薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2018年09月

 当院のある栃木県下野市は、車で隣接する小山市や真岡市をちょっとだけ通り抜ければ、すぐに茨城県筑西市や結城市になります。
 医療圏としては結城市は小山地区と同じようで、夜間休日急患診療所も結城市の方が受診されます。
 また、小山市や栃木市の県立高校には結城市の生徒も通学するようですし、真岡市から筑西市の茨城県立の高校に通学するようでもあります。
 小山市内で買い物をされる結城市民・筑西市民も多いのではないでしょうか。
 ということで、距離は近いのですが、当院に来院される方の人数を見ると、筑西市や結城市の方が意外と多くないようで、人口の違いもありますが、距離で言えば筑西や結城よりも遠い宇都宮から、より多く来院します。
 当院を中心に同心円を想定すると、筑西や結城の方がもっと多く来院されていいように思います。
 野球をする小中学生は筑西や結城からも来院されますが、高校球児は同じくらいの距離にある栃木県の高校から比べると少ないです。
 一方で、人数は多くないけれども、時に古河市、桜川市、下妻市の方が来院されますし、境町や八千代町からは通院されている方もいらっしゃいます。新4号国道をはじめ整備された道路のおかげで、移動しやすいということかと思います。
 少しでもよい運動器の医療を提供していくことで、茨城県の方にもアピールをできればと考えております。
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 木曜は多くの診療所が休みです。そのため、木曜は休みと思われる方もいるのかもしれませんが、当院の診療も他の曜日よりも空いています。初診での来院も少ないです。
 通い続けている方はそのことに気づいているようで、骨粗鬆症の治療薬の追加での来院が多くなります。自覚症状もなく安定している骨粗鬆症は、診察時間も数分以内ですので、診察の回転も速いです。結果として待ち時間が少なく、雨でも降っていればさらに受診控えも起こるため、午前中はとても空いていることになります。来院した人数は少なくないけれども待ち時間が少ないということになります。
 ケガをするのは土曜・日曜・祝日が多いので、木曜よりも前に受診をされることが多く、木曜に初診で来院という方が少ないものと思われます。
 そういうことで、木曜日の受診がおすすめです。
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 10月になると高校や3学期制を敷いている中学は中間テストが行われます。
 テストの前はクラブ活動が休止というところもありますし、勉強の時間を確保しようということになります。突発的に生じたケガでなければ、急いで受診をする必要がないことの多い運動器疾患は、テスト前は受診をするよりも勉強しようということになります。 
 当院は10代の受診が3割ぐらいをしめており、定期テストや受験のシーズンは受診される人数が変動します。本人が受験生でなくても、両親が車で連れてきてくれて受診ということが多いこともあり、家族に受験生がいれば、受診を控える傾向が出ます。
 2学期制の中学はテストがすぐにはないでしょうから、そして秋休みがあれば早い時間から来院できるでしょうから、空いている時間を利用して積極的にリハビリテーションを受けていただき、効率よく治療を進めることを提案します。
 当院の待合室は、学校の宿題など、待ち時間を利用して勉強できるようにテーブル席を用意しています。LEDのコードレスランプも受付で貸し出しをしていますので、ご利用ください。
 スポーツも治療も勉強も頑張っていただきたいです。

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 手術後の症例ではないのに運動器リハビリを実施している施設は、栃木県においてはかなり少ないと思われます。
 肩こり、膝や腰の慢性的な痛み、高齢者の転倒や介護につながる運動器不安定症の治療として、さらに当院では10代を中心にスポーツ系の疾患全般で、運動療法を行う運動器リハビリを行っています。
 多くの整形外科の診療所では電気治療、超音波治療、牽引、マッサージ、ホットパックなどが行われてきました。これらは「運動器リハビリ」ではなく、「消炎鎮痛等処置」と呼ばれる会計になります。
 これらの治療をすべて否定する気はありませんが、改善がゆっくりだったり、医学的根拠が明らかではなかったりするため、また、高齢化の進むなか、運動器リハビリテーションを重視した保険医療の流れがあり、当院は運動器リハビリの流れに乗ってきました。
 10年ほど前に理学療法士1名から始めて、現在は常勤7名、日曜は非常勤2名の理学療法士の態勢になり、人数だけで言えば、診療所としては県内で上位になるのではないかと思います。
 理学療法士が数十名以上いる施設ならば、来院したいときに来院してリハビリを行うということも可能でしょうが、当院レベルの人数では、リハビリは予約制で運用せざるを得ません。来院したい時間や曜日は他の方も同様に来院したいという傾向もあるため、予約がいっぱいの時間・曜日もあれば、時には空いている時間・曜日もあります。
 空きがあればお知らせして、来院できる方が短期集中でリハビリを受けられるように、LINEとTwitterで診療開始前にその日の予約の空きをお知らせしています。日曜は12:30頃、月曜~木曜は8:30頃にお知らせします。
 すでにリハビリを開始している方には予約カードがあり、そこにはリハビリ直通の電話番号が記載してあります。予約の空きを見て、実施したいという方は直通の番号へお電話をいただき、お問い合わせください。お問い合わせいただいた時点で、予約が入っている場合もあります。その場合はどうぞご了承ください。
TwitterのURLは https://twitter.com/ymctochigi 
LINEは下のQRコードを友だち登録からスマホで読み込んでいただけるとスムーズです。
リハビリの予約の空きの以外にも、当院の情報発信をさせていただいています。どうぞご利用ください。

当院ラインQRコード

 デスクワークでまじめにおとなしく仕事をしているときにケガをするとは考えにくく、日頃とは違う動きをしたときにケガをするだろうなということは想像に難くないと思います。
 多くの方が平日に仕事をして、週末が休みというパターンと思います。販売やサービス系の仕事で、平日休みの方もいらっしゃいますが、それほど多くはないのではないかと思います。体を動かす仕事では時に体を傷めることがあり、労災という形で来院されることがありますが、デスクワークでの労災の経験は記憶がないです。
 ということで、休みの日の週末に、遊びやスポーツでケガをしたり、たまにしかしない作業で体を動かして腰や膝を傷めたりということが多いだろうと考えています。
 そして朝よりも午後に疲労がたまってきて痛みが生じやすいのではないかと考えます。
 そんな考えで、日曜午後や祝日に診療を行っています。
 スポーツの秋でケガの受診が増えてきました。捻ったとかぶつけたとか転んだとか、皮膚に傷ができて出血するとかではないものでも、腫れていれば靭帯や筋肉の損傷もあるかもしれず、レントゲンで異常がなくても、エコーでは異常が見つかることも多いです。
 稲刈りシーズンでもあり、本業が農業ではない方が稲刈りを手伝って発生する腰痛が増える時期でもあります。
 もちろん、ケガだけでなく、日頃は通勤していて週末にしか受診できない方の慢性的な問題にも対応します。
 もっと多くの医療機関が日曜や祝日に診療をしてくれてもいいとは思うのですが、そうではないので、混雑し待ち時間が長いこともあります。ご理解をいただきますようお願いいたします。
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