薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、診療に限らず新たな情報を述べていきます。

2021年01月

当院では来院される方の平均年齢や世代別の人数などを毎日データとして確認しています。
基本的には10代の来院が多いので、ある日10代が少ないと平均年齢が高くなって、何らかの理由があって来院を回避しているのではないかと考えております。
ちなみに当院に来院される方の平均年齢は40代前半ですが、10代が来院を控えると平均年齢が50歳を超える日もあります。
この時期に多いのは入学試験か学年末試験ということかと思われます。
先週の大学入学共通テストの前も10代の来院が減ったのですが、ここ数日も来院数が減っていて、県内の私立大学の一般入試がここ1週間以内に行われることと関連があるのかなと考えています。
また、大学生は学年末テストかもしれません。

2月からは予約診療なので、ご自身で当院ホームページからリンクする予約サイトを確認していただき、ご自身の都合で予約を入れて受診していただく形になります。

2月の初めには県立高校の特色選抜も始まります。
受験生とその家族が来院しない日が入試数日前から増える可能性があります。

受験に関係ない方は入試の試験日とその数日前ぐらいまでを、診察やリハビリの予約の日として狙っていただくとよいかもしれません。

このところは18時台が空いています。
緊急事態宣言で20時には家にいたいという方が増えたということかもしれません。
医療機関への受診は緊急事態宣言でも認められていることです。そのための20時以降の帰宅も問題ないはずです。

空いている時間帯を確認して予約を入れていただき、待ち時間が少なくなるようにすることも新型コロナの感染予防にもなります。

2月からの予約システムを上手にご活用下さい。

IMG_5296-2

 新型コロナ感染拡大で緊急事態宣言となりました。
 栃木県知事の会見で県立学校の部活動は平日90分はOKというものがありました。
 これを受けて、県立高校の選手は週末はスポーツができず、平日も内容を絞って90分練習をしているという状況になったようです。
 一方、下野市は中学生の部活動は中止で、同様の措置の地域もある一方、聞くところでは鬼怒川を越えた真岡市では部活動は中止にはなっていないようです。

 公立学校は教育委員会の指揮下にあるから致し方ないのかもしれませんが、一方で私学の高校や民間のスポーツクラブ、スポーツチームなどは自主トレだったり、通常どおりの練習だったり、対応に差があるようです。

 高校生が平日90分いいのに、下野市の中学生が全然ダメというのも理解に苦しむところです。

 逆に、部活動を続けている地域の中学生はOKで、その地域の高校は週末ダメというのも変な話です。

 体育は校庭で行うのに、成長期の子どもたちに放課後や週末は校庭を全く使わせないのもいかがなものでしょうか。公園に集まってしまうよりも分散していいような気もしますが。

 また、ある学校で体育はバレーボールはダメだけどサッカーはいいとか、よくわからないものもあったりしました。

 中学硬式野球もチームによって対応の差があるようですし、茨城との県境の近い当院には茨城県から通院する小中学生もいますが、政府の行う緊急事態宣言と県独自の緊急事態宣言の差なのかわかりませんが、栃木と茨城でもスポーツ活動への対応に差があるような気もします。

 家庭内感染がいちばん多いとされるようになっているなか、週末に自宅で家族と一緒にいる時間が長くなり、飲食を一緒にする時間も長くなるのが安全かどうかも検証すべきかもしれません。
 
 緊急事態宣言の後に体育でのケガも来院しています。

 新型コロナとの闘いの最前線としての自治医大が当院から見えます。
 本当にお疲れさまで、感謝申し上げるところです。
 新型コロナ以外の病気・ケガ・事故で自治医大をはじめとする最前線の病院にご迷惑をおかけしないことが、後方支援かもしれません。
 運動器の立場では、ソーシャルディスタンシングに配慮した適切な運動は行われるべきと考えます。
 新型コロナに関連して、交通事故は減っているという話はあります。高齢者の転倒骨折や、子どもたちのケガも減っているのかどうか、将来コロナ問題が落ち着いたら検証されるべきかと思います。

IMG_5267-2

 リハビリ通院中の方に「リハビリは週1回しかできないと思っていた」と言われることがあります。
 いささか機械的にリハビリの計画書に「週1回程度」と書かれてしまっているためかもしれないのですが、リハビリは病状によって通院頻度を変えていただいてOKで、最初のうちは多めでよくなってきたら徐々に頻度を減らしていくという考え方もあります。
 また、ご本人のモチベーション・意欲や、スポーツ復帰に関連して「この日までに試合に出られるようにしたい」というような強い希望があれば、週3回実施しても構いません。
 2月からリハビリも含めて新しい予約システムで予約管理を行ってまいります。
 WEB上でご自身で予約の入れたり変更できたりもします。
 担当の理学療法士を固定する必要もありません。
 いろいろな先生のリハビリを受けてみたい、そのなかでいちばん上手な先生・自分にいちばん合う先生という考え方をされてもOKです。
 何人かの理学療法士が手を変え品を変えリハビリを行ったほうが、治療のヒントがみつかることもあります。
 また、土曜診療開始にともない、シフト制勤務になっていますので、患者さんが希望する日に担当理学療法士が休みということもあります。そんなときにリハビリが2週行われなかったという事例もかつてありましたが、患者さんファーストで考えればおかしな話であり、1名の理学療法士に固定することなく、ご自身が受けたい日に勤務している理学療法士を選んでいただくことをOKとしています。
 日曜には非常勤の理学療法士も勤務しており、なかには月に1回来るかどうかという者もいます。

 専業主婦、リタイアした高齢者、会社役員など時間が融通の利く方や、人生を左右する大事な大会を控えた選手などは短期で多めにリハビリを行うことをご検討下さい。

 結果として短気で終了できれば、医療費は総額では変わらないか安いこともありえます。
 不都合のないように、積極的に運動器リハビリを受けていただくよう、お願いいたします。
IMG_5315

 2月から当院も予約診療を本格的に開始します。
 新型コロナウイルスの感染予防対策として、待合室にいる時間を短くすることが求められます。
 予約診療とすることで、早めに来て長くお待ちいただくことのないようにしたいと考えております。
 
 予約システムにはWEB問診システムも連動させて、事前に自宅で問診システムに入力をしてきていただくと、来院から受付を経て診察室へ入るまでの時間が短縮できます。
 
 予約システムの変更に伴い、診察券もスマホのアプリを使えるようになります。
 当院は小学生~高校生の受診が多いですが、かなりの確率で親御さんの車で来院します。
 なかには兄弟姉妹のどなたかと一緒の受診、親子での受診といった例もありますが、診察券のアプリは1台のスマホでご家族の診察券を一括管理できるので大変便利です。
 バーコードの導入で受付がスムーズになり、スマホであれば非接触型の受付で感染リスクの減少も期待できます。

 スマホがないという方もいらっしゃいますので、診察券も使える形も残すのですが、これまでの診察券はバーコードがありません。
 そこで、診察券を利用される場合はバーコード付きのものを再発行という形を取らせていただくことになります。
 新型コロナウイルスの感染予防の意味でも可能な限り非接触型であるアプリへ移行していただくことを推奨します。
 診察券再発行は手数料をいただくので、ご家族数名分となるとアプリと比べてもったいないということにもなります。
 
 是非、スマホのアプリをご利用ください。

Check ON20210119

 栃木県は私立高校の入試が一段落し、この週末は大学入試共通テストで、本格的に大学入試のシーズンに突入します。その後、他県の私立高校の入試、栃木の県立の特色選抜、一般入試と続いていきます。
 当院は10代の受診が世代別ではいちばん多いので、10代の来院が少ないなと感じたときは何かのテストだったりします。学校の定期テストだったり、実力テストだったり、そして入試だったり。
 そして、受診は保護者の車に乗ってくることが圧倒的に多いと思われ、自分が受験生であればもちろんですが、兄弟姉妹が受験生だったりすると、親御さんは受験生優先モードになるので、受験生ではない患者さんが受診させてもらえないという現象が起こっているように思われます。これは例年のことですね。
 近所の学校であっても、寒いし、日が短いので暗いから、という理由で、車で連れてきてもらう生徒が多く、自転車で来ればいいのにと思うところですが、いったん車に乗ってしまえば楽、ということを知ってしまうと、通学以外は自転車に乗りたがらない地域でもあります。
 もちろん車で30分~1時間以上かけて来院する生徒もいますので、家の中が受験生中心モードになると受診は後回しになるのもわからなくはありません。
 さらに、栃木県南部はスキー部やスケート部といったウインタースポーツ競技がほとんどありませんので、これらのケガや故障での来院もなく、当院に多い野球部は冬はオフで実戦的な練習もなく、来院が少ない時期です。
 ということで、運動器リハビリを行っている方の人数も一年でいちばん少なくなります。
 そんなわけで、時間余裕のある方は週2回以上のリハビリを行っても大丈夫です。
 短期集中でリハビリを行い、早めにリハビリを卒業していくことが望ましいように思われます。
 ましてや、新型コロナでスポーツ活動も制限がかかり、レジャーも控える状況ですので、初診での来院も少なくなっています。
 リハビリに関わるスタッフはゴーグル装着をはじめていますし、私もゴーグルを装着しての診察です。
 感染を恐れて受診を控え治療が遅れるのももったいないところです。中高年以降の場合は、筋力低下、転倒、介護といったリスクにつながることもあります。
 しっかり警戒をすべきですが、受診をしなくなるのはかえってよくないことが多いものと考えていただければと思います。

IMG_5057

↑このページのトップヘ