薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2019年10月

 10月26日に埼玉県富士見市の病院で外来診療を行った後、虎ノ門ヒルズへ移動して、FCバルセロナに関わるスペインのスポーツ医学の先生方および日本の運動器エコーのスペシャリストの先生方の講演を聴く勉強会に参加しました。

 仕事の関係で途中からの参加でしたが、ややぎこちない同時通訳の日本語で難しいところもあったものの興味深い内容で、全国から多くの先生方が集まっていらっしゃいました。
 セミナーの後にはラグビーワールドカップの準決勝をスクリーンに投影して観戦するという企画で、キャノンイーグルスの永友監督の解説や選手のラグビーのラインアウトのデモもありました。ラグビーボールの形をしたハンバーガーも提供されました。
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 その後、さらに新橋へ移動して、エコーで有名な横浜市大の先生方、帝京大スポーツ医科学センターの先生方、広島市の開業の先生方、大阪・枚方市の開業の先生、名古屋のクリニックの理学療法士の先生方とご一緒させていただいての懇親会となりました。
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 運動器エコーを通じて全国の先生方と知り合う機会が増えて、どんどん名刺交換をしてFacebookの友達も増加しています。エコーは伝統的に東海や関西に熱心な先生が多く、関東も増えていますが栃木はまだ多くないと思っています。いろいろな話を拝聴できるのはうれしいことです。この懇親会では2週前に奈良で会った先生と会い、3週弱後に横浜の学会でお目にかかるということで、遠くの先生とも実は年に何回もお会いする場面が多くなっています。
 昔はもっと大学の医局という垣根があった気がしますが、いまはそういった感じは少なくなり、若い先生方と知り合えるのもありがたいことです。
 新しい知識を仕入れて地元での診療に還元するのは、以前は築地・今は豊洲ですが市場で仕入れた全国の新鮮な魚を地元で提供するのに似ているかなと思っています。いいものをどう提供するかは、医療も同じでしょうということで、どんどん仕入れに行かないといけないなと毎回実感しています。
 栃木でじっとしていてはいけません。
 
 

 今年も10月18日から福岡県の病院の見学に行ってきました。シーズンを終えたNPBのプロ野球選手の診察を見学できることもあり、毎年楽しみにしてるもので、すでに8回は見学に行っています。
 17日の診療を終えてすぐに羽田に移動し、18日早朝の飛行機に乗るために、第1ターミナル内のファーストキャビンをはじめて利用しました。
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 福岡は空港から市街地が近いですし、見学先も空港からタクシーで20分ぐらいなので、朝の診察開始から見学させていただきました。こちらの病院の院長先生の診察スタイルは、触診や視診を大切にして、リハビリテーションを重視し、薬はほとんど処方しないというもので、当院の診療もこの方法を踏襲させていただいています。
 これまでにもNPBやメジャーリーガーの選手、ときには大相撲の力士の診察を見学させていただきましたが、今年もセントラルのチームの投手2名の診察を見学しました。理学療法士の資格を持ったトレーナーの方とも名刺交換をさせていただき、今後つながりができるといいなと思うところです。
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 翌日26日は昼過ぎの新幹線で博多を発ち、まず新大阪へ移動しました。山陽新幹線はそれまで岡山までしか乗ったことがなかったので、はじめて関門トンネルをくぐり、広島東洋カープの本拠地を新幹線から見たのですが、新大阪まで2時間半ぐらいで、近いなぁという印象でした。
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新大阪からは地下鉄に乗り換え、難波経由で鶴橋で近鉄に乗り換え、奈良県香芝市へ移動しました。奈良医大系の開業の先生方の運動器エコーへの情熱は「ハンパない」もので、とても栃木では学べないものです。こちらも縁あって、年に数回エコーの勉強に行かせてもらっています。
今回は腰と殿部の観察について、名古屋の理学療法士の先生を講師に招いて学ぶ会でした。名古屋・岐阜といった東海地区も運動器エコーが盛んな地域です。
まだまだ学ぶことだらけで、追いつけないレベルにいますので、今後も全国へ飛び回れればと思います。
大阪に戻り、早朝の新幹線で栃木へ移動し、午後から診療を行いました。

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 台風から4日が経過しました。下野市でも川から距離のある台地側に立地している当院は被害はなく、個人的にも知り合いの方々からご心配をいただき、ありがとうございました。
 一方で、下野市内でも川に近い地域では避難指示が出ました。一時避難をされた方が、骨粗鬆症の治療薬追加などでの定期的な来院をされており、避難の様子などもお話をお聞きするようになりました。
 やはりここ数十年ではいちばんの増水だったようです。下野市と小山市の境界付近で田川の放水路があり、長年そのあたりにお住まいの方にお聞きすると、放水路ができてからは洪水がなくなったというお話でありました。
 テレビでしか見ていませんが、宇都宮駅のそばで同じく田川があふれたのも驚きです。つい2週前ぐらいに宮の橋で写真を撮ったばかりで、会食に利用したお店も入口は被害に遭われたかもしれないですね。
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 また、県内各地、特に小山・栃木・足利・佐野などの南部、あるいは茨城県結城市など鬼怒川周辺に、お住まいとか通勤・通学の方々からも、報道されない被害状況をお聞きしています。また、Twitterでの投稿を見ても、今回の台風の被害の大きさに驚くとともに、被害あるいは影響を受けられた方にお見舞いを申し上げます。4年前の豪雨でも小山市の白鴎大周辺や栃木市の栃木工業高校の被害のお話を直接聞いたことがありますが、再度今回も被災され、学校関係者や住民の皆様の心情をお察し申し上げる次第です。
 台風そのものによるケガの方は来院されていませんが、後片付けの手伝いで痛みがでたという方はいらっしゃいました。今後、復旧に向かうにつれて、疲労の蓄積も予想されます。ひどい痛みになるまえに受診をされることもご検討下さい。
 当院に通院中の高校生からお聞きした学校およびグラウンドの被害状況も大変なものがあります。
 野球部の生徒が多く来院されるわけですが、とても野球がやれる状況にない高校もあるようです。
 高校に限らず、野球については練習を河川敷のグラウンドで行っているチームも少なくないのではと思われ、野球ができるようなグラウンドになるには、相当な時間やお金がかかるということもあるのでしょう。大会が延期という話も聞いています。
 そんなこともあって、県野球連盟が主催で10/26-27で開催予定だった、学童野球選手の保護者向けのイベント「ママ会」が延期になりました。講演の依頼もあったのですが、年明けに延期のようです。
 栃木県だけの問題ではなく、関東・信越・東北での広範な被害ではありますが、当院のレベルでは、身近なところで「がんばろう栃木!」ということになるかと思います。
 後片付けで整形外科の扱う運動器(筋・腱・骨など)の痛みに加えて、乾燥に伴いほこりが舞う中での作業で呼吸器系のトラブルが生じる可能性もあるでしょうし、人が多く集まるところでの作業ではインフルエンザの感染のリスクも高まることが懸念されます。
 心身ともにお疲れになられることと思いますが、上手に医療もご利用いただくこともご検討下さい。
 早く平穏な生活に復旧されることをお祈り申し上げます。
 

 10月5日土曜の午後に股関節のエコーに関連したセミナーが品川でありましたが、早めに出発して、神宮球場での東京六大学野球の法政大学対明治大学の試合も途中まで観戦しました。
 湘南新宿ラインを新宿で乗り換え、千駄ヶ谷から建設中の国立競技場の横を通って神宮球場まで行きました。この道は、かつて初台から飯田橋まで自転車で通勤していた際は連日通っていたので、懐かしい感じもしました。
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神宮球場も都内に勤務していた頃は仕事帰りにプロ野球を観に行ったこともありましたが、栃木に来てからは数年前に六大学野球を観て以来です。栃木の高校野球と比べると、当たり前ですが大人がプレーし、大人が応援しているという感じです。観客もきっと六大学の卒業生も多いのでしょう。洗練された方が多い気がします。
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 神宮球場から品川でのセミナーまでの移動は何も考えずに総武線で秋葉原方面に乗りましたが、アプリの乗り換え案内を見ると代々木へ出て山手線内回りが早いと知り意外でした。
 品川も海岸通り側はオフィス街で駅から離れたところまでははじめて歩きました。
 セミナーは股関節のエコーや内視鏡に関連したもので、当院でも股関節周囲の患者さんがスポーツを行う若い方も含め増えつつあり、勉強させていただきました。
 股関節鏡の第一人者である産業医大の内田先生のご講演もあり、国内留学をされている自治医大の先生も来られていましたし、腰痛・仙腸関節痛・殿部痛に対するエコーの大家のおひとりである名古屋の吉田先生もお見えになっており、お忙しいなか東京まで受講に来られるのには改めて敬意を表するところです。
 やはり常に学ぶ姿勢を持たないといけないと思った次第です。
 診療ではズボンを脱がないとエコー検査ができないため、ついついエコーまで実施していないケースもあるのですが、スポーツの筋損傷などは男子高校生が多いため、検査の必要性を理解してもらって股関節のエコーも経験を積ませていただきたいと思います。

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当院の敷地からも自治医大が見えます。
当院近くの小学校にも中学校にも自治医大の先生方のご子息が多数通学しています。
外を歩いていても、栃木県では本来レアと言っていいナンバーの車が走っていて、平泉ナンバーを見た後すぐに広島ナンバーが走っていたりして、時に鳥取とか沖縄など遠くのナンバーの車走っていることもあります。
下野市は人口当たりの医師の人数も多いとされていますが、自治医大の影響と、医学部のある自治体としては最も人口が少ないのではないかということが影響しているのではないかと思います。
このため、受診をされる方のなかにも医師、看護師をはじめとした医療従事者や、医学生や看護学生が多く、治療内容を見られているわけで、時に学生にミニレクチャーをするようなこともあり、いい加減な診療はできません。
学ぶ姿勢を持ち続けながら診療を行っています。
休診日を利用して本日も品川で股関節の勉強でした。
明日の日曜診療からよろしくお願い申し上げます。
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