薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2019年01月

 1月もあっという間に終わってしまいます。
 1月は栃木県では私立高校の入試が続きました。さらに大学入試センター試験があったこともあり、受験生とその家族の受診が減ったと思われ、またインフルエンザの猛威もあり、例年1~2月は他の月よりも来院人数が少なくなります。2月も大学入試が本格化し、都内や埼玉の私立中学や高校の入試、栃木県立高校の特色選抜入試など、入学試験が続きます。
 ということで、10代の受診が3割を占める当院ではリハビリも診察も空いていることが多くなります。
 一方、「球春到来」などとも言いますが、2月はプロ野球はキャンプインとなり、開幕に向けて本格的に準備をする時期になります。写真は2015年に沖縄で肘関節学会が開催されたときに、学会場に隣接して行われていたベイスターズのキャンプの風景です。
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 公式戦を観戦することはあっても、キャンプに行く機会はなかなかないので、4年も前の写真で恐縮ですが、間近で選手を見られるので、ベイスターズファンではない私も少々興奮しました。
 当院で治療を行ってきた高校3年生で、春から大学野球を行う選手も寮に入り、またキャンプに参加するということで、当院での治療を終了する時期でもあります。数年後の活躍・飛躍を期待します。
 さらに、小山ベースボールビレッジで練習に励む選手も来院することがあり、これから野球の活動が本格化します。
 当院は、栃木県では野球選手の症例をかなり多く治療させていただいているものと理解しております。高校野球も学校別で言えば、これまでに半数前後の高校から受診歴がありますし、ベンチ入り選手のうち何人受診していただろうという高校もあります。
 学童野球も中学野球も盛んな地域ですので、これから3月以降はいろいろな野球選手が再び来院される可能性が高いです。ケガや故障がないことが理想ですが、やはり突発的なことは起こりえるため、来院されればなるべく早く、なるべく満足していただけるレベルに回復できるよう、治療に努めてまいります。
 野球選手を支える理学療法士がまだまだ不足しており、人材を募集しています。野球に限らず、また競技歴を問わず、スポーツ選手の治療を熱心に本気で行っていただける理学療法士を大募集中です。2020年国家試験合格見込みの学生から転職希望の方まで、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。勤務はすぐに可能です。自分が治療に関わった選手の回復と試合での活躍を身近で感じられるのが栃木です。野球の症例が豊富な薬師寺運動器クリニックへ是非来てください。

 まだまだ「まずはレントゲン写真」というイメージを整形外科の診察にお持ちの方も多いようです。
 病状が進行しないと骨に影響が出ないことも多いにもかかわらず、レントゲン撮影を行い「骨は大丈夫」と言われているケースも多いです。
 当院では骨の変形が考えにくい20代前半までの方や、症状からは骨のトラブルが考えにくいと思われる場合には、初診であってもレントゲン撮影を行わない場合があります。
 手で直接触る触診や、エコーを使っての観察とエコーのプローブによる「触診」を行って強い痛みがないことを確認し、成長発達の段階で軽いケガでも骨折を繰り返したり、転びやすいといった病歴がないかも確認し、さらに骨折が起きるような強い力が作用したと考えられるエピソードが受診の際になければ、急いでレントゲンを撮影する必要がなく、数日経過を追ってからでも遅くないと考えます。
 乳児股関節検診ではレントゲン撮影を避けたいという保護者も少なくないと考え、まずはエコーによる検診を行っています。
 骨よりも筋肉・腱・靱帯・神経などの軟部組織に痛みの原因があることが多いのに、それらを診断できないレントゲン撮影を行う意味はかなり限定的になります。安心感ということでレントゲン撮影を求めるのでしょうが、「骨は大丈夫」というのは「骨以外はレントゲンでは診断できない・わからない」ということだったりします。徐々に「レントゲン撮影よりもまずは運動器エコー」という流れになりつつあります。
 レントゲン撮影をするかどうかの判断は、基本的には医師の判断ということでご了解をいただければと思います。当院では積極的に運動器エコー検査やMRI検査も行っています。

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 中高年以上になると、高血圧や高脂血症、糖尿病など内科に通院される方が多くなります。これらの疾患は痛くありません。痛くないけれど、放っておくと生命に関わる事態に至るので、健康診断を受けて血圧を測り採血して早期発見をし、ひとたび見つけられれば、ずっと薬をのむということになっているのではないでしょうか。受診の度に血圧を測定し、年に数回は血液検査をするのではないかと思われますが、いかがでしょうか。
 これらの「病気」は昭和の時代から「健康で長生きのために治療が必要」で、くすりをもらうために通い続けるということでコンセンサスを得られているように思われます。
 一方で、健康診断もない整形外科の疾患は膝や腰が痛くても「年だから仕方がない」と思い込まれがちで、「痛いか・痛くないか」という物差しと「骨は折れているか・折れてないか」という物差しで物事を考えがちです。
 痛くはないけれど、腰や膝の骨は慢性的な問題としての変形性腰椎症や変形性膝関節症などの病名がつけられると、本人の知らないうちに変形が進んでいることがあります。
 内科で血液検査をするように、ときどきレントゲン撮影をすべきと考えますが、時として、放射線を警戒してレントゲン撮影を拒む方がいらっしゃいます。
 病状が進行するまでは、痛みが出たとしても起立や歩行の動き始めぐらいなので、瞬間的なものだったりします。少々痛くても受診をしないで、いよいよ痛みが強くなって来院したときには、画像だけなら手術を考えるような変形の進行した状態ということも珍しくありません。
 手術をしたいという人はあまりいませんし、できることなら手術は避けたいと思うのが普通でしょうから、ひどくなる前に定期的にレントゲン像で経過を追っておくべきと考えますが、これを拒まれてしまうといかんとしがたいところです。
 無駄な検査をするつもりは全くありませんが、生命にも関係のない疾患と言われればそれまでで、患者さんがノーといっている検査や治療は行えませんので、検査や治療をしないリスクのみお伝えしすることになります。
 病状が進行して強めの自覚症状が出たときには、紹介状を持って手術の相談に行っていただくということもあります。骨の変形はリハビリで治すことはできません。筋力低下や可動域制限、バランス保持能力の低下、ときに神経圧迫による知覚異常・筋力低下・反射異常などは自覚症状として捉えにくいので、予備知識を持ったうえでセルフチェックを行うなど、ご自身による注意が望ましいところです。
 異常に早く気づき、早期に受診をしていただければと思います。

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 雪国では積雪が増え、ときにホワイトアウトで大変といったニュースも流れてきます。
 一方、栃木県南部の平野部は雨らしい雨がないままで、空気が乾燥しています。
 インフルエンザが警報レベルで流行しており、学級閉鎖とか学校休業などの話も来院する中学生・高校生からも耳にするようになりました。
 栃木県は私立高校の入試が1月の初めから始まり、ひとつの高校でも複数回の入学試験があるようですので、中学生の受診が減っているようです。また大学入学のためのセンター試験を皮切りに、各地の大学入試も2月になると本格化しますし、他県の中学や高校の入試は2月に行われます。
 人生を左右しかねない試験ですので、インフルエンザにかかっては大変ということもあり、受験生とその家族の受診が例年減少します。
 すでに私立高校の入学が決まったという中学3年生や、就職が決まったという高校3年生も来院しています。
 2月下旬ぐらいになると、今度は進路には直接関係ないものの、学年末テストが中学・高校で行われるので、やはりテストが気になる生徒は受診を控える傾向にあります。
 ほとんど晴れている関東平野部は雪で交通機関が乱れ受験に影響するという可能性は低く、朝の冷え込みは厳しいものの、雪国よりは恵まれているのかもしれません。
 受験生の皆さんのご健闘をお祈りいたします。
 
 高齢者では、寒いので散歩をはじめとして外出を控えるという方もいらっしゃるようです。確かに朝の冷え込みは雪国の県庁所在地クラスの都市と同等のこともあります。
  NHKのデータ放送を見ると、小山市で-5℃と表示されていることもありますが、一方で日中は晴れているので気温が10℃を超えることもあり、また積雪がないので、日中であればしっかりと歩けるのではないかと思います。
 冬の間に筋力低下が進まないように外出の時間を確保していただきたいと思います。
 写真は雪が積もったときの当院です。滅多にありませんが。

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 1月は真冬ですが、新春と言ってみたり、春の高校バレーが行われたりします。
 プロ野球選手も1月になると自主トレを始めて2月からのキャンプインに備えます。
 栃木では私立高校の入試もすでに行われていますし、大学入試センター試験も行われる時期です。
 ということで、1月は春に向けた準備を開始する時期ということでしょう。
 
 学校は学年末にさしかかるため、文科系の私立大学では、入学試験が2月から何回も行われることもあり、1月には学年末テストで2月には春休みというところもあるようです。実習や実験の多い理科系の学生はレポートの提出やテスト勉強に追われている時期でしょうか。二十数年前に医学生だった当時は寒い時期は試験だったという記憶もしくは思い込みがあります。これらも次の学年を見据えた春の準備ということでしょう。
 進学や進級のための試験は準備のための勉強時間も長くなり、睡眠不足にもなりがちです。
 そして、学校が年明けから再開されて、一気にインフルエンザが拡がっているかもしれず、インフルエンザで欠席している人がいるとか、学級閉鎖などの話を来院される中学生・高校生からお聞きするようになりました。
 この冬はほとんど雨も降らない栃木県南部平野部は空気が乾燥していますし、朝の冷え込みは気温だけ見れば北海道・東北とあまり変わらないこともあります。
 試験勉強のため寝不足で消耗気味の体に、のどをいためる乾いた空気のなか、冷え込む日々は体調を崩しがちです。 
 体調管理のため、外出を控えるという人もいるのかもしれません。 
 このような状況もあって、1月から3月ぐらいまでは当院を受診する方が他の時期よりも少なくなる傾向がこれまではありました。
 1月に入ってから、来院人数は減っていないようですが、初診で来院される方が少なめだったり、運動器リハビリの予約状況に余裕がかなり出てきたりと、当院にとっての年度末モードに突入したようです。
 当院はインフルエンザや風邪の方の診療を行いませんので、発熱・咳などの症状がある方はほぼ来院しません。インフルエンザなどで体調を崩された方は受診をしなくなります。リハビリのキャンセルがでるのは、体調を崩された方かもしれません。
 また、年度末に限らないことですが、学校のテスト直前になると中学生や高校生は勉強をしたいと考えるためか、受診が減少する傾向があります。地域や学校によって学年末テストや実力テストの日程にずれがありますし、入学試験も高校や大学によって日程が異なります。
 そんなわけで、学年末テストがない小学生や、そもそも試験のない大人の皆様で、体調を崩されていない方々にとっては、1月~3月は当院への受診のチャンスという時期になります。 
 3月になると野球も本格的に練習試合が始まります。1月のうちに治療が必要な野球選手は受診をしておくべきと考えます。試験の合間を縫って、来院していただけるとよいかと思います。
 特に進路に関わる可能性のある現在中学2年・高校2年の皆さんはこの時期の治療が人生を左右することになるかもしれません。
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