会が終わった土曜の午後は多くの医療機関は診療を行っていない時間帯です。
 日曜午後は当院は診療を行います。土曜に救急病院で診察を受けるというほどではない問題であれば、日曜午後に当院をご利用ください。
 代休の月曜には、日頃は夕方にしか受診ができないところを朝から受診ができるものと思いますので、スポーツに伴う長引いている痛みについては月曜朝の受診もご検討ください。
 ケガなく楽しい運動会でありますように。

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 10代の中学生・高校生の受診がいちばん多い当院では、整形外科の受診よりも学校のテストは大切なイベントになるためか、定期テスト1週間前から10代の受診が減少します。
 下野市をはじめ2学期制の学校はまだ中間テストではないようですが、3学期制の学校は5月に中間テストがあるため、5/13~5/17の週は中学生・高校生が減っているようです。
 ということは、2学期制の学校の生徒さんは受診のチャンスです。
 学年末になれば2学期制も3学期制もテストなので、さらに1月から3月までは受験シーズンとも重なるので、10代の来院はとても少なくなるのが通例です。
 このように、学校のテストと受診という行動には関連があります。
 それなりのケガをしていても、学校の授業は休まずに夕方に受診されるケースも多く、来院してみたら靭帯損傷でしたという事例が今週もありました。 
 38度の発熱であれば、学校を休んででも内科へ受診をされることが多いのではないかと思いますが、足が腫れあがっていても、学校の授業が優先されるようです。
 まだまだ骨折以外の運動器疾患は軽く考えられる傾向が強いようです。
6月下旬から7月初めにかけても期末テストで同様に10代の受診が減ることが予想されます。学校とは縁のなくなった大人の皆さんも受診のチャンスです。積極的な受診をしていただくと同時に、運動器疾患の予備知識を増やして、ケガや故障の予防に役立てていただければと思います。CIMG3387

 

 中学生・高校生の春の大会が真っ盛りという時期ですが、一方で夏の大会は7月の上旬~中旬に始まるので、気が付くと2か月あるかどうかです。
 いまからケガをすると、たとえばギプスで2~3週固定をすると5月も終わります。そこからリハビリを始めて、1か月半で現場復帰できるかどうか。毎週1回リハビリを受けても6回程度。途中に期末テストがあると「テスト勉強があるからリハビリに来られない」という人もいて、そうするとリハビリの回数が1~2回減るかもしれません。
 というように考えると、あっという間に夏が来る感じです。
 ケガは突発的に起こるので防ぎきれないものもありますが、オーバーユースによるスポーツ障害は防げる可能性が高いので、夏を目標に練習をするのであれば、故障をしないようにメニューを考えてもらう必要があります。
 負けたら引退という高校3年生では、やむを得ず注射を併用して出場になるケースもあります。100%のコンディションで大会を迎えてくれるといいのですが、ついがんばってしまうケースもあり、これから夏の大会まではリハビリの症例がとても増える時期になります。リハビリを希望しても希望の曜日と時間にはすでに予約が入っているということもよくある話です。
 そのため、理学療法士が常勤で7名で、日曜・祝日は非常勤の理学療法士も勤務して、日曜は最大8名、祝日は最大9名の態勢でリハビリを行うこともあります。
 さらに、医療というほどではないけど、コンディション改善を図りたいという方には、アスレチックトレーナーによるコンディショニングを自由診療で行うことも可能です。
 夏に向けたリハビリはいますぐ始めるべきです。痛くないとのコンディションがよいことは別です。スポーツ競技に痛みを伴う場合は、一日でも早めに受診をお願いします。初診の方は午前と午後3時台だけですが、ネットで予約も可能です。痛ければ、発熱で学校を休んででも内科に行くように、整形外科にも学校を遅刻してでも、午前中に受診することもご検討ください。
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ネットでの予約は当院ホームページからリンクしています。 http://ymc.tochigi.jp/

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