薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2020年05月

 長いタイトルで申し訳ありませんが、栃木から野球で大学や高校に進学した選手が通学も練習もできない間、栃木に帰省してきて、受診をしていただくことがありました。また、ある大学の選手の保護者とSNSでつながっていた関係で、選手からも友だち申請をいただきました。
 いずれも中学生の頃から知っている選手で、貴重な帰省の時間に来ていただいたり、SNSで連絡をいただけたことをありがたく思います。
 高校では主将だったり、甲子園に出たり、出る予定だったりしたした選手たちで、今後も活躍を期待しています。
 首都圏と違って、子どもの頃から転居が少なく、地元で育っていくため、学童の頃から知っている選手が大学にいくところまで見届けられるケースも多くなってきました。
 知っている選手がテレビを通じて活躍するのを見られるのは、やはりうれしいものです。
 6月から練習再開ということで、寮に戻るという話もでてきました。
 県外のそれぞれの学校でケガや故障なく活躍をしていただければありがたいです。
 いつの日かNPBやMLBに行く選手が出てくる日が来ることも楽しみにしています。
 
 写真はイメージです。内容とは直接関係はありません。

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 緊急事態宣言が全国的に解除ということで、完全に感染が防げるようになったわけではないけれど、感染予防に気をつけながら、社会を動かしていきましょうという局面になったと思われます。
 交通事故に遭うといけないから車に乗らないということではなく、安全装備のついた車に乗り、皆で気をつけて事故を予防しましょうということと似ているような気もします。
 
 医療は外出自粛中も受診継続を勧められていたものですが、実際には受診を控えるという動きが当院でもあって、感染が怖いからリハビリを辞めるという方や、連絡もなく通院を中断している方がいたようです。都内に比べればまだ程度は軽いものでしょうが、それでも過去に例のない来院人数の減少、初診の来院人数でした。

 首都圏より一足先に栃木県で緊急事態宣言が解除されてからの日曜診療は、それまでと比べて少し流れが変わったようです。来院される人数も回復してきているように思われました。
 コロナ以前とくらべればまだまだですが、県内各地からの来院が増えたようです。日光市、那須烏山市、鹿沼市、宇都宮でも北部など、外出自粛中にはみられなかった地域からの来院をいただきました。
 また、スポーツ系の症例が少し増え始まったようで、競技再開に向けて準備を始めたところ気づいた症状ということかもしれません。
 逆に以前からの症状について受診を控えていたのを、外出自粛の終了とともに来院されたようなケースもありました。本来は受診すべきだったのに初期対応が遅れるということにもなり、もったいないパターンです。
 いろいろな施設で診断をつけられずに長引いていた痛みが、ある病院の心臓血管外科の先生からの紹介で来院され、エコー像を見ながらの注射で劇的に取れてしまったという症例もありました。
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 外出を控えていたことで疲れやすい筋肉になっていたり、筋力が低下していたり、コロナ以前とは様子が異なっている可能性があります。痛みを伴わないので気づいていないことがありますので、急激に元のレベルで使い始めるとケガをする可能性があります。
 6月から学校も始まりますし、都内へ通勤再開という方も増えると思われ、日曜診療でないと受診できないという方が増えれば、待ち時間が長くなることも予想されます。現在はそれでも日曜の夕方は来院される方が多くないのですが、今後スポーツ活動やレジャーなどで外出が増えると夕方にも受診される方が増えていくことも想定しています。
 日曜に比べれば、平日は空いていますので、平日の受診が可能な方は徐々に日曜から平日へのシフトをご検討下さい。

 夏の高校野球が中止となりました。
 ある程度予想されていたこととは言え、残念ながら決まってしまいました。
 夏の県大会は開会式も大がかりで、ここ何年かは、一応「来賓」としてバックネット前で福田県知事さんの斜め後ろあたりに座らせていただいており、楽しみにしているイベントです。
 そんなわけで、知っている選手も数多くいるので、いろいろ複雑な心境です。
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 昨年は改修された県営球場での開会式でした。
 例年、各チームのベンチ入りメンバーの中には、過去に受診をしたことのある選手あるいは大会の合間にも治療を受けながら大会に参加する選手が多くいて、高校によってはベンチ入りメンバーの半数以上に関わったことがあったりしました。
 夏の大会前最後の診察では高3の選手とは握手と記念撮影をして送り出しています。
 また、県大会では休診日を利用して各球場の大会本部に入れていただき、ケガや熱中症の初期対応をさせていただいています。試合後にベンチ裏で選手に声をかけることもあります。
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 一昨年は熱中症で救急車に多数出動してもらう状況に立ち会うことがあって、応援団の密集が気になっていたところですが、高校野球に限らず、スポーツの観戦・応援のあり方は根底から見直しが求められることになるのでしょう。
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 県大会レベルではスタンドが満員になることはないと思われますが、夏の甲子園大会ではチケットを買うのに数時間並んで入場したことが何回かあり、密接を避けるという考えに立てば変革が必要です。

 ケガや故障の予防、熱中症の予防に加えて、今後はスポーツの現場でも感染予防対策も考えていかなければいけないということでしょう。
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 高校野球に限ったことではありませんが、コンタクトスポーツ以外は地区レベルでの大会を早期に実施する方向で模索をしていくものと思われます。
 都道府県の面積には極端に差があり、北海道はもちろんのこと、東北や新潟などは県内の移動に時間がかかるでしょうし、栃木でも宇都宮まで1時間以上かけて移動する高校はあるのではないかと思いますので、バスでの選手の移動はマスク必須ということになるのでしょう。

 いままで全く経験のないことが起こって、新たな仕組みを作っていかなければいけないのは、スポーツに限ったことではなく、社会あるいは世界すべてが新しい秩序を作り適応しなければいけないようです。そしてうまく経済を回さないといけないわけです。

 スポーツや芸術は生きていくうえで必須とはされないこともあり、緊急事態では活動停止にされてしまいます。生命に直接関わらない運動器疾患も不要不急と考えられることがあり、手術が延期になっている地域もあると聞きます。救命救急の現場でも整形外科の出番はどちらかというと後の方です。
でも、第1波が終息しつつあるなかで、多くの人が新しい秩序に向けて動き、模索し、ときにもがく状況では、ときにスポーツや芸術から勇気や感動をいただけるとありがたいのではないかと思います。

 当院はスポーツ選手の治療にも関わってきました。これから新しいステージに向けてスタートを切る選手をひきつづきサポートしてまいります。
代替的に高校野球の県大会が開催されるようであれば、医療サポートもしていきたいと思います。


 何件も病院を受診し、鍼灸や整骨院や整体にも行ったけどよくならないという方が県内のどこからか来院されることがあります。すでにくすりもいろいろ使った、注射も試した、その場は楽だけどすぐに元に戻るというような訴えのことも少なくありません。
 このような場合は経過が長く、年単位であったりすることもあります。
 当院へは誰かに話を聞いて・・・というクチコミが多い気もします。かかりつけの内科の先生から勧められてというケースもあり、まだお目にかかったことのない宇都宮の内科の先生から紹介されてくることもあります。
 家族がリハビリをはじめてよかったので、自分もリハビリを受けたいという形で来院されることもあります。親子や夫婦で原因は別々の疾患でリハビリを受けているという例が増えてきました。
 これらは大変ありがたいことです。

 ご本人の症状訴える場所は限定的だったりするのですが、ご本人の気づいていない場所の機能低下が隠れていたり、もともと柔らかい関節のはずなのに機能低下で関節や筋肉が硬くなっていたりというような問題が見つかることも多いです。
 原因が複数でそれらが絡み合っていると長期化してリハビリも大変で、理学療法士も手こずることがあります。
 治療は長引くと時間もかかるし、なかなかよくならないことで不安・不信につながることもあるし、何かと大変です。そして運動器リハビリテーションは発症からの期限があります。

 運動機能の低下は加齢はもちろんですが、生活の中で使わない部分はそれに拍車をかけている可能性もあります。需要と供給のような考え方をすれば、生活・仕事で必要な運動器の機能を維持していればOKなのに、気づいたら必要なレベルの機能よりも低下していると考えられるケースが多く、仕事や日常生活で疲れる・痛むということがあります。
 痛くないので困らないと思っていると、気づいたら以前できたことができなくなっているということにつながります。

 個人的には、ゴールデンウィーク中に自転車を20kmぐらい漕いだら筋肉痛になった、Facebookでプッシュアップチャレンジが回ってきて、腕立て伏せを何年ぶりかわからないぐらいにやったら、肩が痛くなったというエピソードがあり、これも使ってないうちにできなくなっていたという例と思います。
 普段このような運動の必要性が全くないため経年劣化していても気づいていなかったということでしょう。

 仕事や日常生活でいつも行っていることで疲れるとか痛みを感じるようであれば、負荷の軽減ということも考えないと、いつも使わざるを得ない場所の必要な動作なので、仕事に穴を開けるようなことになれば、社会的に問題となります。

 こういった症状は、できれば予防をしておくべきです。
 特に体を使う仕事の場合は、必要な筋力をどう維持しておくかが求められます。
 社会の少子高齢化のため、仕事も60歳までではなく、本人が希望すれば65歳まで働ける時代になっています。
 日々の生活で自由な時間にどれほど自分の体を動かすか、少なくとも生活や仕事で必要な運動器の機能を維持するだけの運動はしておくべきです。手っ取り早いのは歩くことだったりしますが、一歩上のレベルにしておきたければ、アスレティックトレーナーによる運動指導を受けることも検討してみませんか。
 当院のアスレティックトレーナーはスポーツ系のトレーニングはもちろんのこと、健康運動指導士の資格も持ち、中高年の皆さんの運動指導も得意としています。
 痛みが出てから治療をすればいいという考えでなく、痛くならないために予防の運動をしておくほうがよいと思いませんか。
 予防の運動は治療ではないため健康保険は使えませんが、治療では必要となる画像診断としてのレントゲンやエコー検査、治療としての薬や注射の料金がかからないわけですから、保険が使えなくても治療に比べて安く上がる可能性があります。
 新型コロナウイルス感染症の拡がりの第2波が来ないうちに、運動器の機能を少し高めておくつもりで準備をしておきましょう。
 そのためにアスレティックトレーナーを活用を強くおすすめします。
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 5/14に栃木・茨城を含む39県で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除になりました。
 あしかがフラワーパークに行ってきたとうれしそうに語る患者さんもいました。
 学校も分散で週1-2回の登校を始めたようです。
 6/1から通常の授業に戻すようですし、1週早く再開の可能性もあるようです。
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 緊急事態宣言の解除後の最初の週末となった5/17の当院の日曜診療においては、初診での来院が久しぶりに増加し、診療の前半は待ち時間が長くなってしまいました。
 ここ数日で生じた問題ではなく、以前からの症状に対する受診というケースもあり、受診を控えていた可能性も考えられます。
 医療機関の受診は外出自粛中もOKとされていたにもかかわらず、多くの方が受診を控えた結果、全国的に医療機関が患者数激減をしたようです。
 新型コロナウイルスの治療を行う内科への受診を控えるのであれば、わからなくもないのですが、関係のないと思われる診療科の受診を控えるのは望ましくない話で、例えば外出自粛の間に肩関節の動きがかなり悪くなったと思われる方も来院しています。今後リハビリに時間をかける必要があるわけで、3月~4月に来院してリハビリを開始していたら、動きの悪くなるのを回避できたかもしれず、少し残念な話です。
 
 また、栃木県内でも少し離れた地域からの来院もされるようになりました。外出自粛中はせいぜい隣接する地域だけでしたが、緊急事態宣言の解除に伴い、ちょっと遠いけど受診してみようと思っていただけるようになったということでしょうか。宇都宮の北部、鹿沼市、そして那須烏山市からの受診もありました。
 
 人と人が接近しなければ飛沫感染は起こらないので、ソーシャルディスタンシングと言われるようになりました。テレビでも出演者は離れていればマスクをつけずにいます。
 人の距離を保ち、手洗いの徹底とマスク装着で、感染をかなり減らせるということを私たちは経験したように思います。
 感染者数が多いのは大都市周辺で、それ以外の地域で県庁所在地でもなければ、感染は起こりにくいと思います。栃木県もポツポツと感染者が出るのは宇都宮市だったりします。
 今後、どこまで元の生活に戻し、どこから今までとは仕組みを変えて生活をしていくのかが問われます。第2波の感染拡大も想定しておく必要はありますが、やはり大きな街が中心となるものと考えられ、栃木や茨城西部はそれほどの問題は生じないことを期待しています。
 
 学校とスポーツ活動がどこまで元通りになるのかが次の課題でしょうか。
 まずは授業の遅れを夏休みを短縮させて調整すると思われますし、多くの学校行事も中止をするのかもしれません。
 教室の広さが変えられないなら、1クラスの人数を減らさないと安全に授業ができないと考えるのか、新しく作られる建物なら大きめの教室になっていくのかどうか。
 スポーツ競技もコンタクトプレーのあるスポーツは当分再開できないのかもしれないし、それ以外のスポーツもルールを変更するような動きが出てくるのかどうか、わからないことだらけです。ゴーグルとかフェイスガードをつけるなんてのが当たり前の時代が来るかもしれないです。
 コートが分かれていてシングルスで行うテニスやバドミントン、卓球などラケット競技は問題ないような気もします。
 そして、学校とスポーツにまつわるあらゆる分野の経済がどう動き始まるのか、医療も関係するので、大変気になるところです。
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 今までの価値観とは異なるのが当たり前になるのかもしれません。
 前を向いて進みながら、新しい価値観や考え方に適応していく必要に迫られるのでしょう。
 新しい流れに適応するためにも心身ともに健やかにしましょう。
 
 

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