薬師寺運動器クリニック院長のblog

栃木県下野市の日曜診療・祝日診療の整形外科・運動器リハビリ・スポーツクリニックである薬師寺運動器クリニックの院長がつづるブログです。 土曜日も月に2回程度の診療をして、週末に多く発生するスポーツやレジャーでの痛みに対してなるべくその日のうちに治療開始できるようにしています。 栃木県や茨城県西部の野球選手が数多く来院されます。 診療に関連して是非知っておいていただきたいことや、新たな情報を述べていきます。

2021年04月

4/29は午後を休診にさせていただき、当院のスタッフの大部分が新型コロナウイルスワクチンの接種の1回目を受けました。当院スタッフへ接種を義務とはしておらず、受けないという者もいたので、全員ではありませんでした。

下野市の接種は、開業の医師が担うということになっているのですが、開業医の休診日は水・木・土・日が多いと市当局が判断して、接種日をその曜日に設定してしまっており、当院は本来は4/29は祝日診療で19時まで診療のはずなのですが、午後休診とさせていただきました。
接種する側の立場としても、看護師は連休中に参加するようですが、私は高校野球のサポートもあり日程がうまく合わず、6月に問診の係として土曜に参加する日がある程度です。
金曜にも接種する日を設定していただければよかったのですが。
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さて、接種の報告ですが、医療従事者は石橋のきらら館で行われます。今後高齢者や一般住民も石橋地区のかたはきらら館になるものと思われます。ひとり1台の車という地域でもあり、駐車場はそれなりに混んだ印象で、一般の接種になった場合はもしかしたら駐車場の空きが足りないということになるのかどうか。
医療従事者の接種ということで、受付から予診票の確認、問診、接種はスムーズに流れました。接種後は15分程度イスに座って待つだけでした。30分待つかもと思っていたので、短くてよかったです。
これからは気温も上がりますので、半袖の服を着て、肩を出しやすくできるほうがよいと思います。
個人の感想ですが、注射そのものはほとんど痛くありませんでした。帰宅後に少し腕が重い感じがしたのと、腕を上げると軽い痛みを感じる程度でした。
素直に考えれば、メリットが大きいはずなので、ワクチン接種を受けるべきと思います。
3週後に2回目の接種ということで、当院は5/20木を再び午後休診として接種を受けてくる予定です。
午後休診に対するみなさまのご理解とご協力に感謝いたします。

 新学期が始まり、2週間が経過します。
 八重桜もそろそ終わり、春から初夏へ移行しつつあります。
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 1年生の皆さんは新しい環境に適応するのに戸惑う時期かもしれません。例年あと1か月もすると、高校1年生や中学1年生といった新入生がどこかが痛いために来院するケースが増える時期になります。

 高校に入学した場合は、通学が中学までと異なり、電車・バスを利用することが多くなり、朝早い電車に乗る必要が出てきたります。首都圏と異なり1本乗り遅れると遅刻する可能性もあるため、少々急ぎながら駅へ向かったり乗り換えたりして、気がつくと筋肉の張りを生じたりします。
 明らかなケガもないのに痛むという人はすでに来院されています。
 扁平足であったり、身体が柔らかい人だったりして、筋肉に十分な「余力」がないと疲労しやすい可能性があります。腹筋・背筋も疲れやすい児童・生徒が増えているかもしれず、新型コロナで学校が休校が続いた後から、授業やテストで疲れるという声を聞くようになりました。
 
 中学生まではテストの時間はせいぜい50分なのでたいしたことはないのかもしれませんが、高校生になると模擬試験が90分・120分・180分というような科目も出てくるはずです。
 2時間座っているとつらいという生徒には、テストの後半は集中しづらくなることが懸念され、実際に入試が近づいてきたときに肩がこる・腰が痛むという訴えで来院された高校3年生もいました。

 本来は学力があるのに、筋肉の疲労のためにテストの点数が取れないという現象が起こりつつあるということかと思われます。
 電車通学の高校生も、自宅最寄り駅まで自転車あるいは親の送迎、学校と駅の往復も自転車やバスというケースが珍しくありません。朝の電車は立って乗るものの、帰りは座るという生徒も多く、通学以外は歩かないこともまれではありません。私立高校によっては送迎バスを運行しているところもあります。
 生活の中で腹筋・背筋・肩甲骨周囲の筋肉を疲れにくくしておくことが重要です。
 学力ではなく筋肉で受験に不合格になったら残念すぎる話になってしまいます。
 スポーツ引退後も、あるいは運動部ではない人も、勉強に支障のない筋肉にしておく必要があります。車に頼らない・頼りすぎない生活をしましょう。

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大都市や県庁所在地など市街地では、空いている土地がなかったり、あっても地代が高いので、広い敷地の診療所は少なく、ビルの中の診療所ということも多く、広いリハビリ室がなかなか確保しづらいものと思われます。
ビルの診療所であっても空き物件そのものが少ないのではないかと考えられるので、市街地では新規開業もなかなか大変なのだろうと思います。

そんなわけで、市街地には昭和の時代から続いている診療所が多いのかもしれません。昔からの患者さんもいるから簡単には移転できず、建て替えも難しいとなると、昔ながらの建物の中で旧態依然とした治療を行っているなどということも少なくないのかもしれません。

整形外科の診療所では、理学療法士が勤務しておらず「リハビリ室」という名の部屋で器械で頚や腰の牽引治療をしたり、電気治療・超音波治療・渦流浴・ウォーターベッドなどの物理療法を行い、運動はせいぜい肩に関連して滑車を使ったり、ペダルを漕ぐ程度の治療という時代が長く続きました。
現在もそういう施設が多く残っているものと推測されます。「リハビリ助手」という名で資格のない人が機器の操作をしたり、あん摩マッサージ師がいて癒やしとしてのマッサージをする合間に機器を操作するということもあるかもしれません。

リハビリが運動器・心大血管疾患・脳血管疾患・呼吸器の疾患別に明確に分けられてから、特に整形外科においては診療所でも理学療法士を雇用して運動器リハビリを取り入れる施設が増えてきました。
高齢化の進行で、介護予防あるいは医療費抑制の観点からも運動器の治療が重視される時代になりました。

理学療法士がある程度の人数がいて、多くの患者さんのリハビリを同時進行で行うとなると、広い敷地で広い部屋が必要と考えます。北関東で整形外科を開業されたり移転新築される先生方は、市街地からは少し外れて大きな施設を作っていたりします。
首都圏ではない、北関東のアドバンテージかと思います。
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整形外科の診療所は、理学療法士がいて運動器リハビリを行う施設と、理学療法士がいない施設に分けられます。施設基準の問題もあって、リハビリ室の広さも定められていることから、最初に述べたようなビルの中の狭い施設では運動器リハビリを算定できないところがあります。算定できなければ理学療法士の給与を払えないので、器械をたくさん入れて、狭いところでは患者さん同士が隣りあうぐらいの間隔で治療機器を使っている施設も多いはずです。

春から進学で都内に転居するという大学1年生になる方々には、都内ではリハビリが難しいという話をしたことがあります。
宇都宮も街の中はビルが建ち並んでいます。
市街地の診療所の場所は存じ上げませんが、運動器のリハビリを行うなかで、実際に身体を動かして評価をするということについて、歩いたりジャンプしたり、スポーツの動作を模した動きが行えるかどうか。

運動器については、整形外科とは異なる、「医療類似行為」と呼ばれる施設も多数あります。市街地には多く存在します。
一部の患者さんは整形外科と混同していることがあり、全然違うものであるという説明をしています。

また、医療であっても、とりわけ高齢者においては、内科に通院している方も多く、腰痛や膝関節痛に対して「ついでに」湿布や痛み止めの内服薬を処方してくれるよう頼む患者さんと、そのことについては全く診察行為をせずに湿布や内服薬を処方してしまう内科の先生がいたりします。
この場合は病状が進行するまで整形外科には受診しません。
整形外科に行っても、「どうせ骨に異常はないと言われ、歳のせいで仕方がないと言われ、湿布を処方され、電気をかけられるだけ」と思っているから、だったら内科でくすりをもらおうということかもしれません。

当院に受診する前に行った整形外科の病院でも診療所でも、触診をされなかった、レントゲンしか撮らなかった、説明をしてくれなかったという患者さんは多いです。当院が2軒目・3軒目ということは珍しくなく、先日は5軒目という方もいました。
病状の説明を行うと、病状が進行した場合の想定を伝えることもあるため、逆効果で「話が怖い」「脅かさないでください」と言われてしまうこともあって、伝え方については反省と勉強をしなければとは思います。ただ、病状をしっかりと説明されていない方が多いのも事実です。
「歳だから」というのは当院では禁句にしようと思っています。せめて平均寿命の年齢を超えるまでは言いたくありません。
運動器の機能低下がベースにあり、特にはじめは筋肉の機能低下があり、これを放置することで関節を構成する軟骨や靱帯、さらには骨が傷んでいくという考えで、早いうちに見つけて運動療法としての運動器リハビリをしっかり行い、自主トレも行い、生活様式の見直しも行っていただくという治療の考え方でいます。

くすりは補助的なものとしてとらえ、特に痛み止めとしての内服や湿布はメインの治療ではないと考えます。当院はくすりの処方箋がとても少ないので、隣に薬局が出店してくれません。商売にならないということだと思います。

運動器エコーは20年以上の経験があり、ここ数年の若い先生方の研究報告について行くのは大変ですが、エコーをみながらの生理食塩水主体のハイドロリリース注射を神経周囲やファシアと呼ばれる結合組織に行う症例は大変増えてきました。
ハイドロリリースなどのエコーをみながらの注射は、即時的に痛みが軽減することも多く、スポーツ選手のようにすぐに痛みを抑えて試合に出ないと、契約とか現役続行の可否とか進学に関わるというような場合はかなり大事になってきます。
注射と運動器リハビリの組み合わせを主体として、必要に応じてくすりを組み合わせるというのがこれからのゴールドスタンダードになると確信するところで、こういった治療が広く普及する必要があると思います。
エコーもやらない、運動器リハビリもやらないという施設は取り残されていくのかもしれませんが、くすりをもらって電気をかければいいと信じている方がいる以上は、棲み分けで一部は生き残っていくのかどうか。
エコーを用いた診療で、これまでに教科書には書かれてこなかったような病態の理解が進む可能性も高く、これまでに必要以上に行われてきた手術もあるのかもしれないとさえ考えるところです。

栃木県ではまだエコーとハイドロリリースとリハビリを熱心に行う施設が少ないのかもしれません。まだまだ発展途上の領域で、全国の先生方がこの分野を熱く語っていますので、置いていかれないように日々研鑽しなければと思っているところです。

そんな当院へ県内外からお越しいただきありがとうございます。
宇都宮からも小山からも当院へは車でも電車でもアクセスは比較的良好です。
最近はさくら市氏家、高根沢町宝積寺付近からの来院も増えつつあります。
茂木・烏山・矢板・大田原から通院をしている方もいます。
真岡や芳賀町は隣接地域ということで当然のようにお越しいただいています。

距離は近いのに県が異なるということで、筑西・結城・古河は栃木県内と比べると少なめの人数ですが、八千代町から通っていただいている方もいます。

新学期が始まり、中学生・高校生のスポーツの症例が増えてきました。さらに大学生のスポーツの症例のほか、社会人やBCリーグの野球選手にお越しいただくこともあります。

当院の診療理念を「私たちは みなさまの運動器の症状に応じて 熱意を持って診療いたします」と定めました。
5月7日に当院は薬師寺運動器クリニックとして7周年を迎えます。
引き続き地域の皆様、スポーツ選手の後方支援をしてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。






4/10から栃木県の高校野球の春の大会が地区予選から始まりました。
当院は栃木県の高校野球選手の治療に関わることが大変多く、宇都宮・小山・栃木周辺の学校はほぼすべて来院されたことがありますし、県北部や両毛地区の高校からも来院いただくことがあります。
下野市・小山市・上三川町・壬生町出身の選手の場合は、学童野球や中学野球の頃から知っているケースも多いので、野球に関連した成長の過程を見せていただく形にもなっています。

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当院で治療に関わったことのある選手の試合を中心に、休診日を利用して観戦させてもらっています。ケガ人が出た場合の対応のために球場に行くことがほとんどなので、大会本部で観戦することが多いのですが、日曜の診療前に1試合だけ観戦という状況だったため、4/11は久しぶりに県営球場のスタンドで試合を観ました。
ちなみに県営球場は駐車場が有料になりました。2時間まで無料、6時間まで200円、6時間以上300円です。
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地区予選は勝てば県大会進出、負ければ次の公式戦はもう夏の大会ということで、リーグ戦ならいいのにといつも思うところです。
高校野球は本来なら球数制限が始まって、高校野球200年構想のもと、どう選手を故障から守るかが議論されるべきところなのですが、現在は新型コロナの感染予防対策で思うように運営ができないと思われ、高野連の先生方もご苦労されていると察するところです。
春のさわやかな気候で、派手な応援もないぶん、打球の音や選手たちの声もよく聞こえることもあって、気持ちよく観戦できました。
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日差しは強くなってきていて、少し日焼けした感じもあります。すでに脚がつったという選手もいましたので、脱水対策・熱中症対策はしっかり行って試合に臨んでいただきたいと思います。
宇都宮清原球場はスコアボードの調子がなんだかよくないようでしたが、4/24からの県大会を楽しみにしています。
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選手の皆さんはケガや故障を防ぐべく、身体のケアを十分に行っていただきたいところで、強い痛みになる前に、早めに受診をしていただくようお願いします。
すでに春の大会の敗退が決まってしまった高校の特に3年生は、最後の夏に向けて準備をしっかりとしていただきたいと思います。

 医療機関向けに新型コロナウイルスワクチンの接種の日程が提示され、下野市でもいよいよ、あるいやようやく、接種が始まるようです。
 市役所からFAXが送られてきて、明後日までに注射の希望日や接種に協力できる日について提出せよという結構無茶な指示がありました。
 しかも当院は金曜が休診なので、事実上翌日までに提出という状況でした。

 医師会と市役所は密接に連絡をしているのだと思いますが、一般の診療所は水曜か木曜と日曜、それと土曜の午後が休みという型にはめたような考え方を市当局は持っていると思われ、予防接種の日程の設定がそれらの曜日になっています。
 予防接種を行う医師としての手伝いは、当院の診療と関係ない曜日でないと無理と考えます。
 5月は土曜診療が3回あり、日曜は学会参加の週を除き毎週診療です。
 水曜も木曜も診療です。
 ということで、6月の初めに1回だけ土曜に予防接種のお手伝いができるという程度になりました。

 予防接種を受ける側としては、ひどい副反応はまず出ないにせよ、注射後の筋肉痛はそれなりの割合で出現するような話が散見されますので、翌日に休診であることが望ましいと考えました。特に、リハビリで腕を使う理学療法士は注射の痛みで翌日仕事に支障をきたす可能性も考慮する必要があります。
 一般の診療所のスタッフの皆さんは土曜午後に注射をして日曜に休養をするというパターンが多いものと思われます。
 そんなわけで、1回目の注射として4月29日(木)、2回目の注射として5月20日(木)の午後を休診とすることといたします。
 金曜日には注射を設定していただけないということで、注射のために臨時の午後休診は心苦しいのですが、ご了承下さい。
(写真は本文と関係ありません)

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